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ヂャリやさんのレビュー一覧

投稿者:ヂャリや

96 件中 16 件~ 30 件を表示

カモがネギをしょっているの見つけようとナベを持って出かけた先で、ネギを見つけた瞬間に人は、気がつくものである。「自分が鴨である」ことに。そして「鴨が鍋を持っている」状態にハッとした時は食事時だったりする。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ひょっとして「鍋」とは「アセット・アロケーション」のことかも知れない。資産配分と言うと聞こえはいいが、「さまざまなプロの餌食になること」と言い換えると、ゾッとする。

 本書は初学者用であるので、プロの実態までは深く切り込んではいない反面、大枠で理解の助けになることが出来る。いわゆる”ザックリ”まず全体をつかめる。
 しかもプロに勝つ方法を、事実を認めるステップから具体的行動までを次のように示してくれている。
・アマチュアは(投資情報、知識、行動において)プロにはかなわない。
・ところでプロは株価水準を妥当にするため、汗水たらして働いている。
 (妥当水準とのギャップにチャンスがある為、必然的にそういう行動になる)
・プロのコストは、アクティブファンド好きの投資家が喜んで負担してくれる。
・アクティブファンドはインデックスに勝てない。
 (本書での検証的事実であるが、そもそも勝っても負けてもプロには手数料が入る)
・そうであれば、インデックスに投資することにより、アマチュアでもプロに勝てる。

 とここまでは、よいのだが、今やインデックスもガタガタであることはご承知の通りだ。とは言うものの、いつまでもそうとは限らないのも投資の醍醐味だ。来るべき時に備えて、著者の言うとおり「資産運用の一環として、株式投資をトータルに考える」ためには非常にわかりやすい教科書であった。もちろん自らがカモにならないためにも。

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「目的も無く」ただ生きることはできるのに、「何も考えずに」ただ座るのは難しい。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 目的を持って生きることは、なかなか難しい。ただ目の前のことにとらわれて、動き回り、気がつくと同じ場所をうろうろ。目的を持っているようで、結果、持っていないのと同じような行動となっている。
 一方、瞑想するときに座る場合は、何か目的を持って座っては、いけないそうだ。
 これまた、難しい。雑念が当然のように湧き出てくる。普段、なにも考えずに生きていることの反動のように。
 何も考えるなと言われると、考えてしまい、目的を持てとなると、何も考えられなくなってしまう不思議。

 本書の例でいうと「水泳でたとえるなら”水に入ったら思いっきり体に力を入れなさい”と言い聞かせられ」、「溺れている人に”溺れるな”という」ことを続けているうちに、素直な思考回路及び感情そして行動すなわち、もともと持って生まれた水泳能力、そして瞑想力が書き換えられているのではないかと感じる。

 著者はいう「現代人は、目的に向かって努力することが絶対的に正しいという常識を疑ってもみません」、だからこそ「生きること以外に、本当は何もする必要なんてないんだ」という指摘は「世界観を根底からひっくり返してしまいます」と。
 さらに警鐘を鳴らす「一心不乱に梯子を登っているときは充実感はあるでしょう。けれど梯子の先は、ただ空中に突き出しているだけで」、やっとたどり着いた時に、そのことを気づかされる徒労感、つまり「燃え尽き症候群に陥ってしまう」と。これは本当の目的を持っていないのと一緒の状態だ。

 「自分の心の奥の声に耳を傾けて自分の本当の思いを実現しようとすると、不思議なほどトントン拍子にうまくいく」
 何か納得がいっていなかったり、したくないことを無理に目的にした場合は、もちろんいつもの通りの結末だ。

 心の奥の声が聴こえてくる瞑想、決して聴こうとしても聴けない、ただ瞑想することの難しさを知った一冊であった。。

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興味力が質問力の根底にあることがよくわかる。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 興味がなければ質問もへったくれもない。では、なぜ興味を持つのか。一つは偶然の産物であろう。出会いの偶然が心に何かを感じさせ興味を持つ。それは何かなどということはさておき、興味があれば、後は質問技術、本書にあるとおりである。
 もう一つは、目的。被質問者自体に興味がなくても、質問者に目的があれば、話しを聞かなければならないとい動機が生まれる。セールスしかり、怪しげなコンサルしかりである。

