ご飯の友にはやっぱりこれ！メシ漫画第二弾

『マサルさん』でギャグの新しい扉を開いたうすた京介氏。フードファイト漫画とはいえ、なんだかもう訳分からない世界に戸惑わされます。食べ物、全然美味しそうじゃないけどそこもまたメシ漫画（といっては語弊があるかな）の常識を打ち破ってて、いい。

ファンタジー世界とメシ、『ダンジョン飯』からこの組み合わせは最早定番になりました。異国、異世界にニッポンの居酒屋。おいしくないわけありません。ラッキョウ入りのチキン南蛮、食べてみたい！ダイエット終わったら作るぞ！

今更ですが、私、『美味しんぼ』に教えてもらった食の知識かなりあると思います。豆腐は絶対賞味期限が新しいものを買うし、刺身を食べる際ワサビは醤油に溶かず直接身に乗せて食べるし。私みたいな人いっぱいいると思うなあ。個人的には初期の、単行本でいうと1巻から15巻くらいまで、山岡がむさくるしい感じの頃が好きです。

土山しげる先生の大ファンなので、何度も入れてしまうのは許してください。私は九州福岡生まれの福岡育ちなので、東北はほとんど行ったことがないんですよ。まったくなじみがない「じゃじゃ麺」なんて、いつか絶対食べたいメニューの一つです。

男性のエッセイ漫画家さんは、独特の暗さがある人が多くてそこが面白いなあと思います。いや、実際会ったことはないのであくまで作品から受ける印象ですけど。この作品の作者・清野さんの「おいしい」「まずい」には妙なリアリティがあって、絵では美味しそうに見えないけど生唾を飲み込むことが多々あります。