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新聞は本当に終わったのか?
2011/12/07 12:04
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koo± - この投稿者のレビュー一覧を見る
おはようございます。最近やたら早く目が覚めてしまいます。年ですかね? 朝刊まだかなぁ。
そうそう。最近、新聞を再び購読しはじめました。
ニュースなんてネットで各紙読み放題。だから新聞なんていらないや。そう思って一年程前から止めていました。昔は新聞を読むことが大人の象徴と言われていました。ところが現代では、新聞を取らないで情報はウェブで収集することが、文化生活者のひとつのステイタスへと変貌しつつあります。
興味あることを探求するにはウェブは最適。でも、どうでもいい話題を態々クリックしたりはしませんよね。どうも最近、読むものが偏っているような気がしてならないのです。
その点、新聞はとりあえず紙面を広げると様々な話題が網羅。満遍なく情報が飛び込んできます。何も考えず、ぼんやりと見出しを眺めているだけでね。楽ですよね。ニュースサイトやネット検索みたいに積極的に攻めていかなくていいのですから。思考がメディアに支配されるうんぬんはさておきですが。
●お願い、助けて編集長
ウェブと紙媒体の相違。結局、インターフェイスの未成熟さとエディションの欠如なのかな? と感じています。で、本著。とても興味深い件がありました。前述の僕のモヤモヤ感を、とても簡潔に代弁してくれています。
佐々木 :今の日本のインターネットに一番欠けているのは、情報を集約してくれるメディアなんですよ。
例えばツイッターでいろんな人がつぶやいたとします。ブログで誰かがいろんなことを書いています。でも~中略~パッと見ても分からないですよね。ものすごい数のブログを横断的に読んだり、ツイッターでいろんな人のつぶやきを全部拾っていかないと、そこでの議論全体が見えてこない。そんなことをできる人は世の中にごく一部にしかいないものでしょう。
そうするとネット世論ってなんかよくわからない、実体のないものだよねって思われてしまう。(P275)
●ITの神々
本の紹介が遅れましたね。本著は朝まで生テレビでおなじみの田原 総一朗さんの対談集です。ツイッターなどウェブメディアの可能性をリスペクト。堀江 貴文、三木谷 浩史、佐々木 俊尚、津田 大介、夏野 剛さんらIT界のカリスマたちと共に、新聞・TVの時代は終わったとアツい議論を展開します。
ツイッターの神々というよりはITの神々ですね。表題に偽りあり。ホリエモンと津田大介さんに関しては積極的にツイッターを使いこなしているので、話題がテーマに沿っていましたが。
津田さんのツイッターとSMSメールの文字数に関する件が興味深かったです。ドイツの学者が決めたそうですね。やはり考えることが合理的。それから夏野さんの武田 信玄の息子・武田 勝頼と織田 信長の鉄砲の件、とてもタメになりました。
でも、結局一番面白かったのは「ブログやツイッターは面白いんだけど金にならない」と田原さんが頻繁にボヤいていたところですかね(笑) 神々のみなさま、ぜひとも稼げる文化にしてくださいませ。期待してます。
ホリエモンとの対談。以前どこかで読んだ気が・・・。そうか、ネットに転がっていたんだ。検索すればどこかに見つかりますよ。そう、積極的に攻めれば、ね。
※「です・ます調」レビュー100本ノック。14本目。