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どっかで聞いたような、読んだような・・・。
浅田次郎さん、最近手抜きしてるの?と疑ってしまいました。
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面白い!!
時代物はちょっと苦手やったんですが、読みやすかったです。
最後読み終わって、爽快感でいっぱいになりました。
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時は幕末。文武に長けているが生来の生真面目な性格が災いして出世ができず、騙されて婿養子先から離縁された武家の次男坊・別所彦四郎は「向島にある三囲り(みめぐり)稲荷にお参りすると出世が出来る」と蕎麦屋のおやじから話を聞き、偶然見つけた「三巡(みめぐり)稲荷」に手を合わせる。しかしそこは同じ「みめぐり」でも、貧乏神・疫病神・死神の三つの神が巡ってくるとんでもない祠であった。
表紙絵に描かれた、一見災いの神とは思えないユーモラスな姿の神々たちは小説の中でも神しからぬ人情味溢れる行動をとってなんだかんだと彦四郎の危機を救ってくれる。
背景には「武士の生き方とは何か」「人は神に勝てないのか」というずっしりしたテーマがあるが語り口が軽やかでどんどん読み進められる。
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能力はあるのに不遇なお侍。今でも充分困ってるのに3人の不幸の神様に取り付かれて・・・。高校の頃に読みたかったです。自分には、自分の考えを通すだけの力があると思ってた頃に。当時なら神様に定められた運命でさえ変えてしまう彦四郎の芯の強さにもっと共感できたと思います。世の流れ、周りの考えがどんなであっても、自分が信じる道をとる。10代の自分が憧れた姿であり、今となっては遠い理想像です。
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文武両道に優れているのにとことんついていない彦四郎にとり憑いたのは貧乏神、厄病神、死神だった・・・。幕末という時代にまっすぐに生きた姿は胸を打たれます。抱腹絶倒と帯に書いてあったけど、どこで笑うんだろう?って思った・・・。でも泣けます。ラストの姿で。
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あっさりと読める一作。ほんわかとした雰囲気があるけど、少しだけ勿体無いなとも思ってしまう。ラストはこれしか道はないのだろうかと少し考えてしまう。時代が時代でなければ……(時代小説に不思議が混じった話)
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映画が非常に気になって原作を読んでみました。すごく面白いです。貧乏神、疫病神、死神が温かく描かれています。
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お話は好きなのですが、映画のキャスティングを知ってて読んでいるのでどうしてもそのイメージしか持てずちょっと損した感じ 本を読む時は自分の中で登場人物を想像しながら読む方がスキなので〜
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楽しいです!浅田ワールド最高です。
笑いあり、人情ありで、どんどん読み進めたくなる内容です。
おつやちゃん、かわいいな・・・・
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人はいかに生きるべきか……。運に見放された挙句、悪神にまで取り憑かれた主人公が、様々な苦難の果てに答えを見つけ出していく。その潔い決断に男気を感じた。
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時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。
あまり笑えないし、泣けない…
でも江戸時代の民衆の暮らしがよく分かった。
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話題の本ですね。割と早く手をつけました。浅田さん、久々のヒット(すみません)!よかったっす。もう悲惨なことが続くのに悲しくない。浅田のにーさんのいいとこっすね。
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3人の災いの神に取り憑かれてしまった主人公。次々と訪れる不幸におもわず笑ってしまう。笑って終わると思ったが、ラストはちょっと予想外だった。違った角度から書かれた「ラストサムライ」。
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時は幕末、貧乏武士の次男坊、別所彦四郎は各上の家へ入り婿に入ったのだが後継ぎが出来ると離縁され、実家の離れで母親と暮らすしがない毎日。
ある日ひょんな事から土手で見つけた荒れた祠に手をあわせたことから3人の神様に憑かれる事となる。
貧乏神に疫病神、3番目の神はもっとも手ごわくて...
幕末、それまでの価値観ががらりと変わり、混乱する時代の中で
何を信じ、どう生きるか、そしてどう死ぬか...
久々の時代小説
やはり読みなれないと言葉や言い回しに少し苦労したけれど
段々と慣れてくると彦四郎と憑神さまや蕎麦屋の主人との会話なんてまるで落語のようでリズムがありおもしろかったです。
命に限りがあるからこそ人の命は輝いている
ラストにいくに従って盛り上がっていくのだけれど
(w_−; ウゥ・・今ひとつ私には難解で...
やっぱ、武士の気持ちがわからんわ(T_T) ごめんなさい。
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●別に私は時代小説愛好家でもなければ、心底浅田次郎氏を尊敬しているわけでもないのですが、前回読んだ『お腹召しませ』がたいした傑作だったので、ま、これも試してみようかね、とレンタル。
結論から言うと、当たりでした・・・・・さすがだ。感服。
●武家の次男で、養子縁組先から出戻った冷や飯食らいの30男が主人公。
彼自身は悪い人間ではないのだが、どうにも運のないしょぼしょぼ人生。
兄が主人となった実家に居ても、老母ともども肩身が狭い暮らしぶりなんであった。
そんな彼が酔いにまかせたとある晩、河原で古ぼけた祠を見つけ、もしかしたらご利益あるかも〜?とささやかな期待とともに、手を合わせてしまったのが運の尽き。
その祠に祭られていたのは、世にも恐ろしい神様だったのです・・・!
●てなわけで、基本的に不運な主人公と神様たちのドタバタで笑わせる一方、老母や周辺の人たちとの関わり、主人公の身の律し方で涙腺もほどよく刺激してくれると言う、よく出来たお話です。
『プリズンホテル』のノリを時代小説でやってるって感じ。て、あれほど無茶苦茶じゃないけどね☆
いやあ、小文吾いい味出してんなあ(笑)
満足いたしました♪
・・・とはいえ。
『お腹召しませ』もこの『憑神』も、浅田次郎作品としては、飛びぬけた傑作だとは思えません。
相当面白いけど、浅田作品としてはたぶんアベレージ。
重松清や宮部みゆきと同様、職人肌の作家さんですわいな。
それがすごいんだけどねー。(´Д`)
ま、面白いことは間違いないので、一度おためし下さい。●・・・て書いてたら映画化されてた。妻夫木くんはいいっすよ!観てないけど。