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紙の本
戦国大名と分国法 (岩波新書 新赤版)
著者 清水克行 (著)
厄介な隣国、勝手な家臣、喧嘩に盗みに所有地争い…。戦国乱世の大名たちは、さまざまな歴史的課題にどのような対策を講じていたのか。大名たちが定めた「分国法」を読み解き、彼らの...
戦国大名と分国法 (岩波新書 新赤版)
戦国大名と分国法
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商品説明
厄介な隣国、勝手な家臣、喧嘩に盗みに所有地争い…。戦国乱世の大名たちは、さまざまな歴史的課題にどのような対策を講じていたのか。大名たちが定めた「分国法」を読み解き、彼らの実像に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
血で血を洗う戦国乱世を生きた、華々しき大名たち、のはずが!? 悩める素顔を語る、かくも雄弁なる〈法〉!【本の内容】
目次
- はじめに――分国法の世界へ
- 分国法への招待
- 大名はつらいよ
- 分国法の基礎知識
- 第一章 結城政勝と「結城氏新法度」―― 大名と家臣たち
- 乱世の子
- 「新法度」制定の背景
- 奇妙な法律
- 羅列された条文
著者紹介
清水克行
- 略歴
- 〈清水克行〉1971年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。明治大学商学部教授。専攻は日本中世史。著書に「足利尊氏と関東」「耳鼻削ぎの日本史」など。
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紙の本
戦後歴史学に再考を促す野心作
2018/08/01 16:50
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
結城・伊達・六角・今川・武田各家の分国法を素材に、戦国大名について考える。文章は軽妙でいて内容は深い。分国法を残した上記諸家と、残さなかった大名との対比とその評価には驚いた。終章には、戦後歴史学の成果に再考を促す記述もある野心作。
紙の本
初めて知ったことばかり
2018/11/20 19:53
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほどねぇ。こういうことだったのか!
こういう本を、ぜひ、先生方に読んでもらいたいですね。
中学校や高校の先生には特に。
戦国時代のイメージを変えますし、
分国法の教え方、重要性が変わるでしょうね。
納得したことがらが多いです。
いわゆる戦国時代や戦国大名がお好きな方は、
かたすかしをくうかも?
紙の本
目から鱗
2018/11/01 20:31
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『戦国法の読み方』が非常に面白かったし、清水さんの著作なので期待して読んだが、満足。トノサマの愚痴やため息が伝わってくるような結城氏の法度や「塵介集」の読み方も面白いが、「先進的だからといって時代状況に合っているとは限らない」というのは卓見。「勝者になった大名たちに分国法は少ない」というのは言われてみればその通り。「先進的だから」法の支配を進めたのではなく、「内部に問題を抱えていたから」分国法のようなものに頼らざるを得なかった、というのは目ウロコだなあ。
紙の本
地域法
2018/10/17 06:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
分国法の実態がわかって非常に興味深い。領主の赤裸々な文言が使われていたり必ずしも法治国家とは言えずうまく機能していなかったのも理解できる。原文も読みたくなるほどに興味がそそられる。
紙の本
戦国大名と分国法
2021/08/12 15:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
発売後大変話題になった新書だが、3年近くたって読んだ。清水克行先生の本ということで、きっと面白くて読みやすいんだろうな、と思っていたらやっぱりそうだった。
分国法は大名たちが「国」の中で適用するために定めた法律で、中には家訓といったほうがいいものがあったり、系統立てられず漫然と書かれた物があったり、定めたはいいけど実際には使われなかったり、家臣を締め付ける事で反感を買ったり、逆に大名が勝手な事をしないように家臣が作った物など、御家事情のようなものが反映されていてとても面白い。
分国法は大名による一元的な統治を推し進めるため、という近世的な価値を持っているが、これを定めた大名の多くが衰退したり滅んだりしたというのは意外だった。渦中が治まらないから、分国法に頼らざるを得ない、という視点は卓見。