目次
老いるということ
- 黒井千次
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はじめに
第1章 老いの長さ・老いる場所
第2章 古代ローマの老い──キケロー『老年について』をめぐって
第3章 二十世紀イギリスの老い──E・M・フォースター「老年について」の発想
第4章 老いの伝承──深沢七郎「楢山節考」の伝えるもの
第5章 老いと時間──「ドライビング・ミス・デイジー」の場合
第6章 老いの年齢──マルコム・カウリー『八十路から眺めれば』の示唆
第7章 老いの形──幸田文の随筆から
第8章 老いの現在・老いの過去──映画「八月の鯨」の表現するもの
第9章 老いと病──耕治人の晩年の三作より
第10章 老いの完了形と老いの進行形──芥川龍之介「老年」、太宰治『晩年』の視点
第11章 老いる意志──島崎藤村の短文から
第12章 老いと性──伊藤整『変容』の問題提起
第13章 老いの温もり──萩原朔太郎のエッセイと伊藤信吉の老年詩集から
第14章 老いのまとめ
あとがき
引用・参考文献
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