紙の本
高田郁の世界観満載の小説
2016/03/02 06:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
高田郁さんの世界観満載の女性を主人公にした新たな小説です。
江戸時代の女性の立場や位置づけにあがらいながら知恵を得ることで、色々な工夫や対応を取り、成長する姿を描いたものと思います。
まだ、序盤でこれからなので今後の流れが見えませんが、これからの流れを予言する様な終わり方をしており、これからの展開が面白そうに思いました。
特に、今後の店の運営や店内の事がどの様に描かれるのか楽しみです。
さらに、この時代の大阪での両替商の役割や仕組みを知ることができ、社会の仕組みの一旦を知ることができ良かったです。
まだまだ物語の序盤でわかりませんが、奉公した店の主人が、離婚しその後添えにと考える番頭や、ほのかに思っている三男など、店の主人筋との恋などの展開も見逃せないところかと思います。
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続きが早く読みたい!!!
2016/03/01 09:57
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジャスミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初はあまりに地味で暗い話だったので、ちょっと読みづら かったけど五十鈴屋に奉公してからは俄然面白くなり
昔の大阪の商家の食事があんなに始末だったのかと
驚きです。みおつくしシリーズのようにゆっくりの刊行でしょう か?来月は無理な注文ですね!
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、現代にも通じるかな……。不景気でモノは、売れない……。そう思いながら、読み始めましたが、幸が魅力的です。これから、どうなるんでしょう、なんか、たくさんシリーズになってるみたいで……
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江戸時代の厳しい社会を垣間見る
2021/11/24 16:31
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
旱魃と飢饉で飢える貧困、そして、女性が学問をできない社会であるなど、江戸時代の厳しい現実が描かれる。その中で翻弄され、耐える主人公の幸。
この巻では、まだ、運命や社会に翻弄されるだけの幸だったが、次巻以降で立ち上がっていくのか。スカッとする様なカタルシスは味わえずに、物語はまだ動き出していない。今後の展開にむけた、静かなる序章といった、静謐な出だしでした。ドラマのおしんの様な壮大な物語が予感される。
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ひたむきに頑張る少女
2019/04/30 11:54
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひたむきな少女が成長していく姿がいい。学ぶことが、自分を高めていくと信じている姿が素敵です。続きが気になる終わり方。
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高田さんの新シリーズ。
知恵をと望むものの、女が学問をすることが理解されない時代。それでも、家族に囲まれて平穏に生きていたはずの幸。
思いがけない不幸の連鎖で奉公に出ることになっても、そのひたむきさは消えない。
三男坊との淡い気持ちに通い合いが成就することを願うものの、いろいろと困難が待ち受けそう。
他の縁談が襲ってきそうで心配。
それも、お店を思う善意からやってきそうなのが、いっそう気がかり。
幸の一生を描く大河ドラマの幕開けといった感じ。
手元に2巻があるので、間をおかずに読むつもり。
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何だかんだ購入。
前作のお料理モノではないので躊躇していたが、やっぱり買って良かった。
主人公、過酷な人生。でもめげずにいる姿に好感。
しかし...お兄ちゃん他、イイ人は皆離れてしまうんだね。
ラストの!まさか後妻さんとかにならないよね?
違う意味で不安になる。続編希望!
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高田郁さんの新シリーズ。
大坂が舞台の商家モノ。ということで、期待通りの安定の読みやすさです。
ただ、ラストの治兵衛の思い付きには嫌な予感しかしないので、幸の今後が心配です。。。
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みをつくしが終わってしまい、寂しい限りだったけど新シリーズ始動で嬉しい限り。
心優しいキャラが次々といなくなってしまったけど、それもまた次巻への布石となっており楽しみ!
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兵庫県に今津の近くに生まれた幸という女の子が天満の呉服屋に奉公に出て、御寮人さんが実家に帰ってしまうまで。
突然の不幸に見舞われた少女が立ち上がって頑張っていく物語になっていくんだろうなあと想像がつく。けど、これからも読んでしまうんだろうと思う。
花登筺さんの再来かもしれない。
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学者を父に持つ少女「幸」は、家族で慎ましくも幸福に暮らしていたが、
飢饉に見舞われ、疫病で最愛の兄と父を亡くす。
そして父の嫌っていた商家へ、9歳にして奉公に入る。
女子は人生の選択権を持てなかった時代。苦労に苦労を重ねながら女中としての毎日をたくましく生きる幸の姿には元気がもらえる。
今作ではもしかして幸に人生最大のチャンスが??というところで終了。
次作がとても楽しみ(^-^)
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家族の不幸から学ぶ道を離れ、父が蔑んでいた商いの道を進み始めた幸。新しい道でも考えることを止めない彼女にどんな行先が待っているのだろう。
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みをつくし料理帖以来のシリーズ開始ですね。
既に 主人公の幸の先行きに不穏な雲が漂っています。
これから彼女がどのような人生を歩いていくのか
今はまだわかりません。
今後に期待を抱きつつ読了。
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高田郁さんの新シリーズ。
幸の進む先が平坦じゃないのは察しがつくけれど、清廉潔白で聡い幸だから、心の底から応援したくなります。
ただ、みをつくし料理帖と同様、奉公先の主(今回はお家さん)の温かさは救い。五鈴屋を三代続けて支えてきた屋台骨のお家さんだから、筋は通っているし、かっこいい。けど、如何せんおばーちゃんだからなぁ……
智蔵の出奔、ご寮さんの離縁。
幸を快く思ってくれるひとたちが離れていくのは辛い。智蔵が「自分勝手」と零した未来予想図がいつか本当になったらいいのに、とすでに智蔵ファンのわたしは思う。
治兵衛がこの先できるだけ長く、幸の行く末を照らす光明で在り続けてくれますように、と願ってやみません。
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学者の娘として生まれた幸は、大阪の呉服商の女衆として奉公にでる。
商人嫌いだった父にすりこまれてきたことが自分の目で見、肌で感じたことにより考えを改め学ぶ事への好奇心を諦められない幸が何とも健気で愛おしい。
これからどんどん成長していく幸の姿を早く見たい。あまりにつらい試練は与えないでほしいなぁ。
お家の揉め事に首を突っ込まないためにする先輩女衆の地蔵のような半眼姿が出てくるたびに笑えて好き。