ブックキュレーター大人の科学マガジン編集長 吉野敏弘
すごい自己満足できるものづくり本
人から評価されたい、人に自慢できるものを生み出したい、という欲望をひとまず横において、まずは、自分が好きだからとか、人は知らぬが私にはおもしろい、などという利己的な心持ちで、ものづくりを始めると案外うまくいくことがあるような気がします。自分が満たされることが目的のおすすめものづくり本です。
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既製の本棚は奥行きが深かったり、棚高が大きすぎたりしませんか。余ったスペースにうっかり本を詰めこむと、背表紙が見えない塩漬け状態に。あー、いつかは壁一面の造り付けの本棚がほしい、とお嘆きの方、その本棚を自分で作れます。棚1本で500冊収納。ご予算1万5千円(時間はそれなり)で読書家の夢がかないます。
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世界一かわいい我が子を材料に合成写真を作る手引き書。リアル熊と砂場遊び、街灯の上でたそがれる、凧につかまって空に飛び立つ・・・。現実と非現実の境を旅する親子の爆笑記録でもあります。子ども×かわいい×おもしろいという最強の組み合わせ。まわりの目を気にせず、自称オヤバカフォトグラファーを目指してください。
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大人の科学マガジン Vol.45 小さな活版印刷機
大人の科学マガジン編集部(編)
自分で組み立てる活版印刷機がふろくの本。文字が凸型に出っ張った活字を並べて版を作り、印刷をします。文字が観念的な記号ではなく、形と重さを持つ「物体」であることに新鮮な驚きを覚えます。まずは好きな言葉を刷りましょう。かすれたり、にじんだりもしますが、その不完全さが、なぜか言葉に奥行きを出してくれます。
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学研には『○○のひみつ』という学習まんがのシリーズがあるのですが、これは大人版『高級車のひみつ』です。 自動車会社はもちろん、家具、楽器、猟銃のメーカーがサプライヤーとして登場し、「高級車とは何か」を追求していきます。生産者への著者の愛があふれていて、読んでいると無性に幸せな気分になってしまいます。
ブックキュレーター
大人の科学マガジン編集長 吉野敏弘学研プラス編集者。ふろくつき月刊誌『科学と学習』、図鑑などの編集を経て、現職。『大人の科学マガジン』でドローンや活版印刷機のふろくを制作。児童向けの科学教材をつくるのも大切な仕事。近刊はキットつき教材『プログラミングで動く!スマホロボ工作キット』、幼児向け知育玩具『おふろじゃぶじゃぶコースター』。漫画家あさりよしとお氏のノンフィクション『宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた』の編集を担当、同作で科学ジャーナリスト賞&星雲賞を受賞。
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