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- BL倶楽部 Season 12 “働く姿にも恋する姿にもキュン!リーマンBL”
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Season 12 “働く姿にも恋する姿にもキュン!リーマンBL”
働く男のキュンキュンをぜひ楽しんでみてください!(部員:まみco)
『恋をするつもりはなかった』作:鈴丸みんた
青春の胸キュンもいいけれど、酸いも甘いも噛み分ける大人だからこそ悩みキュンする、それこそが『リーマンBL』!!大人の戦闘服、スーツに身を包み、仕事に恋に奮闘する姿をみれば、リアルはさておき明日の活力になること間違いなしです!!
ご紹介する作品は、イケメンなスーツ・・・と思ったとき、真っ先に思い浮かんだ
鈴丸みんた先生の『恋をするつもりはなかった』です!
会社の顔となるような素敵な社員っていますよね。就職説明会にいたら学生が殺到するような、上司だったら社会人生活に希望溢れちゃうような、そんな社員がこのお話の主人公桐谷佳乃(きりたによしの)です。ふわっと分かれる前髪が素敵な佳乃は、女性社員からの人気はもちろんのこと、同僚からの嫌味もさらっとかわし、同姓からも一目置かれるできる男です。ゲイであることは誰からも疑われず、女性除けの指輪と美味しそうな手作り弁当のお陰で、「仕事も私生活も充実していそうな桐谷さん」と思われている佳乃。しかし実際は、ゲイであることを自覚しつつも恋愛のひとつもしたことがなく、酔っ払って一人遊びでストレス発散するような、もうすぐ三十路のサラリーマンだったのです。
なんの経験もなく三十路を迎えるのか・・・と思っていたある日、美味しいカクテルを出すというゲイバーの話を聞き、思い切ってお店に行ってみた佳乃。その初めて入ったゲイバーで出会ったのが、銀髪の大学生の狼(ろう)でした。ロウの不思議な魅力に惹かれ、勢いで一夜をすごすことに・・・。
佳乃は普段女性除けをしているくらいですから、きっと女性からモテることは薄々気づいていそうなのに、自分がどれくらい魅力的か分かっていないんですね。それはきっと一度も恋をしたことがないから。ゲイバーでもチヤホヤされているのに気付かない佳乃がとってもかわいい。そして恋愛に自信のない佳乃と慣れた感じのロウとのやりとりが、とってもキュンキュンそしてヤキモキさせるんですよね。
ロウは男からも女からもモテてきて、いつも言い寄られる故にずっと受け身な恋愛をしてきました。そんな時出会った佳乃を振り向かせたいロウですが、彼の悪癖ともいえる態度に佳乃は翻弄されます。真面目なリーマンと銀髪の大学生なんて絶対交わることがなさそうな2人ですが、なんともお似合いでキュンキュンさせてくれます。
そしてリーマンBLの醍醐味(と思っている)スーツがよく似あうんですね佳乃は!そしてその似合うスーツがはだけちゃった時の威力がすごい!しっかり色々描かれているのに、生々しすぎず、それでいてエロい!全裸よりあえて着ている方が・・・という通説は間違いなしです。笑
スーツを着てリアルな世界で仕事をする佳乃と、銀髪の青年との恋という非現実な世界が交わっていく様子がとても素敵で、恋をするっていいなあと思わせてくれる作品です。
働く男のキュンキュンをぜひ楽しんでみてくださいね。
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「あれ?これ現実?妄想?」ってなるほどのめりこんじゃいます♡(部員:さなかな)
『カンチガイラバー』作:木下けい子
一生懸命働く男性の姿って、なんとも言えない魅力がありますよね。とくにスーツ姿は大好物♡さらにスーツ×スーツが目の前にあったらもう……~!共感してもらえますか??
