ブックキュレーター料理編集者 原田敬子
─来たる2020年に向けて─ 今こそ「和食」を極める、とっておきの本
「和食」──それはわが国が世界に誇る食文化です。東京五輪を1年後に控えた今こそ、この素晴らしき日本の食文化を極めてみませんか?ワンランク上の「和食」をつくるのは、高度な技術や時間をかけた仕込みではなく、ほんのひと工夫。あなたの「和食」を劇的に進化させる、そんなひと工夫がたくさん詰まったとっておきの五冊を厳選しました。
※本ブックツリーの内容は、執筆時点(2019年1月15日)の情報に基づいております。
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「和食を極める」というと、なんだか難しそう。でも料理人である著者は、和食は「簡単」です、とその理由とおいしくなるルールを説き明かします。たとえば「おでんは煮込まない」「炊き込みご飯は水で炊く」。難しいことは何もない。でも内容は驚きの連続。そして本当においしくなる。一気読みしたくなる352ページです!
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「上手に作れません・・・」。悩み多き和食の代表、天ぷら。それを銀座のミシュラン二ツ星店ご主人が見事に解決し、極めつきの天ぷらの作り方を紹介するのが、この本です。しかもその秘策は「フライパン」の「高さ3cmの油」だという──。えっ!ホント!?本当なんです。作り方もまるでライブを見ているようで必見!
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いまや海外からも注目のwashoku。世界中で誰もが和食をおいしく作れたら素晴らしいですね。それを可能にするのが、「難しい」と思われがちな味つけをルール化した、このロングセラー本。京料理人が考えた「割合」は実にシンプル。でもピタリと味が決まる。極める=「単純」で「永遠」。そんな言葉が浮ぶ一冊です。
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「和食を極める」はじめの一歩は、盛り付けにちょっと気に配ること。和食って、料理だけではまだ8割。器に美しく盛り付けてはじめて完成するからです。たとえば和えもの。真ん中を高く盛るのと平面的に盛るのでは、味わいがゼンゼン違います!器選びやあしらいまで丁寧に教えてくれるこの本で、まずは学んでみませんか。
ブックキュレーター
料理編集者 原田敬子料理編集者。プロの料理人をメインに取材し、ご家庭に生かせる知恵をわかりやすく伝えることがモットー。幼いころから料理やお菓子を作ることが好きで、大学は食物学科へ。食品化学を研究するうちに、”食の楽しさ”を広く伝えたいと思うようになり、大学卒業後は料理専門出版社に入社。その後、日本の食卓を豊かにする「食」の発信を続ける世界文化社に入社。料理書編集をはじめ、料理教室・家庭画報「食」の学校の運営などに携わる。家庭画報「食」の学校instagram https://www.instagram.com/cook_and_book_everyday/
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