ブックキュレーター本のフェス実行委員 maki DNP
私が子ども達に読んであげた本。そして大きくなった子ども達がすすめてくれて、読んだ本。
子どもの誕生と会社への復帰を3度繰り返し、毎日が10倍速で過ぎていった子育て時代。3人の子ども達がまだ小さかったころ、忙しくてもなるべく本を読んであげようと思いながらも、読み聞かせなんてしてあげた記憶はほとんどありません。でも大きくなった子ども達はそれぞれに、なぜか本好きになっていきました。私が読んであげた数少ない絵本と、成長した子ども達が「お母さん、これ絶対に読んで!」とすすめてくれた本をご紹介します。
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100万回死んで生き返り、多くの飼い主から愛された孤高の猫は、ある時野良猫になった。猫は白くて美しい猫と家族になるが、待っていたのは悲しい別れだった。読んであげながら毎回必ず自分が泣いてしまう。そして「自分が死んだら泣いてくれる人はいるのかなぁ・・・。」と自虐な気持ちにも、なぜか毎回なるのです(苦笑)。
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読んであげる時は私自身が、「もったいないばあさん」になりきって、演じきって読み聞かせました。それはもう楽しく盛り上がり、子どももこの絵本が大好きでした。私はウン十年後にはこの絵本の「もったいないばあさん」のように、孫たちに物の大切さをお説教するおばあさんになりたいです。
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書店にたくさん積まれていて、軽い気持ちで息子に買ってあげたところ、数日したら「お母さんもこれ読んでよ!」と逆輸入された本。私はコペル君の亡くなったお父さまに心打たれました。子どもに対しての高いこころざし。子どもから大人まで、幅広い層がいろんなことを考えて読める本です。
ブックキュレーター
本のフェス実行委員 maki DNPオッケー!バブリー!けつかっちーん!でバブル時代をかけ抜けた、今は孤高のソルジャー。ワンオペで3人の子どもをあやつる日々。本は好きだけれど、読みたくても読めない!読む時間がない!でもやっぱり本が好き。本のフェス2019では、DNPプラザのフォトコトコーナーを担当。生活に写真プリントがある豊かな毎日の提案をしています。https://honnofes.com/
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