 さて、興味と目的がピタッとあったとき、質問力は大きな力を発揮する。「質問によってお互いの発想に刺激を受ける」そして「答えによって、さらにお互いに発展する」まさに著者のいうとおり「質問力が人々の間に化学反応を起こす」。
 質問することが喜びであり、答えるほどに真実に近づいていく実感。これがプロの質問力と感心させられた。

 ミラクルワード「では、どんな状態なら満足か」は「仮説の検証の目的」が「本当の答えにたどり着くことであり、仮説はそのための”仮の答え”に過ぎない」ことを教えてくれる。
 したがって、「仮説を立てながら、ときには仮説を捨てることが必要」となってくる。
 それは、「真実にたどり着く”呼び水”に過ぎない」のだから。大いに発想の刺激を受ける「質問力」であった。

 では質問される側はどうか。人は質問されると「なぜ」答えてしまうのだろう。
 たしかに「あなたの存在意義はなんですか」などと急に問われても答えに困ってしまう。
 しかしながら、天気の良し悪しのようなの会話の後、何の脈絡もなく例えば年齢について問われても答えることができる。その言語を理解し、適切な答えを膨大な知識の中から瞬時に選び出すことができる。相手が答えられることにあわせて質問の内容をレベルアップさせていくのも質問力ということがよくわかる。

 そして、共感や刺激を積み重ねた上で、
「なぜ、宇宙は存在すると思いますか」
というレベルの質問もできるような関係になる。
「それは、人を愛するためです」
と深い答えができる相手が一枚上であることにさえ快感を感じるのも質問力のなせる技である。
 興味と目的があれば理解も可能だと気づかせてくれる一冊でした。

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「”不公平”は誰にでも、”公平”にやって来る」 byヂャリや

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 投資家は「安く買って高く売ろう」ともくろんで、実際は「高く買って安く売って」しまう。
プロのトレーダーは「高く売って、安く買う」
 そして私達のチャンスは、著者のいうところの”セットアップ”を待った後のブレイクにある。もちろんそこにフェイク・リスクが背中合わせにあることを忘れてはいけない。

 売買が成立するというのは、考えてみれば、実に不思議な現象である。
まだまだ上がると思って買っているのに、売買が成立したということは、これから下がると思った人がいることを指し示している。同じ値段なのに、どうしてこうも考え方が正反対なのであろうか。
 たいていの場合は、買ってすぐ下がる。
著者によるところの「あふれるほどの情報」がある現在でも、注文を出してブラックアウトのような時間をすごす過去の売買行動時においても、事情は同じようである。
(いつの時代も「規律を守れない軽はずみの投資家が間違った時を選んで売買する」と著者は手厳しい。)

 株式投資の場合、売りが先か、買いが先かの自明の問いには即答できるが、通貨の場合はそうはいかない。資金調達したい企業が株式を売り出すのと違って、価格を演出する動機がない。
 原価20円の紙切れを1万円と決めて、皆がそれを信じれば、その通貨は1万円で取引される不思議はさておき、1万円が100ドルなのか200ドルなのか、ハンバーガーの値段を例に、もっとらしいことを言おうが言うまいが、売買は成立する。

 本書は「ファンダなんだカンダ メンタルズ」ではなく、テクニカルの詳細が、その時点における最も有効な使用例をまじえて詳述されている。ここで間違ってはいけないのは、「百戦危うからず」の”危うからず”は、負けないという意味ではないということだ。
何の準備もなしに、単に勝てると思って出動し、結果、負けるというお粗末はないということである。
 勉強になったのは「情報そのものではなく、情報に市場がどう反応したかがトレードのキーポイント」ということだ。

