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話題のミステリーということで、ただ活字を追いたくて読んでみたのだが、珠玉の人間ドラマであり、人生と仕事について考えさせられる傑作だった。そして、老人介護という救いの少ないテーマが生々しく描かれており、さらに夫婦・家族・親子の愛がたんたんと描かれていた。人生について考え中の人にオススメ。
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正直なところ、ガッカリ、でした。途中までとても惹きつけられただけにです。何となく先が読めたのは仕方がないとしても、犯人が頑なに話さなかった事柄についての描き方が雑な気がしたし、あれでは・・・。
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文庫になってから、やっと読みました。映画化もされてましたよね、コレ。空白の二日間、の真相解明がメインかと思ってたけど、それよりも「半落ち」の梶氏を中心に、周りの検察官や新聞記者達を章毎に描く話。その、周りの人物の人生の方が共感できたかな。皆、組織の中でもどかしい状態なんだけど、特に弁護士の章が個人的に胸にきました。「地中に眠る蛹」ね。全然、期間も違うし状況も違うんだけど。
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おっと危ない。
危うく泣くところじゃったわい。
そうはいかんぞ。
この「梶」みたいな人間、そんなのがホントにいるのか?
と疑うのが、忍びの本能じゃからの。
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映画を先に観るか小説を先に読むか。やはりここは小説を先に。
特に内容が深いわけでも、結末が分からずドキドキハラハラというわけでもなく、想像した結末に近いものがあったけれど、好きな類の小説。話を進めていく登場人物が一様に上からの圧力を受けてしまう姿が面白い。
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あっというまに読まずにいられない作品。人物が丁寧に描かれている。一度よんで結末を知っても、きっと何度でも読みたくなる。
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ドロドロのラストを思い描いて読み進めていただけに、拍子抜けしてしまった。映画は観ていませんが、寺尾聰はぴったりだなぁ〜と思いました。
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空白の二日間にそんなことがあったなんて・・・と素直に感動。映画は見損ねたけど、これを読んでいい話だなーって思った。
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最後の最後まで「梶警部」という人物が、善人なのか悪人なのかわかりません。
最後まで読むと、今まで考えもしなかった"あること"をしたくなるかも知れません。
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アルツハイマーになってしまった奥さんを殺してしまった警官。自首してきたものの、自首するまでに2日間の空白があった。それはなぜか?
最後のページでおれはグッと来ました。(2005/01読了)
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◆やはり人は誰かのためでなければ生きられないのか・・・。最後まで伏せられていた真実に目頭が熱くなった。
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今朝の通勤電車の中で読み終わりました。
映画館まで行って観た作品で、原作も読んでおきたかった。寺尾聡さんがいい味出してます。
今月公開の『博士の愛した数式』も要チェック!
もちろん原作も要チェック!
珍しく映画の方がよかったかもしれない。原作の方が最後が無理矢理詰めた感じがした。原作よりも映画の方がいいなんてことは私が今まで体験した映画化された小説ではなかったから、すごく不思議な気持ちで本を閉じた。
主人公に関わる人たちが何とかして彼を生かしたいと行動し、真実に少しずつ近づいていく。そのたびに主人公はこの台詞を言う。
あなたには守りたい人はいますか―
それは仕事に忙殺され、家族に見放され、しがらみに追われた人に何を感じさせたのだろうか。
守りたい人の為に生きた人生の本。
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妻を殺したと自首してきた現役の警察官・梶総一郎。しかし殺したのは自首してきた日の3日前で、自首してくるまでの2日間は空白の時間であった。この2日間に何があったのかを梶本人は語ろうとしない。この二日間に何があったのか?語ろうとしない理由は?
非常に読みやすかったです。いくつかに章分けされてるのですが、この事件に関わる人達の目線から書かれてて非常に面白かったです。それぞれの章が絶妙に絡み合っていくという書き方が非常にうまいと思いました。
県警と検察の裏での取引、新聞記者や弁護士の立場など人間ドラマもすばらしいものでした。
ラストがちょっとあれ?っていう感じだったので★4つです。
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ずっとずっと何でだろう?って思ってて、最後の最後、本当の最後で「あっ、そういうことか…」って納得。しかも、オチ(?)の部分はめっちゃ短いのに、ぎゅっと詰まってた☆
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妻を殺したと自首をした警察官。
容疑を素直に認めるにも関わらず、自首までの二日間の行動だけは決して語ろうとしない。
彼が完全に『落ち』ないのは何故か?
秘めた絶望と愛の深さに胸が震える1冊。