ブックキュレーター慶應義塾大学総合政策学部准教授 琴坂将広
経営戦略を再考する
「経営戦略」は、人類の歴史とともに発展した。二人以上の人間が集合し、なんらかの共通目的を持ち、共に活動を行うとき、「経営戦略」は存在する。その原理と歴史を読み解く三冊(1、2、3)。その基本と諸理論を俯瞰する二冊(4、5)。その近未来を考える二冊(6、7)を選定した。
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孫子に経営を読む
伊丹 敬之(著)
体系的に整理された世界初の戦略書、それを一流の経営学者が現代の経営への意味合いを解きながら紹介した良書。約2600年前に成立し、現代にも生きる原理原則を、どのように現代に生かせばいいかを考える一冊。
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経営戦略の巨人たち 企業経営を革新した知の攻防
ウォルター・キーチェル三世(著) , 藤井 清美(訳)
経営戦略という概念を世に広めたのは、現在も世界的な影響力を持つ戦略コンサルティング会社であった。その指導者たちがどのように経営戦略を進化させ、それを普及させたのかを、丹念なインタビュー調査によって紐解く良書。
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経営戦略の意思決定にも、計量的な手法の応用が進んできた。本書はゲーム理論の考え方を経営にどのように活かすことができるかを平易に解説する。より科学的な意思決定の導入を検討するための、最初の入口となりえる一冊。
ブックキュレーター
慶應義塾大学総合政策学部准教授 琴坂将広慶應義塾大学環境情報学部卒業。在学時より小売・ITで3社を起業、マッキンゼー&カンパニー勤務を経て、オックスフォード大学にて経営学の博士号を取得。専門は国際経営、経営戦略、および組織と市場の関係について。2016年より慶應義塾大学総合政策学部准教授。上場企業を含む数社の社外役員・顧問などを兼務。2020年5月『STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動するか』を堀 新一郎、井上 大智との共著で刊行。他著書多数。
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