ブックキュレーターhonto編集員
もどかしいのがキュンとくる!スローペースな歩み寄りのBLコミック
以心伝心で通じ合う安心感のあるラブストーリーもいいけれど、読んでいるこっちが背中を押したくなってしまうくらいなもだもだ恋愛こそ、BLを嗜む醍醐味でもあります。お互い好き合っているのは明白なのに、どうしてそうなるの!?とついつい叫んでしまいたくなるような、もどかしいBLコミックをそろえました。
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地元福岡で助けてくれた大学生・宝に憧れ、上京して彼と同じ大学に進学した大進。再会を果たしたのはいいけれど、勢いで押しかけてきたような自分が場違いに感じてしまい・・・。一生懸命過ぎて不可解な言動を取ってしまいがちな大進と、実は独占欲の強い宝。不安定な恋物語には、キラキラとした青春が詰まっています。
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祖父の遺品整理で田舎に帰った大学生の涼太は、垣根の向こうにある隣家の離れに暮らす美青年・千鶴と知り合います。病弱な千鶴はいつも部屋の中。炭酸も飲んだことがないという千鶴を喜ばせようと、涼太は足しげく通うけれど・・・。ひと夏の恋物語かと思いきや、壮大な展開に!すれ違う2人の気持ちが手に取るように伝わってきます。
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明るく元気印、年上を振りまわすほど天真爛漫な小学生だった利久は、高校時代のあるすれ違いがきっかけで心を閉ざすように。ある日、バイト先に引きこもりだった瞬が入ってきたことで、利久の景色は変わり始めて・・・。素直じゃない利久と、超鈍感な瞬。かわいらしいもだもだと、周囲の心の動きが絶妙に描かれた一冊です。
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東京で仕事三昧の日々を送り過労で倒れ、田舎に戻りひとり暮らしを始めた渚沙(なぎさ)。彼を近所と馴染みやすく働きかけてくれたのは、幼なじみのカイトでした。実は10年前、2人は共通の友達の死を経験していて・・・。過去に囚われねじ曲がってしまった気持ちをゆるやかに解いていく、ノスタルジックで切ないラブストーリーです。
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学校一の優等生・雨夜(あまや)に密かに想いを寄せている麻生。友達として仲良くなれたのはいいものの、告白なんてもってのほか!でも、匿名の手紙だったら気持ちを伝えても許される・・・!?心のこもった手紙の相手に惹かれていく雨谷と、あふれる気持ちを手紙に託す麻生。ちょっぴり古風なやりとりが、逆に萌えを誘います。
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