ブックキュレーターアラビア語通訳・翻訳家 マイサラ・アフィーフィー
世界で騒がれているイスラム教の本髄
今全世界ではイスラム教に向ける姿勢が厳しい。テロを容認する教え、他者の排斥、ヘイトスピーチ、近代化の拒絶などなど、様々な疑惑をかけられ、恰も悪魔の宗教のように見られている。イスラムは本当にそんなに悪い宗教なのか?今世界の人口の5人に1人がイスラム教徒なのだ。イスラム教の真髄を知ることは必然になっている。そこでイスラムの本当の姿を語る書籍を紹介する。
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イスラムに改宗して40周年を記念して、書かれたこの本は、著者のイスラム教への理解や日本での実践を語る。なぜイスラムに改宗したのか?イスラムに改宗して40年が経った今はどう思うのか?日本のイスラム教徒の未来は?などなど様々な課題が書かれている。イスラム教を知るには、欠かせない書籍だと思う。
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日本人のためのイスラム原論
小室 直樹(著)
9.11が起きてから一か月足らずでアフガニスタンへの空爆が開始された。国連の決議に基づき、全世界に反対する人は数少ない。そんな中著者はこの本を発表し、いち早くイスラムとテロの結び方を良くないと指摘した。今の世界とこれからの成り行きを予言もあり。
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アメリカ人のジャーナリストの著者がイギリス在住のイスラム教の学者とのインタビューを記録した本だ。特に、今の世の中が感心を持っている女性の諸問題についてイスラムとりわけコーランは何を主張しているのか。世界はいつも「イスラム教から生まれた政治」ばかり求めて、イスラム教そのものを見ようとしない。
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モモの物語
エリック=エマニュエル・シュミット(著) , 番 由美子(訳)
パリに住むイスラム教徒の老人とユダヤ教徒の少年を描く小説。老人はコーランに書かれていることを実践して、ユダヤの少年を保護し、一緒に旅に出る。
『イブラヒム叔父さんとコーランの花たち』というタイトルで映画化され、全世界でヒットした。心を温まると共にイスラムやコーランについても理解深まる。
ブックキュレーター
アラビア語通訳・翻訳家 マイサラ・アフィーフィーアラビア語通訳・翻訳家。1971年、エジプト・カイロ生まれ。カイロ大学地球物理学科卒業。在エジプト大使館で日本語を学ぶ。1996年、留学生として来日。1999年からフリーランスの翻訳家となる。平野啓一郎の『日蝕』、三島由紀夫の『志賀寺上人の恋』、小室直樹の著作等、幅広く翻訳を手がけた。
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