 損切が躊躇なくできるようになると、著者も体験済みの”サンドバック状態”がやってくる。そんな時に本書の各種テクニカルの解説と応用は、実に役に立つ。
 その上で、著者が言うとおり「トレードの成功の80%は自分自身の状態による」ことに気づく段階に入れば、まさに革命的である。

 トレードは、努力をしたからって、それが報われるほど公平な世界ではない。
「私達がトレードについて学ぶ目的は、勝つためではなく、壊滅的な負けを回避するためである」という著者の言葉がとても、感動的であった。

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なぜ、人は宝くじを買うのか。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 それは著者の言う「オープンエンド」だからだ。
オープンエンド、それは終わりなき旅。だからこそ学問は楽しいと言うことだが、著者の言うとおり、それは学問に限らない。セーフティーとチャレンジングのバランス、これが人を行動へといざなうと著者は断言する。また、安全基地があるからこその冒険とも。
 宝くじでは、買った金額以上の損は無い。そこが安全基地だ。外れても次々発売されるオープンエンド。そして何より、あったった時の想像は、終わり無き旅。
 
 本書は、最後から逆に読むとより理解が進む。最終形から逆に進んで、断片的主張そして、自慢話。普通は逆に構成されるが、さすが脳科学者、巧みに技を小出しにしてくる。。ただし、本を最後から最初に向かって読むことは想定外だったのではないだろうか。
通常は、「はじめに」がきて、目次読むと。

 キーワードは「失敗は成功の途中」。「100挑戦し99失敗しても楽しめればそれでよいではないか」。さらに1成功すれば万々歳、まさに”ドーパミン”噴出だ。
 どこかできいた項目もあり、新しい発見もある。いづれにしても行動が伴ってなければ、全く知らないのと、一緒であることが、よくわかる逸品である。

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本書を、どこに片付けるべきか、それが問題だ。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 空手の修行に掃除が役立った話が、強引にすべての成功につながることになっている最初の部分に大変興味をそそられ、これは、面白いとおもった。
 期待を裏切ることなく、次に出てくるのが、有名な人の成功話、その根底が掃除にあるときた。セオリーどおり光背効果を狙っているいるのはわかるが、三人目に出てくる人を私は知らない。(私が知らないだけかも知れないが。)
ちょうど昔のインスタントコーヒーの宣伝で「○○○は知っている、違いのわかる男」のフレーズに、「ところで私はその○○○を知らない」と突っ込みを入れたくなるのに似ている。

 成功した人で掃除好きな人はわかるが、掃除が嫌いでも成功した人に全くスポッットを当ててないのが、さらに面白い。
 そして戦国時代を例にとり、掃除に対して、戦術と戦略を説明し、なんと「一拭きしたとき、成功が目の前に現れる」ときた。これは拭かない手はない。なんでも、小さな成功(行動としての一拭き)が「成功行きの電車」に乗り換えるポイントだそうだ。
とどめは、「書をすてよ、そうじをしよう!」

 大変残念ではあるが著者の言葉に従って、本書を片づけなければならなくなった。
 さぞかし、世の中の掃除好きの人は成功しているのだろうと、羨ましく思え、また、とても楽しめる一冊であった。

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望むと望まないとに関わらず。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 やりたくないことにこそ、チャンスがあり、価値があるという。
嫌いな仕事につくのは簡単だ。そもそもお金をもらえなくても今の仕事を続けるかを問えば、大方の人はノーなのだから。すでに嫌いな仕事についていることになる。
とすると、著者の言を借りるなら、みんなにチャンスありとなる。

 たとえば「教育という名のリストラ」をしなければならない立場に立ったとき、はたして自分を磨くことになるだろうか。それとも禍根を残しつつ、その仕返しが将来にわたって、かえってくるようなことを選ぶだろうか。「見聞を広め、自分の枠を広げるために」などというのなら自分がやめればいいのに、自分を守るために人を陥れることが、果たして価値のあることだろうか。

