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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/03/01
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/340p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-100512-6

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紙の本

細雪 改版 上 (新潮文庫)

著者 谷崎 潤一郎 (著)

【毎日出版文化賞(第1回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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細雪 改版 上 (新潮文庫)

税込 605 5pt

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みんなのレビュー170件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

源氏物語的もののあわれ

2002/06/23 22:01

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

大坂船場の名家蒔岡家の四姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子をめぐる人間模様を描いた、文豪谷崎潤一郎の代表作。
四姉妹をはじめとする登場人物はそれぞれ個性的ではあるが、どれにも共通に感ぜられるのは、関西の上流階級のもつ貴族的な優雅さ、上品さである。ときは昭和初期。軍国主義の波が押し寄せてき、個人の生活への国家の干渉が増大した時代であるはずなのに、この小説に出てくる人々はまるでどこか別世界にいて、浮世の災いからは遠く離れた静かな情緒に身を置いているようである。
そんな高雅さの中心にいるのが、三女の雪子である。三十を過ぎてもなお独身の彼女の結婚をめぐって周りの人間がやきもきをしながらも、当の本人は平然としている。姉妹の中でもっとも美しいが、めったに感情を外に出さず、人の言葉にただ「ふん」とか、「うち、ようわからん」と曖昧な返事をするだけのおとなしい女性である一方、妹の妙子に意見をするときには峻厳なまでの態度を見せ、その結婚相手の家柄に対してもこだわりを示す、また極端な人見知りからせっかくの良縁を自分の手で台無しにしてしまう、一見何を考えているかわからない不思議な存在である。
次女の幸子も魅力的な女性である。物語は彼女の家が主な舞台であり、彼女の視点から語られている点、彼女が物語の主人公であるともいえるだろう。2人の妹のことで苦労をし、おろおろしたり、時には悔し涙を流すこともあるが、根が明るく、おだやかな彼女は、四人の中で一番かわいい女性である。理解あるやさしい夫、貞之助の存在も光っている。
四女の妙子は、新聞沙汰になるような恋愛をしたり、手に職をもって自活をする独立独歩型の女性である。自由奔放な彼女は、本家の長女夫婦からうとまれて、不良娘のレッテルをはられ、唯一理解を示してきた幸子にも数々のうそをつき、その好意を裏切る。結局物語の最後では、バーテンダーとのあいだにできた赤ん坊を流産してしまう。
まわりに迷惑をかけてきた報いといってしまえばそれまでだが、世間にもまれながら自分に正直に一生懸命生きてきた妙子が、不幸な目に会う一方、苦労を知らないお嬢様育ちで、何事にも受動的である雪子は、数々の縁談が失敗に終わったのち、貴族出身の男性のもとに嫁ぎ、幸せを手にする。運命とはいえ、両者の対比はむごい気がする。
かといって、雪子が有頂天の幸せにあるようには見えない。彼女の雰囲気は最後までどこかさびしさ、かぼそさがある。物語は婚礼のため上京する汽車の中で彼女が下痢に悩むという少々こっけいな描写で終わっている。
しかし、このどこかもの哀しい、幽玄な美をたたえた雪子のイメージこそが、この小説の主題ではないか。俗世間の荒波にもまれることなく、ただ静かに折々の四季の風物を愛でて毎日を暮らす、そんな生活を上流階級のとか、貴族的と称して特殊な世界の出来事と片づけることはできない。70年代の「四畳半一間」が一種の典雅さをもって語られるのと同様、『細雪』には日本人の心に共通にしみわたってくる何かがある。
多くの人が、この作品における『源氏物語』の影響を指摘しているが、作者の谷崎が雪子の中に表現しようとしたのは、『源氏』の「もののあわれ」だったのかもしれないという気が私にもする。
最後に、この小説は何度か映画化されたが、最近の映画では、岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子がそれぞれの姉妹を演じている。ストーリーはかなり脚色が加えられているものの、四人の配役はどれもぴたりとはまっていて見事である。特に雪子役の吉永は、まさに小説のイメージそのものといってもよい。

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紙の本

やはり凄い作品

2019/01/13 23:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

明治以降の文豪の中で、誰が筆頭であるかということになると、夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介の名前が当然として出てくることであろうが、私は谷崎潤一郎ではないかと思う。本人は巻末の「細雪回顧」の中で「関西に移り住む以前の作品氏は認めたくないものが多い」と語っているのであるが、確かに「蓼食う虫」「春琴抄」「卍」「吉野葛」そして「細雪」と名作、代表作ということになると関西移住後の作品ばかりのような気がする。源氏物語の影響があるのかどうかは不明だが、まるで昭和に源氏物語をもってきたような雰囲気がする。関西の中流家庭の持つ東京にはない上品な雰囲気を描ける作家は彼しかいないだろう

