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一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。
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旧題「パソコン通信殺人事件」。
パソコン通信のふわふわした世界に嵌まる主人公の少年薫。
主人公がチャットで演じる“仮想世界のKAHORU(周囲には女と思われている)”に惚れ、オフラインで会う約束をした人は何故か必ず殺されてしまう…
チャットにハマったことがある方なら
かなりのめり込んで読めると思います。
意外な結末もさすが!って感じ。
更にインターネットやMMOが普及した今、
この作品を書き直したらもっと面白くなりそう。
…でも逆にパソ通だからこそいいのかなぁとも思ったり。
とにかく面白かったー
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結構昔の本なのにそんな古さは感じなかった。
内容的にはたしかに時代の流れを感じるが、書き方的には古さは感じない。
読みやすくすぐ読めた。
最後の結末は強引すぎだろーと思いながらも読んでしまった
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当時はネットによる犯罪小説は珍しかった気がする。
チャット内での人間関係が交差していくのが面白かった。
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これはすき。キャラも話もそんなに好みじゃないし興味もないネタだったけど面白くて2回読んだ。そして「まさかそんなことは…きっとコレ騙すつもりでしょ」とか思いつつ2度も(良い意味で)騙される。
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【2006.03.24.Fri】
久々に浅田作品以外を読む。パソコン通信の光と闇を、現代を担う若者たちを据えあぶりだしている。今は生活の一部がネットで形作られていると言っても過言ではない。そして、その便利さと引き換えに多くの問題が起こり続けている。匿名性がもつ幻のような世界。私たちはいったいそこに何を求め、見出すのか?掲示板などを見ていても、一人一人が個性を出しながらも正体を明かさない断固とする構えが感じられる。これは、私たち人間が生み出した永久の命題であり、更に拡大していくものと思われる。画面から出される文字だけに心を奪われてはならない。時には目の前の人の口から出る言葉を感じ、受け止めなければならない。そう、それが人間だから。
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さくさく読めたしそこそこ面白かったのですけれども、やっぱり時代のギャップの所為なんだろうか、移入は出来なかった。
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・パソコン通信を巡る事件。主人公薫がネット上で演じる人気者の可愛いオンナノコ。仮想世界が、現実世界に思わぬ影響を及ぼし始める──。・実際犯人はバレバレなんですが、面白かったです。時代はちょっと感じますが(笑)。使っただけ課金されるのがちょっと懐かしい。確かにこのころにネットしてたらヤバかっただろうな電話代…。
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インターネットのひとつ前、パソコン通信時代の殺人事件。
「パソコン通信殺人事件」が改題前の題名(たしか)。
裏をかこう、かこうとしてがんばって書いたという印象。
読んでてちょっと疲れる
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内容(「BOOK」データベースより)
一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。
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この本は、ネットやチャットをした事がある人にとっては身近に感じる作品。
確かに、文字だけの世界。。。
あたしも、過去7年前位からかな?
ネットを自分の心の逃げ場所にした事があっただけに
分る部分も・・・
だけど、1つ間違えると犯罪に巻きこまれたりって事件も多々ある時代・・・
素に近いままで自分を出す人
全く別人として文字の世界のいる人
様々なのがネットの世界なんだと思う。
1本の線で全国、世界の人達と繋がってるのが不思議。。。
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10年以上前に書かれた本なのに、現在にも通じる感じがした。
パソコン通信の世界にのめり込み自分を偽って日々チャットにいそしむ主人公。
その中で次々に殺人が起こる。
パソコン通信人口がまだあまりいないのか、身近な人達の中で話がすすむのはどうかな?!とは思った。
現実世界とネット世界を混同してしまってはいけないなぁとあらためて感じた。
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1本の線だけで結ばれている、
宙に浮かんだような若者たち。
深夜のパソコン通信に嵌(は)まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。
それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い……。
オンライン社会の若者の心の揺れを描く。
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インターネットの黎明期。深夜になるとアナログ回線につないで、チャットしていた毎日。革新的な技術とそこにある世界は、不思議な空間だった。とにかく毎日、夜が待ち遠しくて仕方なかった。今自分がいる現実世界の煩わしさや汚さが完全にフィルターで濾過されたキラキラした世界。名前も姿も知らない人々と本心で話すことができると信じていたあの日。明け方までディスプレーとにらめっこしつつ、キーボードを叩いていたなあ。意味のない言葉を交わすことが訳も無く楽しかった。次第にそれが空虚で無駄な時間を費やしているということに気づいていき、離れてしまったけれど。
この物語はあの頃の楽しさを思い起こした。扉の奥にはもう一つ別の世界があると本気で信じていた当時。完全な現実逃避だった。
この物語の主人公も大学受験に失敗し、三浪中の男の子だ。この物語の主人公にぴったりの造形だ。インターネット以前のパソコン通信の電子会議が舞台ではあるけれど。今やネットの交流はSNSやブログが主流で、ネットと現実世界での人格の乖離というものは、当時と比べてなくなってきたけれど、これはこれで面白みに欠けているとも思う。
そんなパソコン通信を舞台にして起こる連続殺人事件。その事件にはからずも巻き込まれてしまう主人公。そして事件を通して人間を見つめることの大切さに気づき、一つずつ大人の世界を登っていく青春物語。最後には温かい風が吹いてくるのであった。
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◆あらすじ◆
一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。
深夜のパソコン通信に嵌る小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。
それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い……。
オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。
(『パソコン通信殺人事件』改題)
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一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。
深夜のパソコン通信に嵌る小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。
それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い……。
オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。
(『パソコン通信殺人事件』改題)
10年以上も前の作品。その時代に読めば感想が違うかもしれないが、今読んで移入するのは難しい。