ブックキュレーターhonto編集員
「縄文文化」と「土偶」について知りたい!という衝動に応えてくれる本
かつては単なる資料であるとして見向きもされなかったという土偶や、一度は教科書から消されたという縄文時代の文化が近年注目を集めています。自由な感性で豊かに生きていた縄文人に、複雑な現代社会に生きる私たちは未来の生き方を発見したのかもしれません。縄文が知りたい!という衝動に寄り添ってくれる本を集めました。
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考古学者で縄文に関する多数の著書がある小林達夫が、堅苦しい論文調ではなく、楽しい読み物として縄文文化を語った本です。日本文化の原点が縄文時代にあるとの考えで、現代まで脈々と受け継がれてきた文化的遺伝子を明らかにしています。縄文土器は物語を伝え、土偶は精霊を表すなど、縄文の文化を知りたい人必読の書です。
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縄文土器ガイドブック 縄文土器の世界
井口 直司(著)
美しい縄文土器を基礎知識の解説とともに楽しみたい人にオススメの一冊です。1万年以上にわたった縄文土器の歴史を、写真を見ながら学ぶことができます。縄文土器の地域ごとの特徴や日本列島全体の交流の様子なども掲載されており、土器を通じて縄文時代を俯瞰することができます。
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はじめての土偶
譽田 亜紀子(取材・文) , 武藤 康弘(監修)
言葉よりも感性で土偶を鑑賞したい人や、土偶についての基礎知識を知りたい人にオススメの土偶入門書です。国宝級のものからレアなものまで、70点が楽しい解説とともに紹介されています。収蔵施設も紹介されているので、本物を見に行きたい人はガイドブックとしても使えます。
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