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みんなのレビュー168件

みんなの評価2.9

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紙の本

教え子失踪事件とかつての自分の追放劇とがコインの裏表という展開は少々強引かもしれない

2007/05/05 21:57

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

郷里の丹波で塾を経営する40歳の波多野はかつての教え子が東京で失踪したと聞き、探しだすため上京してくる。彼は12年前都内の私立学校教師だったが、生徒との恋愛沙汰をきっかけに教壇を追われた過去がある。教え子の行方を追ううちにやがて波多野は、自分を追放した学園が事件の背後にあることに気づく…。

 1990年度の「このミス」で国内作品1位に輝いた小説であり、それをうたい文句に再び今年(2007年)書店で売れているようです。私がシミタツの作品を手にするのは「いまひとたびの」(新潮文庫)に続いてこれが二作目。「いまひとたびの」は、酸いも甘いもかみわけた中年男の心のひだを見事に描きだす優れた短編集でした。そしてこの「行きずりの街」もまた、職も妻もかつて失ったことのある手負いの男・波多野が、事件によってさらに大きく傷つきながらも人生に決して屈することがない姿を描く、秀作ミステリー長編となっています。

 北上次郎が解説で述べているように、この作品は夫婦小説としても確かに名作といえるでしょう。波多野が以前恋愛沙汰を起こした女生徒は、後に彼の妻となる雅子です。離婚を経た彼女との12年ぶりの再会の物語は、いくつものわだかまりを抱えた元夫婦の新たな衝突と和解の物語として読めます。謎めいた事件と伴走する形で展開するこの二人の関係が、私の心にぐっと添いました。

 惜しむらくは、教え子の失踪事件が波多野の過去の追放劇と密接にからみあうというプロットが、少々ご都合主義的だと感じられます。教え子と波多野のかつての勤務先学園との接点があまりにも偶然過ぎはしないでしょうか。その点がクリアされていれば、文句なく☆5つの傑作だと評価できる作品です。

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2007/04/09 00:05

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