そんな想いに共感しまくりな方に今回おすすめしたいのが、働く男子たちが恋するリーマンBL!働く姿にも恋する姿にもキュンキュンしちゃう♡木下けい子先生の『カンチガイラバー』をご紹介します。
本作品は、モテメン部下と妄想が止まらない上司のすれ違いラブストーリーです♡いわゆるできる上司な白鳥は、部下の佐伯に密かに片思い中。佐伯は見た目も行動もイケメンで、通称『カンチガイ製造機』と呼ばれていて…そんな佐伯の行動に白鳥も類にもれず振り回される日々。
気持ちを隠すあまり佐伯に厳しく接するものの、隠そうとするほど・我慢するほど妄想が加速して――……!?
2人のすれ違いラブが見られる舞台はとある会社のオフィス。厳しい指摘をしたり、パソコンに向かったりする姿も垣間見ることができます。白鳥がトイレの個室で厳しく当たってしまった自分に落ち込んでいると、外で自分に関する話をしてる部下が……なんてシチュエーションも。働いている様子はリアルで、何気ない日常の中ストーリーが進みます♡
白鳥はオフィスではまさにできる上司で、厳しくはあるものの的確に部下に指示を出し、仕事を淡々とこなす姿に佐伯が尊敬するほどです。
…が!その白鳥の中身は妄想激しい純情乙女♡佐伯の一挙一堂にキュンとしたり、ポエムを読んだり(笑)素直に反応してしまう乙女心が垣間見えるのもキュンです…!できる上司の言動と、妄想しまくり中身のギャップに萌えることは必至!!
また、佐伯の通称・カンチガイ製造機と呼ばれるほどの行動が、さらに白鳥の妄想を加速させています。いちいち「もしかして…」「いやそんなわけない」と妄想しては我に返る白鳥の姿には、笑わずにいられません♡
ここまで聞くと、「白鳥ってイタイやつ?」と思う人もいるかもしれませんが、妄想が炸裂しているだけでイタイ妄想をしているわけでもなく。
佐伯は息をするように、「もしかして自分に気があるのか…?」って思わせる言動をふりまくんですよね…。女子は確実にやられる感じのやつです。
「そりゃ勘違いもするわ」と納得しつつ、白鳥の妄想が実現になるように応援したくなっちゃいますよ(笑)
できる男と妄想乙女のギャップがツボな本作品。仕事を一緒にしている合間にも、佐伯のカンチガイ製造機は通常運転で、白鳥の妄想は膨らむばかり…!途中で「あれ?これ現実?妄想?」ってなるほどのめりこんじゃいます♡
働く姿も恋する姿も堪能したいなら、木下けい子先生の『カンチガイラバー』を手に取って、一緒に妄想を炸裂させちゃいましょう!
▼作品詳細はこちら!
学生たちの恋愛とはまた違った雰囲気の純愛を、ぜひこの作品で味わってみて!(部員:LUI)
『最終電車』作:式夏緒
記事をご覧の皆さんこんにちは!新生活がスタートし、新しい職場や学校にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。かくいう私もそろそろ就活準備をスタートさせないとなのです...(ヒエ~)
さてさて、そんな時期にぴったりなリーマンBLというテーマに基づいて、私からは『最終電車』という作品をご紹介させていただければと思います。
表紙がもうイケメン!!爽やか!!って感じですよね。たまに表紙と中身で絵柄が違う(汗)なんていうものがありますが、中身もほんとに表紙の絵柄のままで超キレイです。
このスーツが似合う2人こそ、『最終電車』の主人公たちです。彼らの名前は御木(攻・金髪)と夏目(受・黒髪)。このお話は、終電を逃した2人が駅のホームで出会うところから始まります。
みなさんは終電を逃してしまったことはありますか?終電がなくなってしまった場合、みなさんだったらどうするでしょうか?
