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Myブックツリーを見る本の専門家が独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの”関心・興味”や”読んでなりたい気分”に沿ってご紹介。
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クラシックが苦手な僕がとことん魅了された音楽小説
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編集を生業にして50年、本にまみれて過ごしてきた。一方、音楽に関しては、鑑賞、演奏ともに得意ではない。これは、かなり偏ったクラシックファンだった父親とヒステリックなピアノ教師のせいだ。そういう僕でも、音楽の楽しみを本によって知るということはしばしばある。そこで、本屋大賞が2年連続、音楽小説だということにちなんで・・・。
ポップカルチャー、メタフィクション・・・日本のポストモダン小説の傑作
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世界文学史を語る上でポストモダンは外せません。これまでの西洋的秩序を破壊し、積極的に無秩序を受け入れながら展開してきたポストモダン文学。その躍進は日本文学にも影響を与え、特に1980年代に流行することになります。ポップカルチャー、メタフィクション、固有名詞の多用などの個性を持つ、日本ポストモダン小説の逸品を紹介します。
写真と言葉。「批評家」中平卓馬の横顔を現代から眺め直す5冊
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日本の戦後写真史において、実作/理論の両面で存在感を放った写真家・中平卓馬(1938-2015)。約20年ぶりの開催となる大回顧展「中平卓馬 火―氾濫」(東京国立近代美術館にて2024年4月7日まで開催)に関連し、中平が自らの眼を通して探索した写真と言葉の相互関係をより豊かに受け止められるようになる5冊を紹介します。
作り上げられた世界観にハマる!ファンタジー初心者の大人にオススメの小説
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空想の生き物や現実離れした能力、この世とは異なる世界を描いたファンタジー小説は、大人になってから入門するのはハードルが高いものです。だけど、丁寧に作り上げられた世界観にハマれば、一気に読めてしまいます。ここでは、そんなファンタジーの魅力あふれる小説を集めました。空想の世界を、存分にお楽しみください。
三大奇書の次はこれ!推理小説の枠を超える実験的ミステリー
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洋の東西を問わず愛読されているミステリー。その中には、「日本三大奇書」と呼ばれる『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』といった従来の推理小説・探偵小説の形式を覆すアンチ・ミステリーのような、メタフィクション要素を取り入れた実験的手法で書かれたものも少なくありません。そんな特殊なミステリー小説を紹介します。
地震、台風、ウイルス・・・災害に立ち向かえ!勇気と希望の災害小説
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世界は毎年のように「過去最大級」や「想定を上回る」災害に見舞われるようになり、地球温暖化の影響が深刻化しています。人間の営みが地球に与える副作用を真剣に考え、対応する必要がある現代。起きてしまった、もしくは起きるであろう災害がどういう事態を生み出し、そしてそれにどう対処して復興していくのか。人間ドラマも楽しめる災害小説を紹介します。
懐かしくて新しい!小説&コミックで堪能するスチームパンクの世界
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スチームパンクは、イギリス発祥のSFのサブジャンルの一つ。定義はいろいろありますが、産業革命後のヴィクトリア朝のモチーフと、蒸気機関が発展した世界観の中で描かれる架空の歴史物語が特徴です。近年では人気が再燃し、さまざまなスタイルが登場してきています。多様なスチームパンクの世界を楽しめる小説とコミックを集めました。
音楽が生まれる、物語が生まれる~音楽が聞こえてくるかのような珠玉の5冊
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ページをめくりながら、あたかも物語を彩る音楽が頭の中で流れてくるかのような不思議な感覚―。そんな「共感覚」的な気分を味わえること請け合いの5冊を紹介します。クラシックやジャズなど、登場人物とともにさまざまな音楽の世界に触れ、音楽を通して「自分だけの物語」が紡ぎ出される素敵なひとときを是非。
「保存・修復」の視点から、美術館スタッフのニッチな奮闘を覗き見る5冊
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美術館の社会的役割のうち普段注目される機会の少ない、所蔵作品や文化財の「保存」。ダリをはじめ同館所蔵作品の保存・修復のプロセスを見せていく諸橋近代美術館「ミュージアム・ワークス─みんなの知らない美術館」(2023年11月12日まで)の開催に際し、普段見えにくい美術館の仕事の現場のニッチな醍醐味に出会える本たちをご紹介。
伏線回収の快感がたまらないミステリー小説
