読書欲が湧いてくる！本を読むモチベーションを上げる本

ネットでなんでも調べられるので、わざわざ本なんて読まない。著者はそんな考えに警鐘を鳴らします。なぜなら、検索で得た知識は蓄積されない一方、読書は体験として刻み込まれるため人生を深める役割を持ちます。人間性や教養を深めるには、読書は欠かせないもの。知性を得たいと思う方、まずはこちらを読んでみませんか。

編集者であり、幻冬舎の創業者でもある見城徹による読書論。「読書の量が人生を決める」と言う見城氏が、これまでどんな本を読み、どのように人生を切り開いてきたかが綴られています。「熱くて深い人生を送るには、読書が欠かせない」というメッセージが伝わってきます。読後には、きっと読書欲が燃えたぎっているはずです。

「通勤の暇つぶしに読書を始めたら人生が変わった」という著者。早起きして30分間読書をするだけで、自分の人生を生きられるようになるというから驚きです。「他人に合わせて生きているかも」と思ったら、本書を読み、朝読書をまずは1週間試してみてください。1日を制覇し、自分らしく生き始めた自分に気づくはずです。

今の自分の読解力や教養を超える本を読むことこそが自分の成長につながると主張する本書。「人生の荒波を超える力を鍛えたい」「人生を豊かにしたい」そんな思いを抱いたら本書を手に取ってみてください。30歳まで読書をしなかったという著者が身につけた、「量より質」を大事にした読書術がきっと参考になるでしょう。

作家、神学者、元外交官などの顔を持つ佐藤優は、「良い本を読み良い友人を持つことで、人生を力強く生きることができる」と言います。鈴木宗男事件で逮捕され、512日間勾留されている間に220冊を読破。「拘置所で頼りになるのは、それまでの経験と読書などによって蓄積した知識だけ」という言葉が印象的な一冊です。