紙の本好きにはぜひ知ってほしい！印刷業界の意外な秘密がわかる本

「これからはまっとうに生きていこう」と中堅印刷会社に入社した元ヤンの真白悠。会社に持ち込まれるのは、各種パンフレットや卒業アルバム、大量の極悪入稿同人誌に政治家のポスターまで実に多種多様です。悠を取り巻くアクの強い先輩や同僚たちの姿からも「印刷業界あるある」を感じることができるコミックです。

印刷会社の製版部門に配属された紙谷なほ子は紙の本が大好きですが、研修も受けないまま現場に出されて大わらわ。のんびりほんわかした作風ですが、印刷業界のブラック体質にも切り込んでいます。印刷業界でありがちなネタばかりなので、経験者や現役の方なら共感必至の4コマ漫画です。

Webで連載されていた印刷業界マンガの書籍版。印刷会社のさまざまなトラブルを取り上げているので、業界の事情が覗くことができます。さらに、初心者向けに印刷用語の解説や印刷物が完成するまでの流れも説明されています。印刷や出版などの分野に進みたいと考えている方にもオススメです。

ミステリーや時代小説を手掛ける著者が、専業作家になる前に11年間勤めた印刷会社での校正職時代を綴ったエッセイ集。驚くほど会社員に向いていない偏屈者の著者が、当時の苦労や理不尽をおもしろおかしく語ります。笑って楽しみながら、校正という仕事の知識や流れが自然と身につきます。

倒産寸前の老舗大手出版社が長年守り続けていた作家の版権を巡り、出版業界の面々が暗躍＆奔走する小説です。業界を少しでも知っている人が読めば、作中で登場する出版社や作家などのモデルがなんとなくわかってしまうかも・・・!?印刷所だけでなく、取次や製紙会社、書店など、出版に関わる裏事情がリアルに描かれています。