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ミステリーを読む醍醐味に、バラバラの伏線が一本の線でつながる伏線回収を挙げる方は多いでしょう。伊坂幸太郎や辻村深月が伏線回収の名手として有名ですが、この2人以外にもすごい作家はたくさんいますし、名作も数多くあります。「なるほど!」と気づいたときの快感を存分に味わえる名作ミステリーを紹介します。
読書家にこそオススメしたい「書物」そのものをテーマにした小説
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書物とは無限の可能性を秘めている宝箱であり、その魅力はひと言で語り切れません。文学の世界では書物という存在を物語に組み込み、書物に魅せられた人々の奇妙な人生や体験が表現されてきました。純文学、SF、ホラー、サスペンスなどジャンルの壁を越えて描写され、愛読されてきた「書物」の世界。そんな書物をテーマにした小説を紹介します。
小説の形式を根本から引っ繰り返す!?文体&レイアウトがユニークな実験小説
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実験小説の世界を覗くと、斬新な手法で小説の可能性を広げるたくさんの快作に出会えます。複雑な構成、類を見ない表現法など、既存の形式に囚われないユニークな発想と技巧は新鮮な読後感を与えてくれます。そうした数々の実験小説から、文体・レイアウトのおもしろさに特化した本をそろえました。ぜひ、小説の奥深い可能性に触れてみてください。
出会いが人を変えていく、あなたにも出会ってほしい青春小説
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学生という未成熟な存在であるからこそ人との出会いがより変化をもたらし、その心の動きを部活や恋愛といった形で発露していきます。そんな青春小説を読んで青春を思い出しノスタルジーに浸るのも、若者の予測不能な衝動から活力を得るのも良いのではないでしょうか。読んだその時から何かが変わるそんな青春小説です。
ミステリーを紐解く!推理小説の歴史について学べる本
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19世紀前半に誕生したと言われている推理小説。不可解な謎や難解な秘密を論理的に解決する物語は、娯楽として確立。トリック主体の本格推理やスパイもの、冒険劇にハードボイルドなど、社会情勢や世相を反映し、各国でさまざまなかたちで発展してきました。そんな推理小説の歴史や本質を分析した評論を紹介します。
ブロマンス好きにオススメ!男たちの共闘や激突が描かれたハードボイルド小説
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ダンディズムあふれる生き様で読者を魅了してやまないハードボイルド小説。その作中で描かれる男性たちのやりとりに、ブロマンス好きな方は心くすぐられるはずです。譲れない信念を持ったバディや親友同士が共闘、あるいは激突する熱い展開はエキサイティング!ここではそんなブロマンス好きの方にオススメのハードボイルド小説を紹介します。
文学へ、哲学へ、時代へ。作家の皮膚感覚が選ぶ、人間と表現の秘密を問う5冊
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2021年夏、『作家は時代の神経である』(毎日新聞出版)という時評集を上梓した。作家の想像力でコロナ時代の政治と社会の歪みを見すえつつ、同時に『墳墓記』(『新潮』連載)では、言葉による人間の表現の原点と究極を行き来する。時代に向き合い、時代を超える、その創作を刺激してやまない書物とは?
ガンマンたちの痺れる生き様とアクションに酔いしれる、傑作西部劇小説
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ここでは、アメリカの西部開拓時代を舞台にした西部劇小説の秀作ばかりを集めました。銃こそが大きな力だった時代に生きる、ガンマンたちの痺れるようなドラマを十二分に堪能することができるでしょう。日本では西部劇小説はヒットしない、と耳にすることもありますが、ここで紹介する本を読めばそんな言葉は到底信じられなくなるはずです。
苦しくても今を生き抜く読者さん達の支えになるかもしれない小説
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「大切な誰かへのプレゼントとしての本」というご提案をいただいて、最初に浮かんだのが読者さん達の存在でした。今までに自分の本に出会ってくれた読者さん、これから出会ってくれる読者さん、その人がもしそれぞれの理由で苦しんでいたとして、何かの支えになってくれるかもしれないと感じられる本を五冊選びました。
多言語多民族ならではの言語の世界。現代台湾文学を牽引する小説
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多言語多民族の台湾社会には複雑な言語事情があります。言葉の結晶である文学のかたちも激動の嵐にもまれながら多様化し、さまざまな潮流が生まれてきました。そのなかで小説は、どう育まれてきたのでしょうか。ここでは、現代台湾文学を牽引する小説家の本を紹介します。物語に込められた「言葉」の力を味わってください。
快適だけど自由はない。あなたは住みたい?はじめてのディストピア小説
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ディストピア小説で描かれている世界は、一見すると理想郷のようにも見えます。管理が行き届いていて、ほどほどに快適。でも、つねに見張られていて、自由にものも言えない。そんな世界があったら、あなたは住みたいですか?ディストピア小説は人間の主体性や自由が奪われた世界の恐ろしさを、われわれの想像力に訴えてきます。
ヒップホップ本5冊はこれ!
