パルーカスさんのレビュー一覧
投稿者:パルーカス
10 件中 1 件~ 10 件を表示 |
紙の本知れば知るほど面白い日本語の得雑学 「1分間」で知性が光る!役に立つ!
2012/02/11 16:34
日本語にまつわる「深~い話」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「おじゃんになる」、「うだつが上がらない」・・・
普段我々が何気なく繰り出すフレーズについて、
語源や歴史的観点から分かり易く解説したのが本書の特徴。
日本語の持つ「奥深さと奥ゆかしさ」を同時に学ぶことができ、
単なる用語集とは一線を画した内容になっている。
最近は、ワープロソフトの日本語変換機能において、
迷ってしまいがちな「同音異義語」リストが瞬時に表示されるのが
当たり前となってきているが、本書ではさらに突っ込んで
それぞれの「同音異義語」に関する考え方が解説されている。
日本語が好きな方、語彙を増やしたい方にはオススメの一冊だ。
2012/02/11 16:21
ジョブズ・ファンにとっては待望の一冊
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
昨年、惜しまれながらこの世を去った偉大なる開発者
“スティーブ・ジョブズ”。
「細部にこそ美は宿る」と信じてやまず、安易に妥協することを
嫌い、目標実現のために仕事仲間を罵倒してまで理想を追求し続けた
類稀なる情熱家・・・。
その生き様は同世代のライバルである天才ビル・ゲイツとも
対比さ、その注目度の高さは昨年末から続く
「出版物やTV特集番組の多さ」からも疑う余地はなさそうだ。
そんな“スティーブ・ジョブズ”が存命中に残した数々の
名言・フレーズを纏め上げたのが本書である。
名言・フレーズ部分のみが見易く大きな活字となっており、
その後に当時のエピソードが紹介されるという構成だ。
“スティーブ・ジョブズ”語録の集大成といった内容であり、
熱烈なファンにとってはバイブルとなりうる一冊かもしれない。
2012/02/10 22:16
抽象的概念のイメージ化に役立ちます。
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
Z会出版の世に送り出す『現代文 キーワード読解』(定価945円)
という書籍は、高校生向けの学習参考書を超えた秀逸作だ。
現代文頻出キーワード(160語)が科学・哲学・近代などの
テーマ別に図解やチャートを用いて解説されており、
抽象的な用語も視覚的に理解できるため、広く社会人にとっても
有用だと思われるからである。
実は、本書の場合も『現代文 キーワード読解』と同じ流れを
汲んでいるように思える。
イラストこそ登場はしないものの、抽象的な用語について
独自のアプローチで解説されているのが特徴的だ。
本来なら大学の文学部でしか学べないような内容が、
世間一般人にとっても「そう遠くはない」ものである
ことに気付かされるのではないだろうか。
紙の本図解整理術 効果抜群のスーパー・ルール 今日から「能率革命」
2012/02/10 22:01
“断捨離”のコツが掴めます。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
かつて人気格闘家として一世を風靡した「須藤元気」は、
とあるTVの特集番組の中で次のようなニュアンスのことを語っていた。
「モノを手放すということはとても重要なこと。
モノに執着し過ぎると新たな運は入ってこない。
だから、僕は時々思い切って自分の持ち物をいろんな人に
あげてしまうようにしているんだ」と。
「整理」と「整頓」は実は似て非なるものだ。
決定的な違いは、そこに「捨てる」という行為が介在するかどうかだ。
本書では、そのような“断捨離”にまつわる様々なコツについて、
多くのイラストを用いながら分かりやすく解説されています。
何気ない工夫により、身も心も環境もスッキリする。
そんな気付きが得られるのではないでしょうか。
紙の本もうだまされない!「身近な科学」50のウソ 原発、エネルギー、環境、健康知識のホント
2012/02/10 21:50
環境問題に興味がある方にはオススメです。
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
著者である武田先生は、「環境問題に関する様々な常識」に対して
舌鋒鋭く異論を唱えてきた“異色の学者”。
おそらく敵も味方も多いであろう、その武田先生が世に送り出す
環境問題に関する問題作である。
理系出身者にとってみれば、武田先生ならではの独自の見解に
なるほどと頷ける半面、「そこまで強烈に反論しなくても・・・」
といった印象があるのもまた事実だ。
実は、環境問題は国境を越えた地球規模の「スケールの大きな問題」
であるだけに、
1)いかに意味のあるデータを取得するか
2)その得られたデータをどのように解釈し自然現象を説明するか
の2点において、学者の間でも大いに議論が分かれるところであり、
「今後どうなっていくのか本当のところは分からないことだらけ」
といっても過言ではない。
大勢の一流学者が「地球温暖化の真偽」について、長年侃々諤々
やっているのは、そのへんのところに理由がある。
科学技術を駆使して、未来を予測することは楽しくもあり、
困難の極みでもある。
マスコミや主流派が唱える科学論に対して、
「ちょっと待てよ・・・」と流されたくないあなたにとっては
一読の価値はあるかもしれない。
2012/02/10 13:38
「企業は人なり」
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ちょうど2年前、「会社更生法の適用」を申請したJALを
根本から建て直すべく、救世主の如く会長として大抜擢されたのが
京セラ創業者でありKDDIの経営でも辣腕を振るった稲盛和夫氏。
本書は、その伝説の経営者が送り出す最新作。
稲盛和夫氏といえば、