 そのような仕事にも著者なら価値を見いだせるのかもしれない。
なにせ「迷ったら嫌な方を選ぶ」のが判断基準なのだから。
感情を除くと、客観的に選ばれるのは、感情が嫌と判断しているほうなのだと。
ユニークな視点ではあるが、果たして本当にそうか。
著者にはそれが合っているのであろう。

 仕事は辛いものという狭い視野の中にいる人には、励まされる一冊かもしれない。

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金融機関の推薦度と信用度の反比例

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「(証券会社の)社員はなぜ満員電車に揺られて出勤するのか。株では食えないからだ。」
なぜパチンコ店で従業員が働いているのか、なぜ中央競馬会で働いている人がいるのか。すべての答は一つだと教えられた。

本書のタイトルが”五百万円を九年間で千八百万円にした方法”としていたら果たして売れていただろうか。
もちろん著者の言うとおり損をして退場する者が多いとしたら、これはすごいことであるのだが。

「老後の資金稼ぎ」の為の出版だと言い切る著者に、なるほどと感じる。
”勝ち逃げ必勝法”とするとなんとも情けない響きだが、本書にある「ねずみ」の勝ち方と割り切ると合点がいく。

「暴落ドンと来い」と著者は言う。たしかに掛け金が投資額の10%と割り切ると、「あり」かもしれない。損切りルールの徹底ができるかどうか別として。
「電力株も損切りの対象だ」出版年は2010年だ。これはすごい。
もっとすごいのが1945年8月5日に広島に出張した人の話。
列車の道中の車窓から日本中が焼け野原になっているのに広島だけが無事と知り、「今晩あたり、危ないかもしれない」と市内から離れたところに宿泊。
普通ならここだけは大丈夫と市内に泊まるところだが。情報を受け取る側の感性、分析力、勘の重要性を指摘した例示として紹介されている。
原発、放射能、繰り出される新事実。「人というものは、自分の信じたいウワサしか信じない」と。もう一度、出版年を確認してしまった。

さらに「ダチョウの平和」として、危険が迫ると砂の中に頭を突っ込んで安心するダチョウの様子を塩漬け株から目を逸らす行為とそっくりだと紹介している。
これは、今の何かの姿に共通するものがないだろうか。

「株はいつ爆発するか分からない時限爆弾だ。できれば手元に置いておきたくない」単純でお気軽なギャンブルと言い切る自信は「損止めストッパー」にありとみた。
但し、世の中の流れを何か感じさせるものを、つかむことができているのだと思う。それが著者の言う「もってうまれたもの」というものかもしれない。
それを生かせるかどうかは、「損の限定(10%損切り)、欲の抑制(10%見切り)」に象徴されている。個人投資家が生き残る道を照らすものかもしれない。

本書によると個人投資家は「ゴミ」と金融機関では呼ばれているらしい。
また昔は株投資の市場にプロしかいなかったそうだ。そこに素人を入れたのは食い物にするためだと著者はいう。
矛盾していないだろうか。それともプロはゴミを食べるのだろうか。
もっとも食べるだけの資金量は無いように思うが、それほど切羽詰まっているということか。

いづれにしても金融機関ご推薦の本ではなさそうだ。
それだけに信用ができると思うのは、私だけであろうか。

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「ありえないことは、ありえない」という真実

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ダイヤモンド・ザイが作った本と謳っている通り、著者は読者にこびる必要がない。売れる必要も無い。なぜなら印税を当てにすることなどないくらい、FXでやっていけるはずなのだから。ならば本を出版することも「ありえない」のではないかとも思う反面、だからこそ、辛らつな表現の中に真実が見え隠れしている。耳の痛い話の中に突き動かされるものがある。見るに耐えない自慢話の中にヒントがある。得意げに語る失敗談のなかに読み取るべきものが見つかる。

