ブックキュレーターhonto編集員
「方言」の使われ方に変化あり?多様な日本語について楽しく考えるための本
方言を使っていると田舎者扱いをされる、という時代がかつてはありました。だけど今では、日常会話のなかで「ニセ関西弁」を使う人がいたり、自分のキャラクターを表現するためにあえて方言を使い続けている人もいたりします。そんな方言をはじめ、「役割語」や「おネエことば」などについて書かれた本をピックアップしてみました。
- 9
- お気に入り
- 3468
- 閲覧数
-
テレビドラマで方言が使われ始めたのはいつ頃からか、ご存知でしょうか?この本では昔から何度もドラマ化されている「坂本龍馬」を分析し、方言がいつからテレビに浸透したかを分析しています。日本語学(方言・社会言語学)の専門家が、「方言コスプレ」の人気に迫った一冊です。
-
方言がドラマに与えた影響について解説した本です。NHKの大河ドラマや朝ドラを見ていると、「方言指導」というスタッフクレジットが出てくることがありますが、ドラマで使われる方言はどのように発展してきたのか?実際に方言指導をしている方や役者さんの実体験も紹介され、方言とドラマの両方の舞台裏を知ることができます。
-
日本語とジェンダー、セクシュアリティ研究を専門にしているオーストラリアの女性研究者が、「おネエことば」を分析した一冊です。いつの間にかあらゆるメディアで目にするようになった「おネエことば」を、テレビやタレント本、アニメなどに登場する具体例をもとに、その秘密と真実に迫っています。
-
タイトルの通り、日本国憲法の全文を大阪のおばちゃんが関西弁で読み替えた一冊です。憲法を読んだことがない人、またその条文を熟知している人、どちらも楽しめる内容になっています。重要項目を「ポイントやで!」と追加で解説してくれていて、楽しみながら憲法を勉強したい人にオススメです。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です