のんびり屋のカユさんのレビュー一覧
投稿者:のんびり屋のカユ
紙の本現代語古事記
2012/03/11 00:47
現代語古事記
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
古典と言われると非常に難しいと思ってしまって
構えてしまうところだが、本書はまるで違う
読みやすさを最大限に考慮されていて非常に読みやすい
滞りなく読む事ができ、全日本国成人にお勧めできる
ただし、原典に忠実に現代語訳されているらしく
昔の本よろしく性的な表現や死にまつわる話が散見される
余り小さな子にはお勧めできない。
本書は著者が
12~13歳頃までに民族の神話を学ばなかった民族は
例外なく滅んでいる、という人類学者の言葉と日本の現状に
危機感を抱いていることを考慮すれば
性教育が済んだ中学生頃に日本人全員が読んでおきたい一冊。
古典に親しむと同時に、今も昔も変わらない普遍的なことについて
中学生と親との間に話題にする一冊として活用してはいかがでしょうか。
もちろん、古事記を読んだことがない人にも文句なしにオススメです。
紙の本まんがで読む古事記 (学研まんが日本の古典)
2014/06/25 17:03
マンガの特性を活かした小学生にも勧められる古事記
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
同名のマンガあるが、こちらは学研から出ているほう
冒頭に「おうちの方へ」と書かれていることから対象年齢は小学生ぐらいか?
確かに内容は古事記の内容に沿いつつも
性的な話や血が出るような話は極力避けていることがわかる。
各章ごとの話のつながりもある程度わかりやすい形を取っており
続けて読んでいくのに苦もない。
間に挟んである文章を読んでも3時間ぐらいで全部読めた。
マンガというハードルの低い媒体を使って普及させる、という点においては
平成26年において一番適していると思われるので☆5をつけておく。
紙の本侵略の世界史 この500年、白人は世界で何をしてきたか
2014/03/18 23:21
「小さな体に輝く知性」まさにその通り。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
白人世界がやってきた侵略の歴史とその出典が大量に列挙されている良本
コロンブスがアメリカを見つけてからというもの
世界中に奴隷を作っても良いんだ、というキリスト教を使った人種差別と
軍事力で世界中に悲劇を作ってきた歴史がよくわかる。
目を背けたくなる事象が多く`、手に取る人は少ないかもしれないが
こういうことを知っていないといけない時代でもある。
いい歳をした大人な日本人は自らの国を守る責任を持たなければならない。
年金を出すのも世界最高の安全を実現するのも我々の国なんだから。
本の帯に「小さな体に輝く知性」という文庫本の売り文句があったが
その通りだな、と思った一冊でした。
紙の本パール判事の日本無罪論
2012/05/23 22:46
パール判事の日本無罪論
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
平成の日本人に必読。
東京裁判が真理で捌いた結果は無罪であることを指摘しつつ
罪状に挙がった数々の罪状に対する反論が述べてあり
この中には有名な米国の石油禁輸政策ほか
外交におけるやりとりや盗聴結果などが並べてある。
とても教科書からは知り得ない事実が大量に列挙されており
また読んだ後には元気が出てくるため、平成の日本人に必読。
日本人はもっと堂々として良い。胸を張って前に進もう。
特にボロボロの日本を立て直すためにも本書は必要。
紙の本政治家の殺し方
2012/04/03 22:04
政治家の殺し方
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
横浜市長をやった中田宏氏の辿った道が書かれている本書
実はあまりどのような軌跡を辿ったのか知らないまま
表題だけにつられて買ったが、その中身は壮絶。
各種利権に手を出したことで脅迫や嘘の喧伝がものすごかったことがわかる。
特に酷いエピソードが不倫のでっち上げで
不倫相手とされる女性がマスコミに出て世間の中田氏への印象を操作をしたこと。
裁判に訴えたら当の不倫相手が出廷もせず完全勝訴。
政治生命を断たせるためにマスコミと手を組んだ完全なでっち上げだろう。
世間の人はその後の顛末をあまり追いかけないことで
政治家が一方的な不利益を受けていることがわかる。
本書から、メディアリテラシーと正しい政治家を選ぶ目を鍛えることを
学び取りたいところ
紙の本旧皇族が語る天皇の日本史
2012/02/18 22:49
旧皇族が語る天皇の日本史
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
義務教育の日本史で語られる天皇は数少ないが
天皇は古来から続く日本の権威
その天皇を中心とした日本史を追いかけてみると
義務教育で語られない事実を次々と浮かび上がらせてくれる良書
戦国時代に豊臣秀吉が朝鮮出兵を止めた理由
江戸時代末期に桜田門外の変が起こった理由
に天皇が影響があったことを本書で初めて知った
学校で教えてくれない日本史として一読の価値あり
紙の本勝ち組が消した開国の真実 新撰組の誠と会津武士道の光跡
2013/04/02 23:19
勝ち組が消した開国の真実
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
幕末から開国するまでの日本を記述した歴史。
開国を前に長崎が諸外国と戦ったことは
中学校の時に教科書で習ったがその背景や
新撰組が活躍することになった理由などが
一つの物語としてよくわかった。
また開国の裏にイギリスとの坂本龍馬らによる
武器の密貿易があったことなど
「勝ち組」が知られたくない話がまとめられている。
日本人が知っておくべき一冊。
2012/09/30 11:29
伝わる・揺さぶる文章を書く
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
昔に読んだ本だが、良本なので今更書評
文章を書く、メールを書く、という技術を手に入れるために非常に良い本。
その後の就職なども考えると高校生辺りに手にとって読んでもらいたい一冊。
自分も学生時代に手にして、当時のほとんどの本は捨てたり売ったりしたが
この本は未だに持っている。
それだけ良本で手放したくない一冊ということです。
2012/07/07 12:45
7つの習慣
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ビジネス書の名著であり、全ての人におすすめできる本
Win-Winの関係を築く、なんて話を聞いたことがある人は多いだろうが
そのWin-Winを説いたのは本書ではないだろうか。
主となる主張の合間にある例にも、日々の行動指針を示す重要なヒントがあり
よくよく読んで実践すれば、人生が劇的に変わる。
中でも黄金律としてさらっと挙げられている一言は
本書の7つの習慣を貫く、真の意味でも黄金律だと言えるだろう
「人にされて嬉しいことをするという黄金律がある」
手元に置いておきたい本の筆頭
紙の本中国の狙いは民族絶滅 チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い
2012/06/17 22:43
中国の狙いは民族絶滅
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
非常に読みやすい。支那が如何にして周辺諸国を侵略してきたか。
またチベット以外にもウイグル(東トルキスタン)、南モンゴル、台湾と
どうやって侵略してきたか。また、本来の各民族の文化はどうであったか。
支那に侵略され、またマスコミが伝えない侵略の事実を知るためには
本書を入門とするのが最適に思われる。
各地域の話を個別で並べた後に、独立のための共闘が必要なことを説いています。
日本もこの輪に入らなければ
彼らが経験した苦渋を味わうことになるであろうことは想像に難くない
紙の本マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている 偽情報退散!
