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おっと危ない。
危うく泣くところじゃったわい。
そうはいかんぞ。
この「梶」みたいな人間、そんなのがホントにいるのか?
と疑うのが、忍びの本能じゃからの。
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映画を先に観るか小説を先に読むか。やはりここは小説を先に。
特に内容が深いわけでも、結末が分からずドキドキハラハラというわけでもなく、想像した結末に近いものがあったけれど、好きな類の小説。話を進めていく登場人物が一様に上からの圧力を受けてしまう姿が面白い。
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あっというまに読まずにいられない作品。人物が丁寧に描かれている。一度よんで結末を知っても、きっと何度でも読みたくなる。
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ドロドロのラストを思い描いて読み進めていただけに、拍子抜けしてしまった。映画は観ていませんが、寺尾聰はぴったりだなぁ〜と思いました。
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空白の二日間にそんなことがあったなんて・・・と素直に感動。映画は見損ねたけど、これを読んでいい話だなーって思った。
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最後の最後まで「梶警部」という人物が、善人なのか悪人なのかわかりません。
最後まで読むと、今まで考えもしなかった"あること"をしたくなるかも知れません。
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アルツハイマーになってしまった奥さんを殺してしまった警官。自首してきたものの、自首するまでに2日間の空白があった。それはなぜか?
最後のページでおれはグッと来ました。(2005/01読了)
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◆やはり人は誰かのためでなければ生きられないのか・・・。最後まで伏せられていた真実に目頭が熱くなった。
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今朝の通勤電車の中で読み終わりました。
映画館まで行って観た作品で、原作も読んでおきたかった。寺尾聡さんがいい味出してます。
今月公開の『博士の愛した数式』も要チェック!
もちろん原作も要チェック!
珍しく映画の方がよかったかもしれない。原作の方が最後が無理矢理詰めた感じがした。原作よりも映画の方がいいなんてことは私が今まで体験した映画化された小説ではなかったから、すごく不思議な気持ちで本を閉じた。
主人公に関わる人たちが何とかして彼を生かしたいと行動し、真実に少しずつ近づいていく。そのたびに主人公はこの台詞を言う。
あなたには守りたい人はいますか―
それは仕事に忙殺され、家族に見放され、しがらみに追われた人に何を感じさせたのだろうか。
守りたい人の為に生きた人生の本。
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妻を殺したと自首してきた現役の警察官・梶総一郎。しかし殺したのは自首してきた日の3日前で、自首してくるまでの2日間は空白の時間であった。この2日間に何があったのかを梶本人は語ろうとしない。この二日間に何があったのか?語ろうとしない理由は?
非常に読みやすかったです。いくつかに章分けされてるのですが、この事件に関わる人達の目線から書かれてて非常に面白かったです。それぞれの章が絶妙に絡み合っていくという書き方が非常にうまいと思いました。
県警と検察の裏での取引、新聞記者や弁護士の立場など人間ドラマもすばらしいものでした。
ラストがちょっとあれ?っていう感じだったので★4つです。
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ずっとずっと何でだろう?って思ってて、最後の最後、本当の最後で「あっ、そういうことか…」って納得。しかも、オチ(?)の部分はめっちゃ短いのに、ぎゅっと詰まってた☆
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妻を殺したと自首をした警察官。
容疑を素直に認めるにも関わらず、自首までの二日間の行動だけは決して語ろうとしない。
彼が完全に『落ち』ないのは何故か?
秘めた絶望と愛の深さに胸が震える1冊。
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映画化作品。でも、例によって例の如く、映画は見た事ありません(ウチの母はテレビで放映された際に観て、「CMの入っていない状態で観たい」と言っておりましたが)。
それはさておき。前情報は凄い聞いてました。「良い」と。映画も凄い良かった、感動した…等。文庫化された際も、凄く話題になったのと、売れ行きも凄かったのを今でも覚えています。
読む前から、「泣ける」とだけ聞いていました。
この本は、この話は、生きる事、死ぬ事を考えさせられるお話だと思います。死にたくなる理由も、生きたいと思う理由も人それぞれですし、共感できると思う人もいれば、絶対に理解できないと思う人もいると思います。作中にも、理解できないと言う人がいたように。
読んでいて一番思ったのは、「安楽死は殺人か」でした。これは私の根底にある疑問でもあるんですが。その人が死を目の前にして、尊厳死を選んだとして、家族は「死んで欲しくない」からとそれを止めたいと願ったとしても。やっぱり、人である内に死にたい、人として誇りのある内に死にたい、と願ったら…って。
…少し話が逸れました。この本がイマイチと感じた人は、を「ミステリー」だと思って読むから、駄目だと思うんじゃないかな…と思ったのが一つ。私は個人的にラストは泣きましたけど…ってのが一つ。個人的にはこの終わり方は物凄く好きです。というか、生きようと思った理由を知って、涙が止まらなかったです。
割と身近な事件だと思うんですよね。殺害動機が。そしてこれからも、起こりかねない事件ですし。そういう意味では、恐ろしい事件ですよね。というか、「ノンフィクションです」と言われても、違和感を感じなさそうな辺りが恐ろしい。
是非読んでみて欲しいなぁ…とも思います。この本。
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横山秀夫さんの作品はよくドラマ化されてますが、読むのは今回が初めて。「アルツハイマーの妻を殺した元警察官は、自首するまでの2日間何をしていたか?」という映画の紹介で興味を持ち、文庫化されるのを待っていた作品です。私、警察の人事機構についての知識は皆無、検察についてはもっと分からず最初は戸惑いました。でも梶の澄んだ目に興味を引かれて真相を知りたい、梶に死んでほしくないと思う、その気持ちだけは誰の視点でも共通で分かる気がしました。誰のために生きるのか。誰を守ろうとしているのか。その答えも明確にもっている梶が理解しがたくもあり、羨ましくもあり・・・。人が死んだ後に残るものって業績や肩書きなんかじゃないのかもしれない。
梶が生きた証は警察官としてでも書道家としてでもなく、個人として残すものだったというのが印象的でした。
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2006/04/22 sat
読んでみたいとは思っていたのですが、その厚さが気になって読みきれるか不安でした。でも知人の勧めで読んでみました。タイトルにもなっている「半落ち」ってこういう意味なのね〜と思いながら、じゃあ、どこで「完落ち」するのだろう…と思いながら、とにかく淡々と読んでいきました。志木に始まり、「完落ち」と「梶を死なせるな」のバトンが次々とリレーされていく。それぞれの立場で「完落ち」させようとするが、梶の瞳がそれを許さなかった。結局は、志木が執念とも言えるだろう調べで「完落ち」させる。誰もが知りたかった梶が隠し通した理由が明らかになったときには、涙がこぼれました。勧めた知人が「ラストがくるから」と言っていた意味が良く分かりました。自首から刑務所までのベルトコンベアの中で、梶事件以外にもさまざまな事件が起こりますが、あくまでも梶事件に焦点を絞っているので、すごく読みやすかったです。