いりたりざさんのレビュー一覧
投稿者:いりたりざ
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2010/05/26 17:15
痛快な一冊
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
立花隆氏への批判本として本書と谷田和一郎(著)『立花隆先生、かなりヘンですよ』の併読をお勧めします。
内容としては学者の先生がよくもここまで、評論家の著作を批判検討なさってくれたなあ、とただただ頭が下がる一冊です。
ただ、一つだけ気になる箇所を挙げるとすれば(160頁)のアマラとカマラという二人の少女が狼に育てられたという有名な作り話を事実として紹介している件でしょうか。
(218~219頁)にかけてのあとがきには物理関係、生命関係に関してはその分野の専門家にチェックして貰った、といったようなことが書いてありますが、心理学や教育学の専門家には頼まなかったようですね。
学問とは難しいものです、自明だと思っている箇所には誰も注意を払わないのですから。
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