2012/04/22 11:48
マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本書の内容を知っているかどうかで人生観が180度変わる人が続出するだろう
お金は中央銀行が作っているが、それを利子付きで貸し出す。
だが、通貨の発行は中央銀行しかできない
元金+利子に相当するお金が世に存在しない以上、この借金は絶対に返せない。
借金を返そうと必死に働せるための詐欺。
この詐欺状態を覆い隠すのがマスコミ。
マスコミがお金の正体に気づかせないように情報を垂れ流し続けることが
この詐欺状態を続けるための秘訣
そして、マスコミの言うとおりに判断すると思う壷
これが本書のタイトル
「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」
に繋がります。
よくできていますね。でも、もうマスコミには騙されません。
2012/09/18 23:05
フランス革命の省察
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
同名の半澤孝麿訳も読了。そちらと比較して書評。
内容としては半澤孝麿訳と同じ。
「フランス革命」を「民主党政権交代」と置き換え
「革命派がやってきたこと」を「民主党がやってきたこと」に置き換えると
非常にすっきり
「既得権益を利権にして貪る連中を是正しようとするとどういうことが起こるか」
について省察されていると言える。
広く捉えれば小泉改革や橋下徹がやろうとしていることも似ていると言える。
価格も半澤孝麿訳と比べて小慣れている上に
現代語でさらに真髄部分を抜粋されているようで非常に読みやすい。
専門家には正確性を帰すために同名の半澤孝麿訳が良いと思うが
別に専門家でもなんでもない人は佐藤健志訳で十分だろう。
いつも悪く言われる保守と呼ばれる勢力が何を考えているのか
保守の筆頭にあげられるエドマンドバークは何を考えていたのか
本書から入って、現代と比較しつつ読むと新しい世界が見えてくる。
紙の本「南京事件」の総括
2012/11/11 14:03
「南京事件」の総括
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
多種多様な側面から南京事件があったかに迫り、なかったことを示す。
なかったことを証明するのは悪魔の証明と言って
痴漢冤罪と同じように立証することが困難。
物的証拠がない南京事件を取り扱う事自体がおかしいのだが
それにもめげず、立ち向かっていく著者には頭が下がる。
南京事件は米国が原爆使用の正当性を得るために
日本が虐殺をする残虐国家だとするためにでっち上げた嘘、という説があり
そのため年々、虐殺数が増えている(=原爆被害者数に合わせている)という話は
さすがに記載がなかった。
「パール判事の日本無罪論」と合わせて平成の日本人には必要な一冊だろう。
紙の本プーチン最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?
2013/01/06 20:32
プーチン最後の聖戦
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
プーチンがロシアの大統領に上り詰めるまでのいきさつと
大統領に上ってから何をしたか
そして、アメリカがそれによってどう没落していったか
今後の世界はどのようになっていくのか、それを考察する本。
特に本書が刊行された時にはまださほど騒がれていなかったシリアが
本書の読み通りにまさしく喧噪の様相を示したことが
本書の有用性を裏付ける結果となっている。一読の価値あり。
ロシアの発展を妨げていた新興財閥とプーチンの度重なる対決は見所が多く
ロシアと同じような状況が日本の経団連でも起こっていないのか?
追加であれこれ調べてみようとも思わせてくれる一冊だった。
2012/06/16 14:27
マンガ古事記 神話篇 新装版
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
何冊か読んだ古事記マンガの中では最も普及に適していると思われる。
有名な部分を主に描いて、繋がりは文字でさらさらっと流していたりするため
話と話の繋がりは多少わかりにくい。
またスサノオとアマテラスの誓約後に生んだ子を交換している、という
重要な部分が抜けていたり、多少の難は見られる。
が、古事記に入っていくのに性的な描写があると
女性に敬遠されそうな部分を本質を失わないように修正しているため
普及には最も適していると思われる。
神話編、と本書1冊だけでも切り出して読める。
全体的に「日本人として日本神話ぐらいは知っておく」という観点からで
最もバランスが良いマンガだと評価します。