ブックキュレーターhonto編集員
現代人を魅了する近代建築と、それを生んだ建築家について学べる本
市民革命と産業革命を契機として始まった「近代」は、建築のスタイルを大きく変えました。そして、都市の人口増加など新しい時代の問題に対応すべく、各国でさまざまな建築運動が起こります。近代建築はどのように生まれ、どのように発展したのか?現代人を魅了してやまない近代建築と、それを生んだ建築家について学べる本を紹介します。
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「近代建築の父」と呼ばれる建築家ル・コルビュジエの、世界文化遺産に登録された全作品をオールカラーで紹介した本です。東京・上野の国立西洋美術館をはじめ、サヴォア邸、ロンシャンの礼拝堂など、有名建築を丁寧な解説と豊富な写真で読み解き、コルビュジエの画期的な偉業を知ることができます。
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ドイツの建築家ブルーノ・タウトは、ドイツ表現主義の建築家としてキャリアをスタートさせ、後に社会改革者として労働者の集合住宅を設計します。「すべての建物に色彩を」と唱え、「色彩の建築家」と呼ばれていました。さらにナチの迫害から逃れて来日し、日本美の紹介に努めていました。本書では、そんなタウトの生涯や業績を紹介しています。
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アントニオ・ガウディ、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエら、現代建築に大きな影響を与えた巨匠14名の功績を、それぞれの時代の流れや国の情勢を検証しながら読み解いていきます。この一冊でモダニズム建築の大きな流れを把握することができるでしょう。
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日本国内に現存する近代建築の窓に焦点をあて、建築と窓、窓と人との関わりから建築の新たな魅力を浮き上がらせた風変りな一冊です。円窓、水平窓、フランス窓、張り出したオリエル窓など、さまざまな窓が建物の顔となって、観るものを魅了します。ステンドグラスをともなった窓の美しさなど、近代建築のデザインの豊かさに驚かされます。
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大阪には近代建築が多く現存し、現役のビルとして活用されています。本書は大阪ガスビルなどの貴重な近代建築を中心に、戦後建築、現代建築も取り上げ、現在でも大阪の街で生き生きとその魅力を放っている「生きた建築」を紹介した一冊です。その豊かな顔ぶれを見ていると、思わず大阪に行ってみたくなることでしょう。
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