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日本人ラッパーの本というのがかなり出版されてる。内容はラッパー個人の自伝が多い。アウトロー的なイメージが強いみたいで、書店によってはヤクザ系の本と同じジャンル扱いされてる。そんなヒップホップ本の中から面白かった5冊を紹介。
身近にありそうな人間模様がジワリと怖い。「人の怖さ」を鋭く描いた小説
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ここで紹介するのは、人間の心の動きを巧みに描いたミステリー小説です。ミステリーなのでショッキングな事件やオカルト要素なども盛り込まれてはいますが、それよりも登場人物たちの疑心や誤解の連鎖が生み出す恐怖に、思わずゾクリとさせられるでしょう。読めば、「結局一番怖いのは人間」という月並みな言葉が即座に思い浮かぶはずです。
登場人物なし、ストーリーなし、変な制約あり・・・奇妙すぎる実験的小説
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読みながら「おもしろい・・・でも、なんでこんな書き方なの?」という疑問が頭の中をグルグルめぐって止まらなくなるような小説を集めました。登場人物がいなかったり、ストーリーがなかったり、奇妙な制約を設けて書かれていたり。どれも実験的な企みに満ちていながら、どこかチャーミングで堅苦しくなく読めるのも魅力です。
小説の中で小説を書いて、物語の中で物語られる。二重の世界を楽しめる小説
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登場人物がその小説の中で小説を書いたり、物語を創作したり、あるいは翻訳に勤しんだり、本来の主軸となるストーリーとは異なる物語、世界が入れ子構造で展開する作中作小説。同時に2本の小説を読みたいという方のために、とっておきの作中作小説を集めました。読後は物語を読むことと紡ぐこと、その両方を体験したような不思議な感覚になるでしょう。
主人公は・・・あなた!?不思議な読書体験が味わえる二人称小説
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一人称の「わたし」でも三人称の「彼/彼女」でもない、二人称の「あなた」が中心的な役割を担う小説を集めました。それぞれ二人称を使った意図や目的は異なりますが、自分が物語の主人公や登場人物になったような、あるいは著者にページの向こうから呼びかけられているような、不思議な読書体験が味わえる小説ばかりです。
普通の小説では物足りないあなたへ!脳の奥まで刺激される型破りな奇書
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きちんと体裁の整った小説は、読みやすいし感情移入もしやすいでしょう。しかし、たまにはいつもとは違った刺激的な読書を経験してみるのもオツなもの。ここでは、普通とはちょっと異なる奇抜な(あるいは実験的な)小説を紹介します。いずれも読みやすいとは言い難い小説ばかりですが、その分大いに想像力が刺激されること間違いなしです。
騙される快感がクセになる!叙述トリック&どんでん返しが驚愕すぎる小説
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「叙述トリック」とは、ある情報を意図的に明示しなかったり、文章上のテクニカルな仕掛けによって、読者のミスリードを誘うミステリー小説における技法のひとつです。ここでは、そんな叙述トリックが効いたどんでん返しがある小説を紹介します。ただ単に「騙された!」だけでは終わらず、それが喜びに変るような本ばかりを集めました。
わかりあえる世界を考えるヒントになる5冊
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ネットやニュースでは様々な意見が、わたしたちの耳や目、頭や心に入ってきています。人は多くの意見を前にすると、思考停止するとも言われています。豊かさは時に貧しさを生み、貧しさは暴力へとつながることがあります。そして向かう先はあくなき連鎖。どうすれば、この連鎖をなくしていけるのか。ベストな「本の状態」で選んでみました。