紙の本
14章の短編集
2023/05/31 22:34
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
素敵な短編集です。どれも短編ではなく、とてつもなく大きな物語の一部を覗かせてもらったような感覚です。恩田ワールドをこんなふうに楽しめるなんて、とても贅沢です。
電子書籍
記憶を呼び起こす14編
2020/05/13 09:55
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふとした瞬間に過去に誘われるような、不思議な味わいの短編ばかりです。ウイントン・マルサリスへの偏愛があふれる、表題作が胸に響きました。
紙の本
恩田さんの中では珍しい短編集です
2017/12/25 22:18
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投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編ばかりお目にかかるので、短編集とは珍しい。
内容も、実験性や新趣向に富み、ファンならば楽しめる作品集
だと思う。恩田さん未読の方は、他の代表作を読まれてから、
手に取ることをお薦めする。
さて、本当に寄せ集めの作品集なので、少々書評が書きにくい。
全部で十四編、ページ数も十から五十くらいとばらばらである。
逆にいえば、いろいろな顔をみせる恩田さんの好奇心の旺盛さを
楽しむ作品集と考えればいいのかもしれない。
ノスタルジー、ホラー、サスペンスなど、分野も富んでいる。
味見的に読まれるのがいいと思う。
電子書籍
ちょっとぞっとしたり、ぎょっとしたりするようなお話
2018/12/06 06:39
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『朝日のようにさわやかに』はちょっとぞっとしたり、ぎょっとしたりするようなお話を集めた短編集です。
「水晶の夜、非水の朝」は『麦の海に沈む果実』(講談社文庫)の番外編で、理瀬のパートナーであるヨハンを主人公とした物語です。
その他の短編はノンシリーズで、ショートショートのような3ページくらいのものも含まれています。中には話がよく見えないものもありましたが、おおむね悪くはなかったです。
「あなたと夜と音楽と」はラジオ放送で対話する二人のやり取りを通じてある殺人事件に迫る会話だけのミステリーはちょっと変わったアプローチで興味深いと思いました。
ただ、恩田陸はやはり長編の方がより面白いと思いました。
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短編14作。
色んな味が入ったキャンディボックスみたい。
中には苦手な味があったりもするけど、大きいキャンディや小さいキャンディ、結構楽しめる。
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恩田陸短編集。様々なタイプの物語が詰まっています。恩田陸の作品を読むと物語の魅力に圧倒されます。創り込まれた世界観に身を浸す悦びに満ちます。小説を読むということは、なんと贅沢なことなのでしょうか。なんと愉しいことなのでしょうか。
それぞれの作品に物語の種がばらまかれ、そこから長編が萌芽するものもあるのでしょう。シリーズの一環として書かれた「水晶の夜、翡翠の朝」も長編の予告編として書かれた「淋しいお城」も物語の一部を切り取ったかのような「卒業」も、奥に広がる物語世界が垣間見えて短編という括りに収まりきらない魅力を感じます。
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14編の短編集。帯に「いろんな味を贅沢に取り揃えました」とありましたが、ちょっとバラバラ過ぎるような気もしました。私はどちらかというと長い物語が好きで、短編でも連作だとか、何かしら関連があるとかいう方が好みなのでそう思ったのかもしれません。1編目の「水晶の夜、翡翠の朝」は水野理瀬シリーズの番外編なので、これが一番好きかも。
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怖くない話が「楽園を追われて」ぐらいしかなかった。
正直謎の多い話も多かったけれど、
話が短ければ短いほど、この人の作品は
奇妙さ、怖さが増すのかも。
説明が十分ではないだけ、
読者の想像を掻き立てられる気がする。
でもなんだろう、
全体的に印象に残りにくい。
「淋しいお城」は残るかな。
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ショートショート、ホラーなど様々な14編を収録した短編集。ジャズ音楽の解釈から心太、さらに忘れていた記憶の真相へ辿りつく連想ゲームのような表題作ほか、ショートショート、ホラーなど様々な14編を収録した短編集。
★感想★長編「麦の海に沈む果実」の後日談でもある、理瀬が去った後の学園を描いた「水晶の夜、翡翠の朝」目当てでこの本を読みました。閉じられた世界で起こる些細な悪戯の裏には、隠された本来の目的があった。真実と対峙した時のブラックなヨハンが魅力的。
収録作品の中では、かつての文学仲間の死から残された謎の原稿から戻らない日々を追想する「楽園を追われて」た印象に残りました。現時点では抽象的で意味のわからない短編は、過去の短編集でもあったように他の作品のプロローグになったりするのかも。
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しょっぱなから『麦の海に沈む果実』好きにはたまらない、恩田陸さんの久々の短編集^^
1つ1つの話にギュギュッとエッセンスが詰まっていて、思わず長編で読みたくなってしまいます。
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読み途中で、他の面白い本に邪魔され。最悪な読み方をしちゃいましたごめんなさい。まあ短編だから許してほしい。
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短編集としては二冊目のもの。
短編集は一つ一つが短くてサクサク読めるのはいいですが、やはり「読み切った~」感に欠けるものがありますね。
「赤い毬」って作品、この本より前にどっかで読んだ記憶があるんだけどなぁ・・。どこだったかなぁ。デジャブ?って思ってたら、「七つの黒い夢」で読んだんだったわ。
あとはタイトルにもなっている「朝日のようにさわやかに」に出てくるグロールシュというオランダビールを飲んでみたい!
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ヨハンの話が先頭。あとはミステリ、ホラー要素の入った短編達がいろいろ。とりあえず短編集めましたって感じの本だけど、まぁそれぞれ面白かったからよいか。でも、もうちょっと内容にコンセプトが見えるものだったらよかったのに、と思う。
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本当に短編の寄せ集めというかんじ。どれも統一性がないものの、最後の朝日のようにさわやかに、のようにいつかふとした時に思い起こさせてくれるような気がする本。
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一千一秒殺人事件のあまりの不条理さに耐えられなくなって次に飛びました。
また余裕のある時にリベンジ