「誰かが売ってくれなければ買うことができない」と著者はいう。
この単純な原理に私たちは気づかず、売買の反対側に、全く逆のことをする人がいなければ、そもそも相場が成り立たないことを忘れてしまっている。
「誰も先読みができないからこそ、相場が成り立っている。」と断言しているあたり、自己否定をも厭わない本書の姿勢に敬意を表する。

「間違っていたら即座に撤退できるというアドバンテージ」(ロスカット)を自ら放棄し、FXをギャンブルにしてしまっている実情を嘆いているのか、喜んでいるのかは定かではないが、むやみに薦めていないところに、逆に興味をそそられる。

「ありえないことはありえない」とする著者に、次回「FX業者の真実」のような本を期待したい。これは本当に難しいのかもしれないが、著者なら可能性があると信じて止まない。

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お金の視点

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 預金封鎖になった時、海外の口座までは及ばない。
だからこそ、資産の一部を海外通貨で分散しておくと著者は言う。
ちょっと前までなら、そないに大げさな!と笑いとばしていただろう。

 本書を読みすすめると、なるほど海外の銀行口座に預金をし、クレジットカードの引き落とし先に指定しておけば、日本でも使用できる。加えて、もしものときに口座は守られることがわかる。

 歳出の予算決めで、いつも問題になる財源。いつも引き合いに出される家計と国の会計。一般家庭ならとっくに破産の状態だと、本書にも国の財政状況が述べられている。なにか一つ忘れてないか。家計と国の会計の大きな違いを。

 震災で失われたものは、人命や家財、思い出ばかりではない。たんす預金であるキャッシュも消失している。さてその額はいくらだろう。本書は、震災前に書かれているから、そこまでは言及していないが。
国は、お金を刷ることができる。常識では国債や増税、担保、返金が前提のオペレーション。常識外のことが進行している今、家計との最大の違いである強みを生かす時。

 そんなことしたら、ハイパーインフレになる?? 何もそこまで刷れといっているのではない。
もともと刷られていた量で、今回消失した分だけを刷って配ればいかがだろう。
という考えにいたったとしても、ことここにおよんだら、ありえない話ではない。

 但し、流通量は同じだけれど、不安が不安を呼び、疑心暗鬼になり円が著しく価値を失うかもしれない。信用不安が起きる可能性も否定はできない。海外分散投資入門、今こそ熟読のとき。

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笑う、勝ちトレーダー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「勝ったから笑っているのではなく、笑っているから勝つのだ」本書を読み解くとこうなる。
著者なりの勝ちパターン(本書では「型」といっているもの)を詳述した後、同じことを教えても、守る人とそうでない人、成功する人とそうでない人に分かれると著者は言う。

それは、なぜか。書いてある答えは「ツキ」ではあるが、ツキとは自らの生活習慣から生まれてくるものとの説明に納得。神秘的なものではなく、感情や考え方のごとく、自らの普段の行動の積み重ねで出てくるものだと。だから理論的には変えることができると。
ところが習慣を変えるのは、ご存知の通り困難だ。

怒りっぽい人は、その生活習慣や考え方のクセが感情の習慣化を促し、その繰り返しがさらに強固となり、ついに、たとえ、いいことがあっても怒ってしまう。いつも怒る種を無意識に探してしまっていて、どこまで行っても感情的に怒っている。これと同じように、ツキのない人は自らが原因で、どこまで行ってもツキがない。そう、ツキのせいにしながら、さらに繰り返しの強化ループに入る。

その極めつけが本書にある、”例の”ささやき「FXなんて賭博じゃないか。どうせ負けるんだからやめておけ」だ。これが自分自身に聞こえてくると、必ず負けるようなポイントで、負けるようなクリックをする。全力で負けポイントを探しているようなものだ。
表面的な思いは「勝ちたい、成功したい」に間違いないのだが、”例の”ささやきが聞こえると、体が理論より先に動いてしまう。まさに習慣だ。考えなくても行動できてしまうパターンを身につけるのは、生きる為に必須の能力であると思うが、身に付け方を間違うと、せっかく成功したものを失敗に導くばかりか、自分に向かって働いてしまう防衛本能は危険極まりない。

