目次
コロナ禍と出会い直す
- 磯野真穂
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はじめに
プロローグ 私たちがコロナ禍に出会い直さねばならない理由
1章 新型コロナの“正しい理解”を問い直す――人類学の使い道
1 専門家たちとコロナ禍の奇妙な感染対策
2 科学的事実を舞台の小道具のように捉えてみる
3 人類学の有用性
補論1 アクリル板とは一体なんだったのか?
2章 新型コロナと出会い直す――医療人類学にとって病気とは何か
1 医療人類学の祖が説く「病気」の2分類
2 生物学と数値だけで病気を理解することの限界
3 事例検証:感染者相関図が作った病気
補論2 不調に名前がつくとういうこと――「コロナ後遺症」をめぐって
3章 「県外リスク」の作り方――医療人類学と三つの身体
1 事例検証:実は奇妙な「県外リスク」
2 個人的身体・社会的身体・政治的身体
3 県をまたぐ移動の自粛要請はなぜ「大成功」を収めたか
補論3 島の境界――濃厚接触者たちの理不尽な2週間
4章 新型コロナと気の力――感染拡大を招いたのは国民の「気の緩み」?
1 コロナ禍で現れた160件の「気の緩み」
2 「気」の文化人類学的試論へ
3 事例検証:離島の介護施設で発生したクラスター
補論4 緊急事態宣言と雨乞い
5章 私たちはなぜやりすぎたのか――日本社会の「感じ方の癖」
1 文化の型――ベネディクトの議論
2 「思考の癖」から「感じ方の癖」へ
補論5 ありきたりの発言に勇気を要した日
6章 いのちを大切にするとは何か?――介護施設いろ葉の選択
1 周到な準備とユーモア、「仕方ない」への抵抗
2 クラスター発生、驚きの発想
3 「責任を取る」とは何か
エピローグ コロナ禍の「正義」に抗う
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