ブックキュレーター作家 江上剛
混迷する時代を生き抜くビジネスマンが今こそ読むべき5冊。
まもなく平成も終わろうとする昨今、目まぐるしく変わる社会情勢の中で、ビジネスマンは様々な困難に直面し続けている。そんな日々の支えになるような本を紹介したい。
※本ブックツリーの内容は、執筆時点(2019年1月15日)の情報に基づいております。
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左遷の時に如何に行動するかで人生が決まるという処世訓だ。著者は「苦中の楽こそが真楽であってそれがわかった時、人生の妙趣がわかる」と言う。出世は結果であって目的ではない。リストラの時代、自分の処遇に不満を抱く組織人には心の糧になるだろう。
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身分制度が岩盤のように人々を押さえつけていた江戸時代に、商人に自信を持たせ、日本のカルビンと言われたのが石田梅岩である。彼の代表作が『都鄙問答』で、松下幸之助など現在に至るまで多くの経済人に影響を与えている。商売は「人としての正しい道」を学ぶことが重要との言葉は重い。
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16世紀後半、大分県日田はキリシタン大名大友宗麟の支配下にあった。彼の夢はイエス・キリストの王国を築くこと。その遺志を託された平田一族の「守教」の長く苦難に満ちた歴史を描いた感動作。どんな苦しみの中にも希望を見つけることの大切さを教えられる。
ブックキュレーター
作家 江上剛1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。77年第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る。主な著書に、『失格社員』『会社人生 五十路の壁』『ラストチャンス 再生請負人』『庶務行員 多加賀主水が許さない』『我、弁明せず』『成り上がり』『怪物商人』『翼、ふたたび』『天あり、命あり』『クロカネの道』『奇跡の改革』などがある。
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