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観戦だけじゃ判らない!スポーツの裏側を知ることができる本
テレビや試合会場で私たちが普段見ているのは、スポーツの華やかな側面でしかありません。しかしその裏側には、さまざまなドラマや経済、不公平なルール策定などがうごめいています。そこでここでは、スポーツをさまざまな角度からとらえた本をセレクトしました。読後には、これまでとは違ったドラマを見ることができるかもしれません。
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早世したスポーツライターによるスポーツノンフィクションです。スポーツをプレイする選手の心情や葛藤といった競技の舞台裏を、綿密な取材に基づいて描きます。著者の主観はできるだけ排されていながらも、さながらよくできた小説やドラマを観ているかのように錯覚してしまうかもしれません。「江夏の21球」を含む8編が収録されています。
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スポーツジャーナリズムのあり方を問うような一冊です。メダルの数や記録といった目先の結果にこだわる昨今のスポーツ報道に新聞記者である著者は疑問をもち、スポーツ競技を伝えることの意味を追求しています。「スポーツ記者」だからこそ伝えることができる「裏側」について、考えさせられる意欲作です。
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競技の結果を大きく左右するのが、そのルールです。そして、多くのスポーツでルールは随時変わっていくもの。本書では不公平なルール変更の裏側を追うことで、グローバル社会におけるスポーツの位置づけについて考察しています。国際的なスポーツの世界で日本がどう生き残っていけばいいのか、その手段を考えるためにも役立つ一冊です。
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プロスポーツのビジネスの仕組みを、経済理論を用いて解説したスポーツ経済本です。メジャーリーグ(MLB)やバスケットボール(NBA)、アメフト(NFL)など、アメリカのスポーツ界のトピックが例として挙げられているので、難しい経済理論も理解しやすいでしょう。スポーツを経済の側面から考えたいときに、ぜひ読んでみてください。
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教育、ビジネス、地域活性、マスコミといった多角的な側面からスポーツについて考察しています。日本では教育的な意味をもつ活動としての「体育」と、気晴らしとしての「スポーツ」が混同されていたのだそうです。そして今後、「スポーツ」はどこに向かえばいいのか?幅広い視野で考えるため参考書としてうってつけの本だといえるでしょう。
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