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紙の本

何度読んでも面白いです。

2018/09/30 21:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る

細雪をオマージュした作品を読んで、久し振りに読み返してみようと思い購入しました。何年も前に読んだきりだったので結構忘れていた部分もありましたが、それ以外にも新しい発見というか、改めて読み返してみて、ここはこういう事だったのかななどと以前よりもワクワク感が増して読むことが出来ました。

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紙の本

大人になってからやっと読めた物語

2016/06/02 21:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大人になってから、読みたい本というのがあって、この『細雪』はそういう本の一冊でした。
ずっと通勤電車や仕事の昼休みに上中下巻を読み継いでいました。
こうして読んでみると会話文が多くて(船場言葉)読みやすい物語。
上巻は、なんといっても蒔岡三姉妹が着飾って花見に行く所が圧巻。
上流階級の楽しみというものをここまで書きつくしていると感心しました。
三女。雪子のお見合い、四女、妙子の恋愛の行く末もまだ始まったばかり。
先が楽しみでした。追われるようにして中巻へ。
結婚している長女、次女に比べ、未婚の三女、四女がそれぞれ違った意味でハラハラします。

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紙の本

うつくしい

2016/01/23 22:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メロリーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

昔の映画を観てぜひ原作を読んでみたいと思って手に取った本です。映画は時間的制限があるため感じなかった、ゆっくりとした時の流れ、言葉の美しさを自分のペースでじっくり堪能しました。4姉妹それぞれの違いや思いの描写も細やか。映画で観た細雪のような桜吹雪のシーンがあまりに美しくて、散る桜をみる度にこのお話を思い出します。

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紙の本

カバーあらすじにある通り<昭和十年代の関西の上流社会の生活のありさまを四季折々に描き込んだ絢爛たる小説絵巻>——華やかさの裏にあるものもリアル。

2001/10/18 14:20

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 中学生のときだったか日本文学全集で「鍵」を読んで驚いた私は、以来<谷崎潤一郎=超ど級のエロじいさん>というイメージをフィックスして今日四十路に至ってしまったのであるが、このたび昭和を代表する長編のひとつ『細雪』を一念発起して読み始め、ようやくその固定観念から逃れることができた。<超ど級のエロじいさん>からエロの2文字を外すことにしたのである。
 大阪船場の古いのれんを守る家に育った鶴子、幸子、雪子、妙子の四姉妹。上の二人は嫁いで子も成し、上本町、芦屋にそれぞれ家を構えている。家督を継いだ鶴子の夫は店をビルにして、傾きかけたのれんは下の者にゆずって元の銀行家に戻ったが、本家の家長という立場から独り身の雪子、妙子を後見している。しかし、義兄とそりが合わない雪子は、芦屋の幸子の家で姪の面倒を見ることを好み本家にはあまり寄りつかない。人形の創作で職業婦人としての立場を固め始めた妙子も、仕事場で過すことが多い。
 適齢期にはひきも切らなかった雪子の縁談であるが、家格にプライドを持つ本家の意向もあって「もっと良い家を」と望んで断りつづけているうち、雪子も三十路となってしまった。家族が納得する相手を見つけてくれればいいという雪子に、幸子と夫は、行きつけの美容院や知人を通じて紹介してもらえるよう奔走している。そうこうするうち、銀行の異動辞令が下り、本家は住まいを東京へ移すことになる。同行した雪子は、喜びとしていた姪の世話から引き離されたこともあって神経を少し病む。大阪へ戻る用事ができるようにということもあり、幸子夫婦はまたも雪子の見合いを企てるが、じじむさい相手に雪子は嫌気がさして…。
 この絢爛絵巻には、人を酔わせる要素が多々ある。メインは、四人姉妹を軸とした人間模様で、姉妹の個性が丁寧に書き込まれている楽しさである。何につけてもおっとりのろのろ事を運ぶ長女の鶴子。見合いする妹より目立ってしまう華やな美貌と社交術に恵まれた次女の幸子。日本的でたおやかな印象の三女・雪子は意外に意志堅固な面もある。四女・妙子はモダンの象徴で洋装を好む上に、芸術家として自立していこうとする進歩的な女性である。女性の読者であれば、自分に近い年代、自分に近い立場や性格などにより、いずれかの人物に共感をもって読むかが異なってくることと思う。
 連れだって歩けば人が振り向くような姉妹であるが、華やかさの裏にあるものの存在も繊細な描写で追われていく。このままでいたいけれど、このままでいることは社会的・世間的に許されないという、見合いを重ねる雪子の内面の葛藤。そして、子どもを流して体調がすぐれないまま、妹のため、世間体のためにと見合いに無理して参加する幸子の姿。体調悪化の表現は、さすがに女体を知り尽くした大谷崎だけのことはある。
 四季の変化を捉えた風景や自然描写、人物たちのお召しも酔然とさせられる要素で、彼女たちの恒例の京都花見コースをいつか巡りたいという気にもさせられた。 
 流麗で読みやすい文体と美しい上方言葉も素晴らしい。

