紙の本
そういったものに僕は憧れた。
2001/05/23 02:29
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投稿者:阿藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古い南部の支配階級の没落、戦争にともなう混乱などを背景としながら、農場主の娘スカーレットは、初恋の人に惹かれながらも別の男と結婚し、夫が死に、バトラーと再婚し、離婚するといった波乱万丈の人生を強く生きる。そういった強さを支える感情の豊かさときらめき。
紙の本
この小説は三日三晩くらいで一気に読みきるべきだ
2001/02/17 16:10
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投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る
フォークナーの『八月の光』を読んで、黒人、南部、強いていえばこの程度の連想が未完の対策GWTWに向かわせた。個人的な事情だけれど気力・体力・知力とも最低の状態にあえぎながら、時として唯一の慰めとなった断続的な読書時間をなんとか積み重ねて読了した。それから二月ばかり、何をどう書き留めておけばよいのかいたずらに考えあぐねていた。この小説は、やはり三日三晩くらいで一気に読みきるべき作品だ。
いま未完の大作と書いた。続編が刊行されたからそう言うのではない。説明しようのない直感でそう思った。スカーレットが生き続けるかぎり、この小説は未完である。でも、小説が完成するとはそもそもどういうことなのだろう。そういえば、ウージェーヌ・シューの『さまよえるユダヤ人』を読んだときもやはり同じ思いを抱いたものだ。「運命」を担った人物なり事件を素材として書かれた小説は、もちろんそれがよく出来た虚構であるかぎりにおいて、読者のあくなき物語への欲望を手のつけられないところまでかきたてるものであるらしい。新たな小説が書かれ、読まれ、あるいは「実人生」で反復・模倣される事情は、どうやらこのあたりにあるらしい。
ところで、何をどう書き留めておけばいいのだろう。とりあえずスカーレット、バトラー、アシュレ、メラニーの四人の登場人物をめぐる「構造分析」を試みると面白そうだと指摘しておくにとどめる。
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真紅とい名のスカーレット。彼女を好きなのは、南北戦争の時代、多くの女性がちょっとした事で気絶する為に気付け薬を持ち歩いていた時代に、自分の意志で人生を歩いて行こうとするところ。
その生き方は、我侭で多くの人に非難されるけれども潔くて、最愛の人と気付いたレット・バトラーが去っても、『明日は明日の風が吹く』という 強さを持ってる。
時代に翻弄されながらも逞しく美しく生きていく姿は鮮烈です。
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中学生の頃、友達と競うように読んだ思い出がある。だから私の「風と共に去りぬ」は映画より小説の方が先。私がオードリー・ヘップバーンよりもヴィヴィアン・リーに憧れるのは、スカーレットの図々しいまでの強さが好きだから。アメリカ史上に燦然と輝くあの映画と合わせて読むととても味わい深い。
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■説明
南北戦争の頃の南部に生まれたスカーレット・オハラの
「波乱万丈」(って死語かな?)の半生を描く長編歴史小説。
■感想
映画で、あまりにも有名な 「風と共に去りぬ」。
原作を読もうとはおもったことがありませんでした。
ところが、読んでみるとそれぞれの登場人物の思考や性格がきっちりとつくりこまれており、本当に面白い。
5巻というかなりの長さの本ですが、一気に読みました。
涙なしでは読めない場面も。
映画と原作を両方というと、どちらかが色あせることが多いのですが、見てから読んだのが正解なのかこの本は映画よりも数倍面白く、なおかつ映画も色あせない。そういう本でした。 オススメです。
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映画のほうが優れているっていう人が多いけれど、本で読んでもおもしろい。極限状態での「食」の描写がすごい。
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高校のとき映画から入って読んだ作品。
読んだ時はスカーレットに憧れてました。タラを思う情熱に自分もここまで大切にできるものを持ってみたいと思ったし、そのためには何を敵に回しても負けない意地の強さを目標にしてました。年取って血の気が減ってきてからはメラニーに近づきたいと思いますが。
英語の教科書で出てきた時は大喜びで予習してたな〜。
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スカーレット・オハラの魅力は愚かだが正直で強かだが弱い。
映画で見たラストシーン、続きが見たいと思っていたけれど、原作を読んだらあれ以上のラストはないと思うようになった。
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1〜5までちゃんと読みました。また読んだら風と共に去りぬの世界に入りそうだなあ〜^^
スカーレットの役者さんのヴィヴィアン・リーもこんなにも当てはまってる人はいない!ってぐらい素敵でした^^
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文句なしの最高におもしろいエンターテイメントだと思う。何度読んでもこれを読みかけて、途中でやめられたためしがない。スカーレットは幾時代にも通用する強烈な生きたヒロインだろう。
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自分の中で女は強いと刷り込まれた一端はこれにある。きちんと自分の足で大地を踏みしめ太陽に向かって生きるスカーレットがかっこいい。
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実は好きだったりする(笑)スカーレットには愛想が尽きる時もあるけれど、やはりこう生きてみたいなと思ってしまう自分がいる。
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随分昔に読みました。もちろん映画も何度も見ました。。スカーレットの魅力とその恋愛模様や生き方にどれだけうっとりしたでしょう。でも最近ふと思ったのです。この本、もしかしたらスカーレットとメラニーの友情というか人間としての強い結びつきが主題かもって…。天使のようなメラニー、夫を信じ友を信じ皆を愛し…完璧な彼女をスカーレットは苦手としたはず。ひねくれ者の私は怖いとさえ思っていたのです。でも、この二人、「愛してる愛してる」と言いつつも男がいなくたってしっかりと大地に背筋を伸ばして立っている。他人の言葉やうわさなんか気にせずに…。案外この二人似ているのかもしれません。本当に信頼してるからこそ、最期にメラニーはスカーレットに後を頼むのだし、またそれを受け入れるんだと思う。本当にそうか、もう一度読まなくちゃ!
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スカーレットみたいな、ずる賢くてそれでいていつまでも初恋を引きずるような女は嫌いだ。それでも、彼女のどこまでも自分の力で突き進んでいく姿は魅力的だと思う。そういうわけで、一気に読み進んでしまった作品です。
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映画も良いけど原作も傑作。私はいつも、原作→映画(まれに逆もありますが、その時は映画→原作→映画)というパターンで読む&見ることが多いです。原作→映画で、映画の出来に、ガッカリすることもありすまが「風と共に去りぬ」はどちらも秀作だと思います。・・・又、読みたくなりました。