この2人は、なりゆきで一緒にホテルを探すことになりました。しかし、見つけたホテルがツインの部屋しか空いてない!!ということで、初対面ながらいきなり一緒にお泊まりという展開になった御木と夏目。
御木は営業マンで人見知りとかしないタイプなのですが、SEの夏目は毎日PCと向き合ってばかりの人見知りです。なりゆきで一緒の部屋になったものの、夏目は気まずい思いをします。
そんなとき、寝ぼけた御木が夏目にハグをかますという可愛いハプニングがあり、気まずさはふっとびドキドキしながら夜を過ごしました。
そんなこんなで少しだけ打ち解けた2人は、朝ごはんを一緒に食べ、その後も交流を続けていきます。
最初こそ寝ぼけハグというハプニングがありましたが、関係の進展もゆったりしてて、出会い→2人きりでお出かけ→告白→キス→その先、とひとつひとつのステップを丁寧に描いている印象を受けます。
特に、まだ恋人ではない御木と夏目が2人きりでお出かけするシーンは、可愛い~~~♡って言葉が10回は口から飛び出すことでしょう。こんなウブで可愛いリーマンたちのお出かけシーンに、かつて巡り合ったことがあるだろうか、いやない!
そしてまた、登場キャラクターたちがピュアで、応援したくなるような恋をしているという点も魅力のひとつです。意識せずに出た相手の表情や言葉にドキドキしたり、次にまた会える日を楽しみにしたり......学生の私より青春してるよ~~~!!
けれども、リーマンものやオフィスものという設定の場合、「仕事の事情」というものが頻発します。例えば、急に外せない飲み会が入ってデートに行けなくなったり、残業で寝不足のままデートに行ったり。
しかし作者の式夏緒先生は、そんな「仕事の事情」をうまく使って、2人の仲を進展させていきます。ここがリーマン・オフィスBLならではの面白いところだと思います。
終電から始まる恋という設定も、いかにもリーマンらしくて、それでいてロマンチックですよね。
学生たちの恋愛とはまた違った雰囲気の純愛を、ぜひこの作品で味わってみてください!
▼作品詳細はこちら!
“BL”を超えた人の想いの深さを感じていただける作品です!(部員:さえきん)
『美しいこと(上)』原作:木原音瀬 漫画:犬井ナオ
パリッとしたスーツ姿、ON/OFFのギャップ、オフィス内で交わる熱い視線…!!学園ドラマとはまた違った萌えが堪能できるリーマンBL…控えめに言って最高ですよね。「このカプがオフィスにいるなんて!」「この会社で働きたい~!!」とたくさんの作品から日々の糧をいただいております( ´艸`)
そんな数あるリーマンBLの中から今回ご紹介するのは、木原音瀬先生原作の同名小説をコミカライズした『美しいこと』(漫画:犬井ナオ先生)です。
心が抉られるような、切なく狂おしい心理描写に定評がある木原先生。本作は原作と同様に、エリート営業マン・松岡が趣味の女装中にトラブルに巻き込まれ、偶然にも同じ会社の先輩・寛末に助けられるところから物語が始まります。松岡は、寛末が女装姿の自分に好意があることに気づきながらも、なかなか自分が男であることを言い出せず、女装姿のまま寛末と逢瀬を重ねていきます。不器用ながらも純粋な寛末とのやりとりは、いつしか松岡にとっても大切な時間に。そして遂に松岡は寛末に真実を伝える決心をするのですが・・・
自分でこの作品を選んでおいてなんですが、めっちゃ読後重いです\(^o^)/
とっさに名乗った“江藤葉子”として、寛末と仲を深めていく松岡。嘘の上に成り立つ束の間の幸せが危うくて哀しくて、序盤からずっとハラハラしっぱなしでした。松岡視点で話が進むのでついつい松岡に肩入れしてしまいますが、“江藤葉子”に恋した寛末からすれば到底受け入れられない事実な訳で…
「その姿形より心に惹かれます」
「どんな姿になってもきっと捜し出して愛してしまいます」
まさか葉子が男性とは思いもしない寛末のメッセージが、より一層松岡の心に哀しく響いてしまうんですよね。同じ会社と言えど、こんな形でしか二人が巡り合えなかったのが本当に辛いしやるせないです…。そしてこれだけ特異なシチュエーションにも関わらず、松岡に共感できてしまうと言うか…松岡の苦しみが生々しくリアルに感じられるのがすごい。。
コミカライズが上下巻で終わってしまったのは正直物足りなさもありますが(苦笑)凛とした女装姿の松岡はとても魅力的ですし、キャラクターのふとした表情、人間関係なども含めた社内の描写なども秀逸で、本作は漫画ならではの良さが随所に詰まった作品だと思います。
読んだ後自分の心に残っているこの感情は一体なんなのか?
