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高い評価の役に立ったレビュー
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2020/03/09 09:49
差別意識はどうして起こるのかを考察した哲学的書です!
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、人間であれば誰しも抱く「差別感情」について哲学的に考察した興味深い一冊です。同書では、差別感情というものがどういう気持ちから生じるのかを検証し、他者に対する否定的感情なのか、それとも自己に対する肯定的感情なのか、といったことを考えていきます。同書の内容構成も、「序 章 何が問題なのか」、「第1章 他人に対する否定的感情」、「第2章 自分に対する肯定的感情」、「第3章 差別感情と誠実性」、「終 章 どうすればいいのか」といったテーマからなっており、ぜひとも一度は読んでおきたい書です!
低い評価の役に立ったレビュー
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2021/03/31 19:35
差別論的に評価できる本ではない気が……
投稿者:3π - この投稿者のレビュー一覧を見る
常に自己批判の精神を持つべき、という基本線には同意するが、その他の部分がよろしくない。というかこの人、あまり差別に関して学んでいないのではと思ってしまった。障害の社会モデル、ディスアビリティ/インペアメント概念を知らなそうとか、性差別は「自然化」されないけど障害者差別はされるみたいなこと言ってたりとか、「~という問題に対して差別反対論者は取り組まない」って何度も言ってるけどだいたいいや取り組んでるでしょって思えたりとか、「逆差別」「差別語狩り」を大真面目に問題視してたりとか(問題視はいいけど問題化のしかたが既に散々言われてる議論を踏まえてないというか言ってることが某爪真吾と同種でややマシという程度)。これは単に私が普段聞く言語と哲学の言語が違うということなのだろうか……。奥付見たらそんなに古い本でもないし。
最後の方にあった成田空港での経験はリアリティがあってうんうんってなるが。
紙の本
差別意識はどうして起こるのかを考察した哲学的書です!
2020/03/09 09:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、人間であれば誰しも抱く「差別感情」について哲学的に考察した興味深い一冊です。同書では、差別感情というものがどういう気持ちから生じるのかを検証し、他者に対する否定的感情なのか、それとも自己に対する肯定的感情なのか、といったことを考えていきます。同書の内容構成も、「序 章 何が問題なのか」、「第1章 他人に対する否定的感情」、「第2章 自分に対する肯定的感情」、「第3章 差別感情と誠実性」、「終 章 どうすればいいのか」といったテーマからなっており、ぜひとも一度は読んでおきたい書です!
紙の本
差別という負の感情の根源へ
2018/06/19 07:34
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
感情と言えば今や「心理学」や「神経科学」の専売特許のようなイメージがあるが、両者とも問題点を抱えている。その中で、哲学が感情を研究することは重要性が高いと思われる。本書では、過去の差別発言やヘイトスピーチの内容を基に差別感情についてその根源を考察している。感情の研究を思索の観点から掘り起こす。
電子書籍
生きづらさ
2022/06/11 18:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者は数冊読んできたが、そのスタンスの妥協なさ、融通の利かなさ、不器用さにははっきり閉口する。その著作はおもしろい。この「差別」という始末に負えないものも善悪ではなく不可避なものとして捉えている。その根は深く、人間の社会動物としての負の側面だけでなくもっとも高い部分にまで及ぶから、その根絶などたやすく考えるなと喝破するようだ。前半に比べて結論は尻すぼみな感もあるが、そこは著者の誠実な側面でもあるので気にはしない。切り込みが鋭くよみごたえあり。ちょっと覚悟は必要。
紙の本
差別とはなんなのかということを突き詰める
2021/11/18 11:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
差別と言ってもいろいろあり、それが「善」であると思っていてもよくよく突き詰めれば差別に違いなかったり、というような話を結構突っ込んで議論している。
じゃあ結論としてどうしたらいいんですか?という部分は著者なりの答えはあるにはあるが、こういう問題は考え続けることが大事なのであって、著者の考え=答えとするのもおそらく「差別」だろう。
そもそも差別はなぜ起こるのか、いじめはなくなるのか、その構造分析からはじまり、結果著者はいじめも差別もなくならないと言っている。
私もそれには同感だ。
なぜ差別をするのか、差別とは何なのか、この枚数でしっかりまとまった本だと思う。
偽善でもやらないよりはいい、で思考停止してしまう人にとっては読まない方がいいかも知れない。
紙の本
差別論的に評価できる本ではない気が……
2021/03/31 19:35
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:3π - この投稿者のレビュー一覧を見る
常に自己批判の精神を持つべき、という基本線には同意するが、その他の部分がよろしくない。というかこの人、あまり差別に関して学んでいないのではと思ってしまった。障害の社会モデル、ディスアビリティ/インペアメント概念を知らなそうとか、性差別は「自然化」されないけど障害者差別はされるみたいなこと言ってたりとか、「~という問題に対して差別反対論者は取り組まない」って何度も言ってるけどだいたいいや取り組んでるでしょって思えたりとか、「逆差別」「差別語狩り」を大真面目に問題視してたりとか(問題視はいいけど問題化のしかたが既に散々言われてる議論を踏まえてないというか言ってることが某爪真吾と同種でややマシという程度)。これは単に私が普段聞く言語と哲学の言語が違うということなのだろうか……。奥付見たらそんなに古い本でもないし。
最後の方にあった成田空港での経験はリアリティがあってうんうんってなるが。