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坪井野球さんのレビュー一覧

投稿者:坪井野球

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

応答せよ、現代日本文学

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 大晦日に読んだ。
 傑作。
 2010年読んだ現代日本文学第1位が杉作氏のこの作品。
 第2位が『「悪」と戦う』。
 どちらもあと最低五回は読み返すが、後者が頭で書かれているように感じるのに対し(それは全然悪いことではない)、前者は魂で書いているように感ぜられる。
 「魂」みたいな表現に引っかかる人は、この本を読まないほうがいいと思う。
 あなたが本をはじいているのではなくて、本があなたをはじいているから。

 いわゆる「純文学」界隈の人の無反応なのは、ただ単に彼らのアンテナが旧く、この小説の存在を知らない、少なくとも重要性の匂いをかぎつけていないことを示す。
 『思想地図β』界隈とかこの小説とかとくらべると、そろそろ『群像』のあとに(笑)をつけてあげたほうが、彼らもやりやすいんじゃないかな。自分達に(笑)をつけられることを嫌がるメンタリティが、読者層の質の低下を招いていると思う。いままで随分特権的立場に居たんだね。「文学」は。

 明日は帯を書いた坪内祐三氏と杉作氏のトークイベント。楽しみだ。

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紙の本

紙の本オデュッセイア 上

2015/02/07 19:06

テレマコス萌え

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

何かしらのバイブル的なものは、如何様にも読めるものが多いと聞く。
この作品もむろんそうで、今回既存の研究・批評に触れてうなったのは冒頭多くの初読者がかったるいと感じるであろうテレマコスの冒険こそ、この物語が『イリアス』を超えんとしてその意気込みとシンクロする、枢要かつ気高い部分なのだと。
なるほど同作者(とされている)の『イリアス』とセットで考えると、みえてくるものがあり(あれは超人、半神たちの繰り広げる非日常の半神話だ)、卑小で未熟な英雄の息子こそ、偉大な勇気を発して物語をスタートさせたという読みは近代小説、とくに十九世紀の長篇小説的なのかも。
主人公オデュッセウス登場が5/12(章)と悠揚とした感じも含め、ある程度年を経た人こそ楽しめる名作かと。

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紙の本

プレイヤーにも観客にもの好著

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

観戦にも、選手にも応じた書き方に好感持てる。
内容は、質実だが読みづらくはない。
対談に鳥谷が出てくるが、こういうリアルタイムなところが、この手の書籍の醍醐味か。
いっぽうで、長く読むに堪える部分もあると自分はおもう。
(星は基本的に5つつけることにしている。)

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紙の本

紙の本地球へ… 3

2019/09/18 08:35

70年代後半

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

難解だったり、わからないところもあるが、なかなかの作品だった。
時間をかけて読み解いてゆく楽しみもあるだろう。
後や同時代への影響も大だったのでしょうね。

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紙の本

堅実な好著

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

”アイドル国富論”という題名だが、広がりのある内容だ。特に中盤提出される「ヘタレマッチョ」という概念は、(著者の座右アニメであるらしいイデオンの登場人物風にいえば)ワンポイントで今まで言葉の与えられてこなかった何かを言い当てていると思う。かつ、それがアイドルへの志向と緊密につながっている。
見た目は地味だが、読むごとに味わい深い一冊で、現代日本のアイドルという分野の細分化が凄まじく、網羅することはほぼ不可能であることを鑑みれば、個々の事柄をあげつらう指摘は著者の本意ではないだろう。
物事を多角面から包括的に論じた好著。

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紙の本

読み途中

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まだ読み終えてません。
なぜレビューを投稿したかというと、星ひとつの評価にすこし驚いて確認したところ、(おそらく)ブクログ経由の未評価が機械的に星一つとして処理されているようで。
いい本(かはまだ通読してないのでわかりません)が、誰も得しない形で嫌われてしまう状況が厭だし、公平性を担保する意味でも星4つ暫定的に付けてみました。
本当はサイト内掲示板なり、要望欄なりにアクセスすべきと思いますので(このあとそうします)、不適当でしたら削除してください。

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紙の本

紙の本9条入門

2019/08/05 22:00

本人の手によらない文章が多い筈

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

次の一文が、加藤典洋本人の”文章”なのか、非常に疑わしい。
「[歴史を一旦非専門家の目で振り返ると]その結果、無限の混乱が整理され、多くの謎が解けます。」

敗戦後論の主旨→平和憲法の選びなおし。+法の感覚の取り戻し。
この本の主旨→平和憲法の経緯、基盤はあやしい。

高得点のレビューをつけているなかに、今までの読者はいないだろう。
とてつもない違和感を抱くはずだから。

見出しのセンスは、従来の著者には全くなかったもので、とても驚く。
たとえば、9条云々と、マッカーサーのスキャンダルは全く関係ないだろう。
むしろ、この本自体がスキャンダラスと考える。

帯の売り文句に”この一冊で、すべての憲法議論は終わる”とあるが、
読めば判るように、とりあえずのあとがきが最後に置かれている。
これが決定版とは、本文には書いていないし、その論調もない。

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