タイトルの『美しいこと』が示すものはなんなのか?
未だ自分の中で答えが出ない苦しい作品ですが、なぜか何度も読み返してしまう作品でもあります。
気になった方はぜひ原作もあわせて読んでみてください!“BL”を超えた人の想いの深さを感じていただける作品です。
▼作品詳細はこちら!
スーツ好き、年上受け好き、ビッチ好き!にはぜひ手に取っていただきたい1冊!(部員:森臣)
『絶倫プリンシパル』作:輪子湖わこ
かっこいいスーツ姿も、きゅんきゅんする恋愛要素も、仕事に打ち込むところも!全てを一度に摂取できるリーマンBL!素晴らしいですよね。1粒で3度おいしい……。
そんなリーマンBLは、大きく2種類に分けられます。1つめは、攻めと受けが同じ会社で働いているパターン。2つめは、片方が会社員で、ご近所さんや取引先などと社外で恋愛関係に発展するケースです。どちらも素敵ですが、仕事要素をしっかり描写してほしい方には前者がおすすめです。そして、これに該当するのが輪子湖わこ先生の『絶倫プリンシパル』です!
本書の主人公は、WEBコンテンツ部署で働いていた中野梓馬。プロジェクトリーダーを務めていた彼は、良い物を作ろうと奮闘していました。しかし、社内のいざこざに巻き込まれて企画は白紙に……。深い絶望の中で退職します。そして、深夜の公園で自暴自棄になっていたところを救ってくれたのが、ベンチャー企業の社長・本郷倫太郎でした。本郷に誘われて入社した中野は、仕事ができて面倒見も良い彼の人間性に惚れ込んでいきます。職場環境も良く、全てが順風満帆――と思われた矢先、中野は本郷がオフィスで男とセックスしている現場を目撃します。本人に問い詰めたら、貞操観念が緩くて誰とでも寝るバリネコだと発覚してしまい……!?
『絶倫プリンシパル』のハイライトとして挙げられるのは、2人の関係性に激萌えする!という点です。主人公は社長のことが好きでぐいぐい迫っていくワンコ攻め!振り向いてもらおうとアタックしまくる行動派で、思わず応援したくなっちゃいます。一方、本郷は身体の相性が良い中野をすぐに気に入るビッチっぷりが可愛い受け!恋愛に臆病だったのに、中野の一途さに絆されていく過程が尊いです。
また、前述したとおり、仕事の場面をおざなりにしていないのも見どころです。自社製品の売上を伸ばしたい取引先のために頑張る姿や、他の社員と段取りを確認するシーンなどがあり、WEB系の広告会社で働いている設定を存分に活かしています。登場人物が全員自分の仕事に誇りを持ち、イキイキとしているのも素敵です。こんな会社に入ってみたい!と思ってしまいますね。
イラスト面では、「可愛い系」や「スパダリ系」など、キャラクターの性格を絵に落とし込めているのが特徴的です。ちゃんと描き分けされているので、読んでいる途中で誰が誰だか分からなくなる心配が要りません。また、輪子湖わこ先生は快楽に弱いキャラクターを描かれるのが上手い方なのですが、本作でもそのポテンシャルが充分に発揮されています。
ストーリー後半では中野にちょっかいを出そうとする人物が出てきて、最後までハラハラする展開が楽しめますよ~!スーツが好き、年上受けが好き、ビッチが好き!そんな方にはぜひ手に取っていただきたい1冊です。
▼作品詳細はこちら!
ギャップのあるふたりが最高にいいんですよね~~(部員:桃子)
『本日、有休使います』作:倫敦巴里子
今回のテーマは「働く姿にも恋する姿にもキュン!リーマンBL」
このテーマを聞いてこれでしょ!とすぐに思いついたのが、今回ご紹介する作品です。
倫敦巴里子先生の『本日、有休使います』
リーマンBLは好きなのでかなりの冊数を読んでいますが、この作品をまっさきに思い浮かべた理由は2つあります。
① メインキャラふたりのギャップにキュンとさせられる!