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電子書籍

純文学を読みたいと思って手にしたら

2015/08/25 08:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chocopain - この投稿者のレビュー一覧を見る

大阪船場の裕福な家に産まれた四姉妹の物語。
映画を見る前に原作を読んでおこうと思って検索したら上中下にわたる大作だったのですね。
年齢を重ねた今なので、くすっと笑えたり共感出来たり、長いながらも起る種々の事件や出来事を楽しんで読み進められました。
読み進むと意外な展開を見せて行きます、最近起った震災を思い浮かべる部分も有り、題名からはとても想像できない内容でした。

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紙の本

美しい日本語。

2003/07/30 09:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まず、谷崎潤一郎に関して思う事は、女性の描き方が独特で、肌の描写や仕種の表現の仕方がぞっとする程優美だという事。

 高校時代、国語の教師に「刺青」を薦められて読んだ事に、私の谷崎ファン人生が始まる。正直言って人魚の青白い肌の描写、刺青にでてくる女性の肌の描写に鳥膚が立った。

 本書では、鶴子、幸子、雪子、妙子の四人姉妹の生活がテンポよく描かれている。とても美しい、時の流れによって姿を変えてしまう前の日本語で…。特急列車「かもめ」「つばめ」、歌舞伎、春の京都。繊細に、しかしインパクト充分な表現力によって想像しやすい「和服美人」。個人的に京都弁を好もしいと常々思っているため、心から楽しんで読了しました…。

 雪子の婚期が遅れ、婚約する前に細々と相手の身辺を調べるという慎重さ。それを読んで現在の結婚に対する構えとは大きく違うと思う。いわゆるできちゃった婚が増えてきた今、なんでも省略して発する言葉(キムタク、おきっぱ、など)が飛び交う今、こういう純文学を大切にすべきだと思う。

 純文学、と聞くだけで堅苦しいとか重たいとか疲れそうとか言う人を多く見ていますが、純文学には純文学の絶大な魅力がある。それを知る事ができたら、本当にはまってしまうのだ。美しい日本語を守り、文豪が残す私たちが一生見る事のできない世界を、一人でも多くの若い世代の人に読んで欲しいと切望する。

 本書は恩師より、21歳の誕生日プレゼントとして戴いた。「刺青」を紹介してくださった方だ。この方がいなければ、私は純文学に触れずに生きていただろう。

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電子書籍

4人の姉妹が織り成す

2018/05/25 04:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

大阪の船場の風景が味わい深かったです。長女の鶴子の現実的な生きざまと、次女・幸子の華やかな生活ぶりが印象的でした。

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紙の本

関西の情緒を交えながらそれぞれの登場人物の心の襞を丹念に描写しながら静々と話は進んでく

2017/01/05 19:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

四姉妹の物語であるが、上の姉はあまり出てこず、二番目以降の姉妹が中心である。特に三番目の婚期を逃しかけている雪子の話が中心となって物語は進んで行く。文体の特徴として一つの分が非常に長い。物語の背景は、没落しかけたええとこの姉妹の話であり、関西の情緒を交えながらそれぞれの登場人物の心の襞を丹念に描写しながら静々と話は進んでく。

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紙の本

風流な生活を読んでみよう。

2001/04/18 22:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りーこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 舞台は大阪船場。そこで古いのれんを誇る蒔岡家の長女・鶴子、次女・幸子、三女・雪子、四女・妙子の美人四人姉妹の華やかな暮らしぶり描いた小説です。家を継いだ次女・幸子は、「御寮(ごりょん)さん」(大阪の商家の若奥様の意)、末娘である、四女・妙子は、「小娘(こいと)さん」(大阪の家庭で末の娘の意)で、「こいさん」と呼ばれている。何一つ不自由ない雅やかな上流階級の生活。物語は、次女・幸子が主人公として描かれていますが、途中で実際にあるホテルや地名、神社などが出てきて、とても興味深いです。読んだ後は、なぜか関西に旅行したくなる不思議な小説。長いけど満足度は、かなり高いと思います。

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2004/09/30 10:10

投稿元:ブクログ

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2004/10/26 11:28

投稿元:ブクログ

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2004/10/13 13:14

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2005/04/04 17:14

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