電子書籍
わが殿 下
著者 畠中恵
『しゃばけ』『まんまこと』の著者が描く、幕末痛快小説!新銅山の開掘、面扶持の断行、藩校の開設、大型船の造船……。七郎右衛門は幾度も窮地に陥りながら、”わが殿”利忠の期待に...
わが殿 下
わが殿 下 (文春文庫)
商品説明
『しゃばけ』『まんまこと』の著者が描く、幕末痛快小説!
新銅山の開掘、面扶持の断行、藩校の開設、大型船の造船……。
七郎右衛門は幾度も窮地に陥りながら、”わが殿”利忠の期待に応え続ける。
だが、家柄もないのに殿の信頼を集める七郎右衛門に、悪意が向けられ――。
そんななか黒船が襲来、日本に激震が走る!
新時代を生き抜く知恵に満ちた、幕末最強バディ小説。
解説・細谷正充
※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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紙の本
明治維新を迎える武士
2023/02/26 23:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は史実に沿った作品だったのです。本当に存在した大野藩の本当に存在した藩主 土井利忠と、その殿を愛し畏怖し尽くしてきた内山七朗右衛門藩士の話。金欠の藩を救い、未来の日本を見据えた商売や武器、医学を藩として育て、そして明治維新と共に消えていく武家政権の中、商売の大野藩として生き残っていく姿を描く。殿を信じて、恐れて、人として尊敬して、殿の希望を叶える事で自分が成長する七朗右衛門は殿愛に包まれて人生を終える。男と男の熱くて悲しい情の物語でした。現代ならば、自分を犠牲にするばかりで、確たる言葉の遣り取りも無いまま、信じ続ける主従関係なんて、きっと有り得ないだろうな
紙の本
脱 軍事政権
2023/07/28 22:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
侍が支配していた時代は、様は軍事政権だったわけで、そんな中、経済で勝ち組になった、兵隊さんより、商人の方が強いでっせ、という話。
金を稼ぐやつがえらい、出世するというのは、一つ間違えれば、ビッ○モー○ーなんですが。
幕末のの混乱の波にもうまく乗って稼ぎまくっているけれど、ある意味商人の稼ぎを役所がかっさらっているようなモンだね。
物価の上昇以上に、物が売れて地元が潤うなんて、経済のお手本。
暴力じゃ利益は生まれない。
紙の本
江戸後期大野藩での出来事
2023/01/31 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
藩主土井利忠に「打ち出の小槌」と言われ何かと重宝され金策の無理難題を負わされる主人公の活躍は、幕末において藩の黒字経営に貢献する。藩内では、武士らしからぬ商売への関与に反発を覚える勢力が出現するが、以前からの慣習を捨てられない人々なのだろう。何事も変化がないことを良いことだと考えてりうと、急激な時代の変化に取り残されてしまうのは、いつの世もだと思う。幕末の知らなかった地方の歴史を刻み込むことが出来た。
電子書籍
うまく行き過ぎ
2024/03/11 23:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
実在の人物がでてきますが、本当に、こんな展開になったのかなぁ、うまく行き過ぎた感じがしますけど。実は、下巻から読み、次に、上巻を読んたので、お話の展開は知りながら、上巻よみました。下巻は、3回目の読了
紙の本
わが殿のキャラクターが
2023/07/02 10:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名が「わが殿」なので、わが殿のキャラクターがもっと際立って描かれているのかなと思ったが、それほどでもない。人情もの 領国経営もの 経済史もの 色々な要素を取り混ぜて書いてはいるが、どの要素にも深くふみこんでいない という気がして食い足りないという感想を抱いてしまった。主人公を経済の視点で描いた「そろばん武士道」を読んでみようかしらん。