ががががさんのレビュー一覧
投稿者:がががが
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2010/03/16 15:30
二人の対談の世界を楽しむ
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
多分、父が読んでる途中で、食卓に置いておいたのだろう。
本屋のカバーがされていて、一見して、タイトルも内容も知らないまま、歯ブラシ片手にペラペラめくったのが、この本と出合いだった。
きっと、このカバーがなければ、この本を開くこともなく、父の本棚に眠っていただろう『ぼくらの頭脳の鍛え方』。(見るからに知的。サブタイトルも著者も、堅い堅い。)
活字を少し目で追い、元通りに置いて、眠りに就く予定だったのに、たまたま開いたページは、第2章の途中だったと思う。
「何だ、これ?面白い!!」って感じで、どんどん二人のやり取りに引っ張られて、気がつけば、完読。
読書が、人生の中で、いかに身になるかという視点が新しい。
ほんとに、普段本を読まない人に、ぜひ!!って、オススメしたい一冊。
紙の本星の王子さま
2010/04/11 21:51
大好きな本
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
きつねの言葉や、花は、たった一つの花だということが、すごく印象的。
きつねが教えてくれた秘密。
「大事なものは目に見えない」
このことを、私も改めて教わった。
そして、たった一つのものは、存在ではなく、関わりから生まれてくるのだということも。
本当に、大好きな一冊。
自分に子供が生まれてきたら、きっと、この本を読むだろう。
紙の本星守る犬 正
2010/05/06 16:12
犬との思い出のある人には、ただの物語じゃない
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「星守る犬」は、犬とお父さん(人間)の旅物語であり、ラストは始めに提示されている。
そこの向かっていく過程の物語。
このマンガをすすめられて、読みながら、ずっと心の中で、
この物語に飲みこまれてはいけない
と、思っていた気がする。
それは、私と8年前に死んでしまった飼い犬との封印していた痛い思い出をこじ開けられそうだったから。
読後、その思いをどうしていいのか分からなくなりそうで、怖かったから。
文中に登場する犬のように、わがままな私を、支え、励まし、いつも待っていてくれたわたしの愛犬へ、
ごめんね。
うちに来てくれて、ありがとう。
と思わせるに、十分なマンガ。
紙の本植物図鑑
2010/07/08 08:38
有川浩の甘い世界
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
有川浩さんの作品は、初めて。
女性作家さんだったんですね。
いやはや思ってた感じと違って、いい意味で、期待を裏切られました。
こんな、ベタ甘な恋愛小説だと知っていたら、手を出さなかったし・・・。
でも、苦手系なはずが、意外とそうでもなかったのかも。
何度か中断しながらも、ラストまで飽きずに読めました。
何よりも、イツキのキャラに、ぐっときました。
草食系に見せかけた肉食系男子。いいですね。
そんな彼が、道端に行き倒れているなんて、なんて予定調和な・・・ではなく、羨ましい。
そして、イツキの作る素朴なご馳走が、とても魅力的。
本当に、美味しそうで、作ってみたいなあと思っていたら、本の最後にご丁寧にレシピが。
この二人の恋愛が、土筆、ふきやフキノトウ、ノビル、ユキノシタなどの季節の野草採集を兼ねた散歩と、それを利用した料理の記憶と共に、深まっていく感じがとっても微笑ましい。
うちの近所にも、雑草と呼んでいる草花がたくさんあるけれど、いきなりキラキラした宝の山に見えて、作中の二人の様に探索して過ごす休日もいいかなって気にさせる。
イツキが何者かという謎は、ちょっと弱いけど、甘~い気分に浸りたいなら、文句なし。
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