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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2016/06/20
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:20cm/460p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-386443-5

紙の本

希望荘 (杉村三郎シリーズ)

著者 宮部みゆき (著)

家族と仕事を失った杉村三郎は、東京都北区に私立探偵事務所を開業した。ある日、亡き父が残した「人を殺した」という告白を調査してほしいとの依頼があり…。表題作ほか全4編を収録...

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希望荘 (杉村三郎シリーズ)

税込 1,925 17pt

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商品説明

家族と仕事を失った杉村三郎は、東京都北区に私立探偵事務所を開業した。ある日、亡き父が残した「人を殺した」という告白を調査してほしいとの依頼があり…。表題作ほか全4編を収録。『STORY BOX』掲載等を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

探偵・杉村三郎シリーズ、待望の第4弾!

その部屋には、絶望が住んでいた――。
宮部ファン待望の14か月ぶりの現代ミステリー。特に人気の「杉村三郎シリーズ」の第4弾です。
本作品は、前作『ペテロの葬列』で、妻の不倫が原因で離婚をし、義父が経営する今多コンツェルンの仕事をも失った杉村三郎の「その後」を描きます。
失意の杉村は私立探偵としていく決意をし、探偵事務所を開業。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年に起きた女性殺人事件を解決するカギが……!?(表題作「希望荘」)
表題作の他に、「聖域」「砂男」「二重身(ドッペルゲンガー)」の4編を収録。
【商品解説】

収録作品一覧

聖域 5−85
希望荘 87−187
砂男 189−327

著者紹介

宮部みゆき

略歴
〈宮部みゆき〉1960年東京生まれ。「理由」で直木賞、「名もなき毒」で吉川英治文学賞を受賞。

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みんなのレビュー250件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

さすが、さすがの安定感

2017/04/03 10:37

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る

杉村三郎シリーズの第4弾。前作で公私ともに大きな転機があった主人公が故郷で探偵となって再出発するという設定の今作品は短編集。「宮部みゆきに外れなし!」と個人的に思っているのですが、今回も抜群の安定感で読ませてくれます。登場人物ひとりひとりが丁寧に描かれているので真相にも説得力がありますし、人間の業というものをひしひしと感じさせてくれます。主人公の人生譚でもある本シリーズ。次はどんな物語を紡いでくれるのか楽しみです。

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紙の本

現代を深く切り取る、宮部みゆきの真骨頂。

2022/04/12 13:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

杉村三郎シリーズ。

離婚して独り身となった三郎は、紆余曲折を経て探偵事務所を始める。
新たな人生を歩み始めた三郎の短編連作集。

死んだはずのお婆さんが目撃される。幽霊なのか? はたまた何か事情があるのか? 三郎が丹念に事実を辿って行く中見つかることとはーー「聖域」。

「昔、人を殺したことがある」そう告白して死んでいった父。苦労を重ねて来た父。そんなことがあったとは信じ難い息子からの依頼ーー「希望荘」。

離婚後、山梨の実家に帰っていた三郎。探偵事務所を開設するきっかけになったエピソードーー「砂男」。

東日本大震災から二ヶ月。三郎が借りていた築四十三年の事務所兼自宅は使い物にならなくなってしまう。
新しく間借りした狭い事務所に、全身黒ずくめの少女がやって来る。「希望荘」の依頼人の息子の友達の友達だという。母の交際相手が震災の直前から東北に旅に出てしまい、行方不明なのだとーー「二重身」。

ところどころに描かれる三郎と、小学四年生になった娘・桃子との交流が切ない。

「娘とつないだ手を離すとき、私はいつも、自分のなかで何かが剥がれるのを感じる。それはたぶん、傷がふさがってできたかさぶただろう。そしてまた少し血が流れる」

現代を深く切り取る、宮部みゆきの真骨頂。

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紙の本

彼女にとっては

2018/05/11 20:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

長い間ずっと絶望を抱えて生きてきたであろう彼女にとって希望荘というアパートの名前はどうしようもなく皮肉。
そういうままならない事件に杉村さんはこれからも向き合っていくのでしょうね。

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紙の本

杉村さん がんばれ

2017/05/16 20:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えるべっく - この投稿者のレビュー一覧を見る

いろいろあって探偵になった杉村さん。

この作者らしく、
登場人物の描写が細やかに
際立っているおかげで、
物語ごとに楽しく読める。

探偵としては
まだまだだか、
人間味あふれるやり方で
真実に近づく杉村さんは
魅力的だ。

次の作品が楽しみですが、
じっくり深いミステリーが読んでみたい。

個人的には、「希望荘」が秀逸でした。

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紙の本

2016/09/21 12:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

昭和50年に殺人を犯したと仄めかす男性を描いた表題作を始め、4編を収録。いずれも私立探偵・杉村三郎を主人公に据え、探偵として独立する経緯、事務所開設に関わるエピソードなどを綴る。幾分、変わったミステリと言えなくもないが、凝りすぎ、硬すぎで、やや読みづらい。ストーリーもひねりすぎか。最近の宮部氏は、こうした過剰な文章が多い気がする。

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紙の本

探偵

2017/03/06 22:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

探偵・杉村三郎シリーズ。
4つのお話が楽しめます。
杉村が探偵になる経緯とかの話も読めました。
長編も読んでみたいです。

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紙の本

探偵になった杉村さん

2016/11/18 11:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る

杉村さん、ついに!やっぱり!!探偵になったんだ~♪♪
その後、実家に帰り、そして震災を体験。そうなのね~。ってしみじみ。
でも、彼のもとにやって来る事件は、あいもかわらず、なんか、切ない(>_<)
幸せになって、ほしいのに・・・

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2016/07/23 19:58

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2016/06/27 11:40

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2016/06/25 05:40

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2018/12/17 10:13

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2016/06/12 23:16

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2019/02/02 19:56

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2017/08/07 11:26

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2017/04/25 18:05

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