ヒントは「笑う」習慣にある。
大きく変えようとしても、なかなかできないが、小さなことも、どうでもよくなりやる気がしない。
ポイントは、このどうでもよく、やる気がしないことを継続できるかどうかだ、と本書で理解した。
ほんの1分、いや一瞬のルールを自分で作り守れるかどうか。守ったとしても、守らなかったとしても結果に大差がないルールを作りやってみる。そう、ルールを守る訓練が本書の目玉だ。
そこから、徐々にルール守りを習慣化し、やがて笑いながらトレードする。なぜなら、笑うことによって楽しく勝つポイントで、勝つようにクリックし、勝つように手仕舞いすることを、体がしてしまうそうである。さすがに「先生」と呼ばれる人は「違う」と感心した。

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紙の本チャンスの扉

2009/09/22 23:54

ひらけェー"ごま!"

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

扉は開けるものと誰が決めたのだろう。閉まっているものを開けたくなるのは、人間の性なのか、後天的学習の成果なのか。

本書では、あきらめずに努力すると、うまくいく時があるという例を紹介している。「無理を通せば道理は引っ込む」を連想し、「しのごの言う前に、行動あるのみ」と感じた。
ただし、道理が引っ込むのは稀である。だからこそ、話題になり、ニュースになり、本になる。珍しいのだから。

一般的日常においては、特殊技術がでもない限り、閉まっているドアを開けることはできない。
原題「一つの扉が閉じれば、もう一つの扉が開く」に勇気づけられる気もするが、それは壊れた扉ではないかと疑ってしまうのは、ひねりすぎか。
壊れているにせよ、呪文で開いたにせよ、開いているのなら、そこを通ればよいのだと、言って聞かせて、させてみせ、自分を動かすことはなんと苦労の多いことか。

「チャンスは姿を変えて、やってくる」と力強い言葉が本書にある。
「リスクは姿を見せずに、忍び寄る」とはけっして書いていない。

「何度、失敗しても関係ない。必要なのは、たった一度の成功だ。」これも心強い。けっして「成功するまでに再起不能になることの方が多い」とは書いていない。
ダメージが心の問題だけで済むのなら、何とかなりそうな気がしてきた。
ならば、「ひらけー、ゴマ」とでも言ってみよう。
それで心の扉が開くのならば、やってみる価値はある。

ひらけー、ごま!、と再読。すると響いてきた。
「かならずできる、あきらめさえしなければ」。ここまで行くには、今ひとつだが、「くよくよと後悔しない」ならできそうだ。
「つらいときこそ、努めて明るく」。には無理がありそうな気もするが、「意思のあるところに、道は開ける」なら、そのとおりにしかならないのだから合点がいく。
「自分のせいで扉が閉じてしまったとしても、新たな扉へ向かって歩き出そう」。たしかに、それしか、やりようがない。
「自分ではどうしようもない力がチャンスをつぶすこともある。しかしそれが、より大きなチャンスにつながるのだ」。このくらい前向きにいきたいものだ。


再出版への扉よ、ひらけェーー、ごまァっ!

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「まだ大丈夫」という段階が既に確率五分五分であることに、人々はナカナカ気づかない。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「まだ大丈夫」と言うことは、何らかの不安があるからそう思うのである。気にすること自体で、2割どころか、4割は、自分の気持ちで負けている。そして、「もうそろそろ」の段階では外的要因が大きすぎて、気持ちの持ちかた程度では、ブルドック状態である。つまり、にっちもさっちもどうにも、ブルドック。である。
 
 本書の面白いところは、五分五分ならまだ勝ち目があるのに、にっちもさっちも、になってから1割の可能性に掛けた大勝負に出ざるをえなくなって消え行くビジネスについて、それはギャンブルを経験してない真面目なタイプに顕著だとしている点だ。
 しかもその真面目さゆえに、やるだけやってみる、できるだけ努力してみる等と負け組みのパターンに、はまっていく様を理路整然と説き明かしてくれる。これはもう必然としか言いようがないと、ギャンブル理論とは逆の結論になっているところが実に興味深い。
 
