「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
レ・ミゼラブル 上 (角川文庫)
監獄から出所した後も、差別に悩まされ続けるジャン・ヴァルジャン。ある司教に出会ったことで、まったくちがう人生を歩き始めた彼は、不幸な美女ファンテーヌを救おうとするのだが…...
レ・ミゼラブル 上 (角川文庫)
レ・ミゼラブル (上)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
監獄から出所した後も、差別に悩まされ続けるジャン・ヴァルジャン。ある司教に出会ったことで、まったくちがう人生を歩き始めた彼は、不幸な美女ファンテーヌを救おうとするのだが…。【「TRC MARC」の商品解説】
貧しさにたえかねて一片のパンを盗み、19年を牢獄ですごさねばならなかったジャン・ヴァルジャン。出獄した彼は、ミリエル司教の館から銀の食器を盗み出すが、慈悲ぶかい司教の温情が、彼を目ざめさせる。【商品解説】
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
生き方について考えさせられた
2015/08/14 22:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なぎさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上,下巻合わせての感想を述べます.それぞれ特徴的な登場人物がいます.個々それぞれが生きる目標を明確に文の中で記されているため,人物の言動や思想を論理的に理解できる物語です.ですので,作品中には,かっこいい生き方,そうとは言えない生き方をする人が出てきますが,それぞれ違った生き方をしていて躍動感がある作品でもありました.
紙の本
人生とは? 若い方におすすめ
2020/04/15 10:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKのドラマをしてたので文庫を詠みました。人は環境で良い人にも悪い人にもなるのかなと思いました。心に残る場面はいくつもありますが、コゼットを搾取していた夫婦の娘が身代わりに撃たれてしまい最後に想いを告げる場面が切なく悲しいです。
紙の本
いいですね
2019/09/10 12:12
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の時、岩波文庫7冊で、読みました。
細部は覚えていません。
あらすじにかかわりのない叙述がかなり多く、
ものすごく時間がかかりました。
その辺をわきまえて、ちぢめていただけた本書は助かりますね。
下も読みますね。
紙の本
コゼット萌え
2023/10/01 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:通りすがり - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は抄訳版。
原作は長い(文庫本5冊分!)ので、私は読み切る自信がないので抄訳版のこちらを選びました。
ジャン・バルジャンが改心する場面や、虐待を受けてるコゼットが救われるシーンなど見所満載でした。
文学的というよりエンタメ的な作品ですので、読書初心者にもお勧めできる小説ですね。
文学界のアイドル・コゼットにも出会えるという意味で読んでおくべき名作です(え?w
原作を読んで、どの程度違いがあるのか把握したいのですが、今の自分には厳しいかな;;
機会があれば原作を読んで見たいと思いました。
紙の本
本筋が良いだけに脱線が気になる
2024/04/18 14:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた古典的名作。平凡な男、ジャン・ヴァルジャンが悪に堕ち、どん底から再生し、天国に召されるまでの生涯を描く作品という風に読んだ。
自論だが、キリスト教文化圏の善悪観は結構な矛盾を含んでいると思う。同じ教理に従わない人間の善意を信用できず、しかし同じ教理に従う人間の悪意に対しては異教徒のように扱う。そして善意は神によってもたらされ、本人の努力が及ぶべくもない……この本にも書かれている醜悪な固定観念があると思う。そういう教義の矛盾にもめげず慎ましく善を全うするジャンの強靭な意思が実に胸を打つ。
古い作品を読む際にできるだけ気をつけていることが、当時の流行や時代に想像を巡らせることだ。例えば、本書では風景描写が最低限な反面、やたらと具体的な地名や通りの名前が出ているが、これは旅行が一般的でなかったからこその娯楽ではないかとか。例えば、革命の描写が事細かなのは、切っても切り離せない時代の傷だったからではないかとか。時代も文化も異なる世界の小説の読み味はやはり独特で、現代日本人の私には相容れない部分も多々あるが、そういう差異を楽しむ視点はできるだけ持っておきたいと、改めて考えさせられた。
抄訳の割には話がそれる場面が度々あったのが気になった。ジャンやコゼットから視点が離れる期間の長いこと長いこと。もっと端役の背景は端折っても良い気がする。
作者の自我がしゃしゃり出たり、物語に没入しているところに読者へ語りかけてきたり、充分描写できているところにわざわざ無粋な説明を加えてしまうあたり、ユゴー御大も不安を払拭できない一人の人間だったのだろう。