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日本人へ リーダー篇 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー116件

みんなの評価3.7

評価内訳

113 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

示唆に富んでいる現実主義

2010/10/17 14:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 識見・達見である。日本の現状と問題点を的確に見通している。イタリアに在住し「ローマ人の物語」というローマ史、世界帝国史を書いていたからであろうか、冷徹とか透徹というほど客観的、冷静に国際政治における現在の日本の実情を捉えて、意見を述べている。高尚な理想は理想として尊重しても、いろいろな利害が絡み合い衝突する国際政治の現実にどう対処するのか。示唆に富んでいる現実主義である。
 世界帝国史を学ぶということは、現代の社会や政治情況を的確に分析し、把握できるようになる方法でもあるようだ。個人の能力にもよるという制約があるにしても。世界帝国史には多民族、多文化、多宗教の人々をどのようにまとめていくかという手法が豊富に備わっているものなのであろう。中国史、ローマ史、オスマン帝国史を学ぶ必要性をあらためて認識する。

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紙の本

選挙に行く前に

2010/07/08 08:35

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 月刊誌「文藝春秋」に連載されている人気時事エッセイである。本書にはそのうちの、2003年6月号から2006年9月号分までが収められている。
 ちなみに2003年といえば、小泉純一郎総理の頃で、念のために書きとめておくと、与党といえば自由民主党の時代である。ここから7年の間に、日本のリーダーは現在の菅総理まで含めて5人も変わっている。

 本書のなかで塩野七生はこんなことを書いている。「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るのであろうか。だがこれは夢であって現実ではない」(「継続は力なり」)。
 この文章が初出誌に掲載された内容から推測すると、2003年の9月前後の文章だと思われるが、当時小泉総理の人気は絶大なるものがあったように記憶している。それなのに、塩野がまるでその後の政治の世界を予言するような文章を書いていたことに驚く。
 総理が変わるたびに、一時的に与党の支持率があがる。それは、もちろん、期待をこめた数字であるが、その後のおそまつな政治のなりゆきに支持率は下降をつづける。そして、また、総理を変えることで、支持率をあげる。
 なんだかすべてが選挙のための人気投票としか思えない。
 政治家は選挙に明け暮れ、本来の政治ができていない。政治のできばえの評価ではない。
 先に引用した文章は予言めいて刺激的だが、それよりももっと重要なことがその前に書かれている。「誰が最高責任者になろうと、やらねばならないことはもはやはっきりしている」と、塩野はいう。 

 いまの日本がやらねばならないことは、大きな観点でいえば分散されることはないはずである。
それなのに、政治の争点がはっきりしないのはどういうことだろうか。
 やらねばならないことの自分たちの立ち位置を明確にすることで、支持率が落ち、選挙に戦えなくなるからだろうか。これではまるで仕事もせずに給料をさげるなんてとんでもないといっているダメな労働者と同じである。
 政治家だけが問題ではない。彼らを変えうる力をもっているのは、有権者である私たちのはずである。
より正しい判断を選択できるよう、本書を読んで政治とは何か、リーダーとは何かを考えてみるのもいいにちがいない。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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2010/06/08 06:03

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2010/06/08 22:52

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2010/06/27 15:53

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2010/06/29 19:59

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2010/06/10 07:12

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2010/07/13 21:30

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2010/06/16 03:47

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2010/06/26 14:43

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2010/07/05 00:32

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2010/06/30 20:57

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2010/07/03 12:45

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2010/07/14 10:33

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2010/07/19 23:50

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