Bridgeさんのレビュー一覧
投稿者:Bridge
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2012/02/09 09:29
必ず朝はくる
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まず、表紙の美しさに目を奪われます。そして、ページをめくるたびに沈んだ気持ちも少しずつ、少しずつ前向きになるのがわかる、元気がわきでてくる絵本です。どん底にあっても必ず朝はくる、そして朝の光を、朝の風景を見るために「顔を上げて、窓をあけてみようよ」と本が言ってくれているようです。
この本に救われる人、勇気づけられる人、きっとおおぜいいると思います。
2012/02/08 08:35
少し前、バーモントでは
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アメリカのバーモント州にある20世紀半ばの農家の一年間を、木版画で表現した絵本。子どもたちが朝から晩までお手伝いしたり、遊んだり、おのおのの季節に特有の仕事や遊びを紹介してくれる。原画の一枚一枚に、木版画特有の素朴で温かい味わいがある。でも、アゼアリアンの彫りは、繊細で独特だ。彼女の作品、『雪の写真家ベントレー』(BL出版)も是非読んでみてほしい。
作者のキンジー・ワーノックは今でもバーモントに住んでいるし、画家のアゼアリアンはバージニアの19世紀に建てられた農家に住んでいるという。都会のコンクリートに見飽きたら、この本で田舎暮らし体験、してみませんか?
紙の本銅版画家の仕事場
2012/02/08 08:11
銅版画のABC
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『ヘイスタック』などで知られた銅版画の絵本作家ガイサートが、銅版画家の仕事のあれこれを丁寧に見せてくれる疑似アトリエ訪問。原画は、ほぼこの本に描かれたとおりのそのままの手法で描かれた。銅版画というものの「線」を存分に味わえる一冊。
最近は、小学校や中学校でもエッチングをすることもあるので、エッチングの原理を知るのに役立つばかりではなく、その絵をリビングや子供部屋で見開きのまま立てて鑑賞してもいい。線の芸術、ばんざい。
紙の本運命の騎士
2012/02/06 10:05
運命に導かれて
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犬小屋で寝起きする少年が、土地持ちの騎士になるまで、というとサクセスストーリーを思い浮かべるが、そこに至るまでには運命の導きとしか言えない彼と周りの人たちをつなぐ糸の数々が存在する。そしてそれらは決して甘いだけではない。
友情、家族愛、忠誠心、異性への何とも言えない複雑な気持ち、などティーンエイジャーの頃から青年期にかけての男の子に経験してほしい感情の数々を味わえる。男子中学生、高校生におすすめ。
紙の本にぐるまひいて
2012/02/06 09:51
すべて、自分たちで
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とうさんが作ったくびき、屋根板、子どもたちが編んだミトン、すべてが生活に必要なものを手に入れるための「商品」。家族が、自分たちのために作り、そして商品としても作る。現代では、もうあまり見られないハンドメイドの世界。この絵本だけでローラ・インガルス・ワイルダーの本1冊と同じくらい古き良き時代を堪能できる。
子どもに読んで聞かせるだけでなく、大人の方も自分の楽しみのためにも読んでみてください。とってもなつかしくて、あったかい気持ちで胸がいっぱいになります。
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