ブックキュレーター同文舘出版 編集者 青柳裕之
知られざる「監査」の世界をほんの少しのぞいてみませんか?
企業経営には、公認会計士監査、監査役監査、内部監査といった「監査」が存在します。最近の企業不正事件でもメディアに取り上げられ、目にした方も多いと思います。しかし、そこに関わる会計士や監査役がどんな存在で、現場で何が行われているかはあまり知られていません。ここに挙げた本では、知られざる監査の世界を垣間見ることができます。
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- 2004
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公認会計士である主人公は、厳格に行う監査こそ正義と信じて行動するも、切り捨てられていく企業や社員らの痛みを感じていくたびに、自身の仕事に対する疑問が膨らんでいく・・・。様々な事件、出来事を前に、プロフェッショナルとしての悩みやそれに立ち向かっていく姿を描いた物語。反響を呼んだテレビドラマのノベライズ!
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「反対は日本だけですか」。1993年11月、会計基準を世界的に統合していく計画を決定する国際会計基準委員会の場で、当時日本人で議長となった白鳥を前に、唯一反対したのは日本だった・・・。本書は、その後の国際会計基準を巡る関係者たちの奮闘の記録である。日米欧の利害がぶつかった「戦争」の舞台裏を描き出す。
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過去の失敗で銀行の一支店の支店長に留まっていた主人公が、意図せず監査役に就任することになる。銀行内で起こる様々な不正事案や経営上の問題を前に、持ち前の正義感を発揮し、自身の役割を全うし解決していく。株主の代表として経営者を監視する重要な役職でありながら、知られざる「監査役」を描いた貴重なマンガ。
ブックキュレーター
同文舘出版 編集者 青柳裕之会計・経営・経済・法律といった社会科学全般を扱う専門書出版社の編集者です。今年で創立121年を迎える弊社では、今後も広く良書の出版につとめ、読者諸賢の要望にお応えできればと思っています。ここ数年は、会計監査、コーポレート・ガバナンスに関する書籍の出版に力を入れています。そんなところから、今回は、一般的にはややマニアックな世界を知ることができる本をセレクトしてみました。マニアックと書きましたが、ビジネスの世界ではとても重要なテーマです。“難しそう”と思われるかもしれませんが、ぜひ試していただければと思います。
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