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セロニアス・モンクのいた風景 みんなのレビュー

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みんなのレビュー22件

みんなの評価3.8

評価内訳

22 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

図書館で村上春樹を検索して出会った1冊

2023/06/27 16:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

和田誠さんの絵が良いです。セロニアス・モンクについて、著名な評論家やミュージシャンたちが綴った文章を、村上春樹さんが1冊にまとめたアンソロジー。言っていることはみんな同じ。つまり、奇矯な振る舞いにも、奇妙な音型のメロディーやヘロヘロした演奏にも、モンクがやることにはすべて意味があるということです。

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紙の本

アルフレッド・ライオンとわかれて

2017/04/16 09:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

マックス・ゴードンと結婚したロレインのように、生き様が即興演奏のようだ。ヴィレッジ・バンガードのモンクのピアノがよみがえってくる。

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紙の本

自分だけの音楽に賭けるモンクを愛した人々

2014/11/01 16:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abraxas - この投稿者のレビュー一覧を見る

変な話だが、この本、セロニアス・モンクの音楽を聴いたことがない人が読んでも、かなりいけるのじゃないかと思う。まあ、全くジャズに不案内という人にはおすすめしないけれど。村上春樹の新刊とはいっても、著者名の後に「編・訳」とあるように、海外のジャズ評論家や作家がモンクについて書いた文章を自ら訳し、編んだものである。

村上は若い頃、かなり集中してモンクを聴いていたらしい。「セロニアス・モンクのいた風景」という前書き代わりの文章がある。モンクの音楽について触れた文章の中で、これだけ美しく的確な比喩を駆使して書かれた文章はないんじゃないだろうかと思わせる名文を皮切りに、著者が折に触れて集めた音楽本の中から選りすぐったモンクを愛する人々の文章がセッションを繰り広げる。

山羊髭を生やし、帽子をかぶった大男、という風貌と、モンク(修道僧)という名前から「ビバップの高僧」などという愛称をもつセロニアス・モンクだが、その音楽自体が他のジャズ・ミュージシャンと比べてみてもひときわ飛びぬけた位置にあることが文章から伝わってくる。実は、やはり若い頃、セロニアス・モンクに魅かれ、何枚かLPレコードを買い集めたことがある。表紙カバーの折り返し部分にある『ソロ・モンク』や、「私的レコード案内」中の『アンダーグラウンド』がそうだ。

さすがに今でもよく聴くのはマイルズやコルトレーンといったところだが、この二人もモンクによって導かれたのだ。マイルズは後年になって述べている。「もし、モンクに出会わなかったら、自分の音楽的進歩はもっと遅々としたものになっていただろう」と。村上は、モンクの音楽には「謎」があるという。

モンクの音楽は誰のものでもないモンクだけのものだ、と多くの人が書いている。ジャズにも流行りすたりがある。ディジー・ガレスピーやチャーリー・パーカーが脚光を浴びていたとき、モンクは自分の音楽を極めようと沈潜していた。実は、他人とコミュニケーションをとることが不得手で、他者が自分を理解していないのではないかという疑心を抱くと、完全に自分を他者から切り離してしまう人格の持ち主だった。

それが災いして、数々のトラブルに見舞われている。最悪なのは、警察にキャバレー・カードを取り上げられてしまうという事件だった。後にモンクの庇護者となったバロネス(男爵夫人)パノニカ・ド・コーニグズワーターらの尽力で取り戻されるまでの間、彼は収入を得る手段である酒場での演奏をすることができなかった。

それ以外にも酒やクスリ、遅刻の常習犯。何より彼自身の音楽に対するよくいえば純粋さ、悪くいえば独善的な態度。ソリストに合わせようとせず、自分のピアノに合わさせようとするところなどが不興を呼び、モンクの音楽を認める演奏家からも距離を置かれることが多かったようだ。

しかし、そういうモンクの音楽を愛し、深く理解する人が妻のネリーはじめ、彼の周りには少なからずいて、彼を援け、励ましてきた。ニュー・ヨークを離れたら、必ずといっていいほどトラブルを起こすモンクをワールド・ツアーに連れ出すプロモーターや、レコード・プロデューサーの彼らだけが知る苦労話が惜しげもなく披露され、謎に満ちたセロニアス・モンク像を多方面から照射する。

これを書いている間もステレオからはモンクのピアノがずっと鳴りっぱなしで、久しぶりに充実した時間を過ごすことができた。あまり村上春樹の良い読者ではないのだが、ときおり彼がおくりだしてくれる、半分くらいは趣味のような仕事を、どこかでいつも愉しみにしている自分がいる。

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2014/10/14 13:50

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2014/10/07 14:45

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2014/11/02 13:01

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2014/10/24 21:32

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2014/11/01 16:20

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2014/11/05 23:02

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2014/11/13 09:54

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2014/11/29 19:09

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2015/02/04 18:54

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2015/02/09 10:50

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2015/07/27 16:39

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2016/09/28 06:01

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