② 受けの男前っぷりと、人としての器の大きさに感動する!
まずこの作品は、リーマンが恋人になるまでのストーリーではありません。
第1話でさっさと両想いになっています。
2話以降は、現在進行形の日常の様子と回想シーンがミックスして描かれていき、メインふたりのそれぞれの内面や気持ちがわかってギャップ萌えする展開へ。
ギャップのあるふたりが最高にいいんですよね~~。
まずは、ノンケで平凡な先輩・真壁。
社内では彼のことをモテない・仕事ができない負け組だと思っている人がいます。
そして、彼がそう思われてしまう理由として、懐いてよく一緒につるんでいる勝ち組の後輩・吉成の存在があります。ハイスペックなイケメンで、モテる・仕事ができる・学歴もある・背も高い…というパーフェクトリーマンのゲイです。
表面的にしか人のことを見ていない女性たちや仕事のできない部下などは、ふたりを比較して真壁のことを残念な負け組だと思っているわけですよ。
でも、実際はまったく違います。
このふたり、見た目もタイプもまったく逆なんだけど、中身も違った意味で真逆なんです。
そのギャップにキュンとさせられちゃう!
真壁は、本人までもが自分は地味で負け組だとか思っているものの、実は中身はめっちゃ男前ですっごく仕事ができる人です。
彼が仕事ができないと思われてしまうのは、世話焼きで自分のことよりも周りのサポートをしたり、後輩に経験を積ませようと身を引いたりするからなんですね。
それに、吉成のようにキャーキャー言われるようなモテ方ではないものの、狭く深く愛されるタイプのモテ男なんです。
一方で、吉成は何でもできるクールなイケメンではあるものの、実はとっても努力家。
そしてギャップとなるのが、見た目に反してとってもナイーブで恋に臆病だということ。
彼は、過去のノンケに恋をして傷ついた経験から、真壁に恋をした時点でもう失恋決定だとあきらめていました。好きなのに婚活勧めたり、気持ちだけではなく行動さえも後ろ向き。
ところが、冒頭にも書いたように1話の終わりにはすぐ両想いだったことがわかります。
普通なら、その後は幸せいっぱいってなりそうなのに、彼はそこからさらに悩むようになってしまいます。片思いの方がよかったって…
過去に傷ついた時と同じ結果になるのではないかという不安。
中盤からは、真壁の同期で中国支社から戻ってきた遠野が登場するので、嫉妬やふたりの関係を公にできないことを辛く感じるようにもなります。
さらに、リーマンBLでありがちな転勤問題まで…
勝ち組である吉成が、こんなに脆いの?弱いの?と思えるシーンが複数入り、なんだかとっても切ない!恋する乙女の心情というか、妙に共感できる部分もあったりしますね。
そして!!
そんな彼の悩みや不安をひとつずつ解消していくのが真壁なんですよ。
とにかく、器の大きいできた人で、彼の行動や発言には感動しまくりです。
こんな男前だとわかったら、吉成じゃなくたって誰でも惚れちゃうってレベル!
彼のケロッとした態度や心のこもった発言に救われるんですよね~。
倫敦巴里子先生は、シリアスな部分と笑えるコメディたっちな部分をとてもうまくミックスさせて描かれる大好きな作家さんですが、この作品は特に良いです。
あと、もうひとり忘れてはいけないキャラが登場します。
それが、同じ部署の女性社員・三井です。
彼女は、真壁が仕事ができることもモテることもよく理解している女性で、最初は吉成のライバル的な存在です。しかし途中からは、真壁と吉成の関係にも気づいて応援してくれるようになります。
とってもいい人なんですよ、彼女も…
そして最も重要なシーンに登場する人物でもあります。
三井のセリフによって、作品のタイトルにもなっている『本日、有休使います』という状況がわかるようになっていますから。
この有休を使う時って、作品の中で吉成が悩む大きな悩みが解消された時&ふたりの関係や環境が大きく変わる変化の時だったりします。
2回有休を取得するシーンが登場するので、その際の変化とふたりのラブラブっぷりをご覧ください。