 そして主観的には珍しい事象であっても、大数の法則により、客観的には必然であることが宝くじを例に説明されているところが俄然面白く、結論として、ビジネスでの成功も似たり寄ったりとしているところが衝撃的である。

 著者の言う「アト付け理論のタワゴト」が世の中に氾濫していることが、よくわかる逸品である。

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紙の本1分間元気チャージ

2008/02/04 00:14

「なぜ生きているのか、わからなくなった時」の手軽な解決策は、「そんなことは考えないことにする!」で決まり。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

短い時間で元気がチャージされる具体的方法が68項目にわたり紹介されています。
自分にあった方法が必ずあります。そこに共通して感じるのは、「人は一度に一つの事しか、見ることが出来ない。」と言う事実に裏打ちされている事です。絶望の方向を見るか、希望の方向を見るかは、あなた次第。(It is up to you)
左を見るか、右を見るか、そして、後ろを見るか、前を見るかは、首を動かせばそれで出来るように、思考の切り替えは、一瞬にして出来る。

このことがイメージが出来ない時、筆者のお薦めの一つを、試してみた。
「お腹一杯に息を吸い込む。肩から息を抜いていく。おもむろに腕まくりしてみる」と、思考が変わっていることに気づきました。

また、対人関係では、「挨拶にひとかけらの愛を乗せてみる」と、相手からも笑顔が返っててきて、なんとなくうれしくなる、この感じを大切にすることがチャージであると説いています。なるほどと実感したり、たやすく、すぐ体験できることが満載です。

白々しくても、いっこうに構わない。「快」になるかどうかが重要なのだから。
理論的でなくても、構わない。元気になる事が目的なのだから。
元気チャージは、幸せのイグニッションキーと理解できた。

一方、悩みへの対処法として、メモに書き出して、ついでにリスクも書き出して、一度、横においておくことを薦めている。頭の中を入れ替えて、悩みはメモに任せるということだと思う。そうすると筆者の言う「うまくやらない、私らしくやる。恐怖は長い道のりのほんのワシーン」であることが一層理解できる。

そして、人生最大の悩み「なぜ生きているのか」で眠れない時は、「夜、布団をかぶって(理由なく)笑う」、「朝、布団を(理由なく)蹴飛ばして起きる」、やってみると、意外に効果的だから不思議だ。(「そんな悩みを既に考えていない自分」に気づきもしないほど効果的です。)

「”感情は行動についてくる。”」という本書の冒頭にある言葉が身にしみて理解できる逸品である。

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バブルよ来い、はーやく来い。

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「過去に貯蓄率が高かったのは『お金を貯める時期にあたる人口の割合が高かったため』という見方が一般的です」
なるほど、そうだったのかと納得。「日本人は貯蓄好き」という説を簡単に論破しているあたり、ただものではない。

バブルの発生から崩壊、次のバブルの発生の過程や注意点が実践的かつ具体的に述べられている点は感動。
ただしこれは、一度バブルを身をもって経験していないと心底読みきることは出来ないのが欠点だ。

右肩下がりしか経験していない世代にとっては、にわかには、さぞかし信じがたいだろう。
経験していないからこそ、次のバブルに参加できるとも行間から受け取れる。

人間は歴史から学ぶことは出来ない。その時参加できるのは、お初組だらけだからだ。
身をもってバブルと崩壊を経験して初めて臆病になり、次のバブルで出遅れる。

そんな時、本書がいい指南書となること受け合いだ。
なかなか来ないバブル、終わってみてはじめて気づくのは初心者組だ。

もっとも、みんなが望んでいる内は、やってこない。
忘れたころにやってくるのがバブルだ。「今回は違う」と。

☆4っつ

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