●「仕事の成果」=(考え方)×(熱意)×(能力)
という“仕事の方程式”があまりに有名だ。
つまり、成果を左右するのはこの順番であり、
意外にも各人の(能力)というのは、(考え方)が前向きで
(熱意)溢れるものであれば、勝手に後から備わってくる
という考え方である。
本書は「経営者の視点にたった講義録」といった体裁を取っており、
著者がこの世に送り出した100冊以上にも及ぶ著作群の中では、
『こうして会社を強くする 新版・実践経営問答』に次いで
約10ヶ月振りの経営論となっている。
人材育成と経営の関係に興味のある方にとっては、
一読の価値ありではないだろうか。
紙の本つぶれる会社には「わけ」がある ストーリーでわかる経営・会計・税務の“罠”
2012/02/10 12:57
会計のイロハを習得できます。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
混迷極まるこれからの日本において、
過去の成功体験が通用しない難しい時代を生き抜いていくためには
新・三種の神器「IT・語学・会計」をある程度はマスターしておく
べきではないでしょうか。
その意味で、新・三種の神器のひとつである「会計」の知識を
効率的に学ぶための工夫が本書には見られます。
会計初心者に対して難しい印象を与えないために、
小説スタイルで「いつの間にか会計のイロハを理解できる」構成と
なっています。
「カネは天下の回りもの」とは良くいったもので、
“キャッシュフロー”の重要性についてとても良く解説されています。
紙の本はじめての課長の教科書
2012/02/08 16:19
昇進でお悩みの方にとっては必読の書です。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この書物はむしろ「管理職登用の壁に苦しんでいる方々」にとって
大いにためになるであろう内容が満載である。
私自身かつてそのような境遇に置かれていたとき、ふと書店で目に止まった
本書を読み進むにつれ、「なるほど、今の状態の自分では昇進試験に受かるはずなどない」
と思い知らされる結果となった。
自分自身の不甲斐なさに対する後悔の念を通り越して、
勝負事での完敗時に味わうような「一種の清清しさ」すら感じてしまった。
筆者は自分よりも若干の年下。自分が選択しなかった大学の卒業者であり、
しかも理系出身者が人事部顔負けの中身に富んだ本書を書き上げるとは・・・。
人間というのは「苦しみ抜ける環境や考え抜ける環境」にぶつかってこそ
いかようにでも成長を遂げるものなのだと痛感した。
それからの私は、無我の境地で内省と努力を繰り返すことに繋がっていったが、
あれほど苦しんだ関門をさっとクリアしてしまった。
昇進でお悩みの方は、騙されたと思って手に取ってみてはいかがだろうか。
「課長になってから心得ておくべきイロハ」については、
実は課長になる前にこそ知っておくべきではなかろうか。
2012/02/08 15:45
“ボヤキ”の裏に秘められた人間関係の機微が分かります!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
とかく「ユニークなコメントが面白い」と評判だったあの“ボヤキ”に
どれほどの意図が巧妙に隠されていたのか、
果たしてみなさま方はご存じであろうか・・・。
小泉元首相がマスコミの威力を巧みに操りながら、
「党内の総理選においていかにレース運びを有利に運んだか」、そして
「郵政民営化の是非を国民に問い直すために、いかに効果的に森喜朗氏を演出役として活用したか」といったエピソードは記憶に新しいところではないだろうか。
それと同様の発想により、野村監督は「どうすれば十人十色の特徴を持つ選手たちを
変革へと導いていけるか」という隠された意図のもとにマスコミを活用し、
自らの“ボヤキ”を通じて「選手ひとりひとりを叱り、褒め、発奮させるための叱咤激励」
策を必死に繰り出していたのである。
その真意や苦心の中身については、サラリーマン世界にも十分通用するだけの
示唆に富んだものとなっている。
とりわけ「三悪人」という最大級の皮肉と敬意を持って取り上げられた、
江本,江夏,門田の3選手との間に繰り広げられた凄まじいばかりの真剣勝負には、
笑いあり涙ありのドラマ感すら漂っている。
「自分とは価値観の違う苦手な相手にほどきちんと向き合っていかなければならない」
という教訓がそこには垣間見える。
野球には興味がない方々であっても、職場で人材育成の壁にぶつかっておられる方にとっては
何かのヒントを掴むキッカケになるのではないだろうか。
紙の本人事部は見ている。
2012/01/23 18:44
人事部に対する「偏見や謎」が解消します!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「人事部メンバーは、我々社員の評定にいつでも×マークが
付けられるように、常日頃から閻魔帳を片手にマークしている・・・」
そんな先入観や偏見に基づいて「人事部メンバー」を見たことは
ありませんか?
確かにそのような側面は全くのゼロではありません。
しかし、彼らは9割以上のエネルギーをそのような些末な事象に
対してではなく、もっと大局観に則った【大きな仕事】に対して
投入している、という前向きなスタンスを理想としています。
つまり、「経営と連動した人事」や「経営と一体化した人事」、
さらには「働く社員のモチベーションをUPさせるような評価方法に
関する制度設計」といった【大きな仕事】こそ
彼らが目指している「本当の姿」なのです。
もしあなたが、どこかの会社の人事部員であり、
「この本に書かれていることは全て当然のこと」と思えたら、
それはそれで“スーパーマン”かもしれません。
いずれにしても、立場・職種の違いを超えて一読の価値ある
書物ではないでしょうか。
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