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向田邦子シナリオ集 昭和の人間ドラマ (ちくま文庫)
登場人物たちが織りなす、濃密で少しやっかいな人間関係。人の温もりと懐かしい昭和の息づかい、迷いながら人間らしく生きる人々がここに−。向田邦子のテレビドラマ脚本のなかから1...
向田邦子シナリオ集 昭和の人間ドラマ (ちくま文庫)
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商品説明
登場人物たちが織りなす、濃密で少しやっかいな人間関係。人の温もりと懐かしい昭和の息づかい、迷いながら人間らしく生きる人々がここに−。向田邦子のテレビドラマ脚本のなかから1話完結作「隣りの女」など全5篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
ふとした仕草、ぽつりと吐いたセリフ…迷いながらも人間らしく生きる人々を描く没後40年、向田文学の原点!隣人とその愛人、愛人と本妻、親子もどき、姉と妹……登場人物たちが織りなす、濃密で奇妙で少しやっかいな人間関係。人の温もりとあの懐かしい昭和の息づかい、迷いながら人間らしく生きる人々がここに。向田邦子のテレビドラマ脚本のなかから一話完結作「隣りの女」「きんぎょの夢」「毛糸の指輪」「眠り人形」「七人の刑事(十七歳三ヶ月)」の五篇を収録。解説 平松洋子【商品解説】
収録作品一覧
隣りの女 | 7−114 | |
---|---|---|
きんぎょの夢 | 115−168 | |
毛糸の指輪 | 169−226 |
著者紹介
向田 邦子
- 略歴
- 向田邦子(むこうだ・くにこ)1929年、東京生まれ。脚本家、エッセイスト、小説家。実践女子専門学校国語科卒業後、記者を経て脚本の世界へ。代表作に「七人の孫」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」。1980年、「花の名前」などで第83回直木賞受賞。おもな著書に『父の詫び状』『思い出トランプ』『あ・うん』。1981年、飛行機事故で急逝。
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紙の本
向田邦子さんが視ていたもの
2021/09/16 16:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
向田邦子さんが亡くなって40年になります。
それでも今でも人気が高く、向田さんの関連本が今でも本屋さんの店頭に並びます。
この本も2021年7月に出たばかりの、ちくま文庫のオリジナルです。
向田邦子さんにはいろいろな肩書がありますが、今の読者にとっては向田さんはどんなイメージで読まれているのでしょうか。
やはりエッセイストとしての向田さんでしょうか。
直木賞作家の小説家としては、少しばかり作品が少ないかもしれません。
脚本家向田邦子さんはどうでしょう。
向田さんの脚本の主戦場はテレビの世界で、映画ではありませんでした。
なので、映画のように昔の映像が容易に観れるわけではありません。
では、どうするか。
「脚本は残しておかない。どんどん捨ててしまいます」と向田さんは生前語っていましたが、幸いにも向田さんというビッグネームになれば、脚本を読むことはできます。
脚本を読むことで、向田さんが表現しようとした家族や男女の機微を今でも味わうことができるのです。
このシナリオ集では一話完結ものである「隣りの女」「きんぎょの夢」「毛糸の指輪」「眠り人形」「七人の刑事 十七歳三か月」の五篇が収められています。
中でも、1977年に放送された「眠り人形」は成人しそれぞれ家庭を持ちながら互いに秘密を抱えた長女と次女の駆け引きが巧に描かれた秀逸です。
こういう作品を読むと、どんな人間関係であっても向田さんという才能なら見破ってしまいそうで、少し怖くなります。
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昭和の薫り
2021/12/07 19:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
向田邦子さんのシナリオも読んだことがありますが、今回の「毛糸の指輪」は初めて読むことが出来て嬉しかったです。昭和という時代が今よりも全てが良かったわけではないと思いますが、良かった部分を濃縮したような昭和の薫りに満ちていて心が温かくなりました。