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作家 青羽悠ブックキュレーター作家 青羽悠

2000年生まれの僕が読んできた、本の世界を広げる本

子供の頃から本の虫だった・・・というほどの読書家ではなかった。むしろ読書をしようと思っても、どんな本から手に取ればいいか分からず、図書館で途方に暮れていた。でも闇雲に本を読んでいたら、ときおり心をガツンと叩かれた。僕の世界を広げたのはどんな本だったっけ。2000年生まれ(これは悪い大人に「書いとけ」って言われた)の僕がこれまで巡った本の世界を少し辿ってみる。

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  • まさに本の虫だった中学の同級生に勧められた。それまで小説なんて全然読まなかったけど、その軽い文体にも助けられて、ページをめくる勢いが止まらなかった。生き生きと動くキャラクター、目まぐるしい攻防、胸をくすぐる恋愛、そして本への愛情。フィクションは偽物だと思っていたけど、そんなことはなかった。小説の面白さを初めて知った。

  • 確か、初めて読んだのはインフルエンザ治りかけの頃合いだったはず。中学何年生だっけ。物語の序盤、意味を帯びそうで帯びない洒落た会話が、微熱でぼんやりした頭に流れていく。とても心地のいい時間だった。しかし次第に物語が像を結び始めると、その力強さに冷や汗が出た。本当に重たくて大切なものはユーモアと共にあるのだと思った。

  • 高校入学当時に読んだ本。主人公の歩(あゆむ)が産まれるところから始まり、親の都合でイラン、大阪、エジプトなどを転々としながら成長していく。世界の広さと人間の多様さが本の中にありのまま描写されていて、そのスケールに圧倒される。そのくせ辿り着く先は心の一番みみっちいところで、当時の僕は何か本質的なものを感じたのだ。

  • 大学受験が近づく高二のころ、少しフィクションから離れたくなったときにこの本と出会った。タイトルが示すのは、富と力の偏りを生み出した要因。しかしその奥には究極の要因が存在することを、この本は極めて論理的に述べている。その姿勢に尊敬の念が湧いた。この世界はすべてのものに理由があるのかもしれない、と大袈裟だけど思った。

  • 宣伝です・・・(小声)。夢を叶えた人、叶えられなかった人。彼らはどんな思いで生きていくんだろう。そんなことを、夢に迷っていた高校生の僕は書きたかった。この本を書いてから2年、僕は大学生になっている。高校生の頃とは見える世界がだいぶ変わったけど、当時この本を書けて、大切なものを書き残せて、本当に良かったと思う。

作家 青羽悠

ブックキュレーター

作家 青羽悠

2000年愛知県生まれ。京都大学総合人間学部在学中。高校2年時の2016年『星に願いを、そして手を。』で第29回小説すばる新人賞を史上最年少(16歳)で受賞し、デビュー。

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