「女性の様々な魅力」にハッとさせられるマンガ

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自らが超能力者であると知った中学生の少女が、その力を社会のために役立てようと奮闘する物語。超能力者としてひどく頼りない点や、様々な出来事に驚いたり笑ったりと、とても素直に反応する姿に好感がもてる。この作品には「女性のチャーミングな魅力」が豊かにあふれており、いつ読み返しても愉しい気持ちになる。

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人々の日常を描いた短編集。どの物語も素晴らしいが、巻頭の「美しき町」が特に好き。若い夫婦が日々を過ごしているだけで特別なことはおきないが、口数の少ない二人が人生をいつくしんでいる様が十分に伝わる。この作品には「覚悟を決めた女性の魅力」が静かに満ちており、こんな生活にあこがれてしまう。

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海の近くの高校に通う少女が同級生の少女と惹かれあう物語。好きな人と同じ風景を共有し、相手の気持ちを深く理解したいとのぞむことで、結果的にお互いを傷つけてしまう姿は痛々しくもあるが、この作品には「自らの感情を丁寧になぞる女性の魅力」が写しとられていて、微細に移ろう心模様の美しさに自然とため息がでる。

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多彩な声色を使いわける少女が様々な事件に対処する物語。事件をおこす人々はみな何かにとらわれ、悩みを抱えおり、問題は単純ではない。少女はその内面に鋭く踏みこんで本質を突き、自らの孤独と向きあわせ、解決を導く。この作品には「女性のシンプルな思考の魅力」が十全に描かれており、そのあざやかさに胸がすく。

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男女のやりとりの物語を中心に、80年代後半～90年代半ばに発表された24の短編集。絵柄の変化も顕著なうえ、ラブコメディーや軽いSFやシリアスな恋愛ものなど、幅が広く、キャラという概念ではくくれない「女性の多面性の魅力」がつまっており、この一冊が一人の女性の人格そのものに思え、いとおしくなる。