ブックキュレーターhonto編集員
あの作品をめぐる意外な真実!隠された美術世界の一面が描かれたコミック
古来より高値で売買されてきた一流の美術品たち。闇市で売られたり行方不明になったりと、名作ほど数奇な運命をたどることも珍しくありません。そこで、誰もが知っている「あの美術作品」をテーマに、一般の人が知らない美術界の隠れた一面を描いたコミックを集めてみました。美術商や闇ルートなど、美術品にまつわる意外な世界を知ることができます。
- 8
- お気に入り
- 4232
- 閲覧数
-
主人公の藤田は、贋作専門の画廊・ギャラリーフェイクの経営者である一方、闇市場にも通じ美術品の違法なやり取りにも手を染めています。モネの「つみわら」やレンブラント作品など、世界的に有名な作品をめぐる意外な物語が展開するのが見どころです。名画の歴史やなりたち、裏美術界の実態について知ることができます。
-
舞台は19世紀のパリ。凄腕の画商であるテオは、兄・ゴッホの絵の才能に気づきます。テオはゴッホの絵を有名にするため、ある驚きの計画を立てるのです。通説とは異なる兄弟関係や、ゴッホの名画が描かれるまでの2人の人生が独自の解釈で描かれています。画商と無名画家という観点からゴッホの魅力を感じられます。
-
Mr.ゼロと呼ばれる主人公が、さまざまな依頼を受けて美術品の「本物」を作ることになるコミックです。たとえば、ノートルダム寺院の北の薔薇窓では、ガラス職人の依頼を受けてステンドグラスを作ります。「著名作品が偽者だったら」というスリルある展開と、作品背景や制作過程の解説が充実し、美術知識が深まるコミックです。
-
明治26年の横浜を舞台に、古美術店・霧島堂の日常を描いています。ある日、店主のミハルと助手の結子は士族の屋敷で鑑定を依頼されます。品物は「琳派」の画家・酒井抱一の書画。他の古物商が「贋作」と鑑定したその書画に、ミハルは独自の解釈を告げます。古美術にまつわる詐欺や鑑定秘話について学べるのが魅力です。
-
主人公で一流美術鑑定家の柳宗厳は、フェルメールの絵を盗んだ男と対峙します。ウィーン美術史博物館から「首飾りを選ぶ女」を盗んだという男に対して、贋作だと鑑定する柳。その豊富な知識と鑑定眼によって、フェルメールの絵と贋作の意外な関係が明らかになります。贋作に対する柳の考え方に唸ってしまうコミックです。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です