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みんなのレビュー472件

みんなの評価3.9

評価内訳

463 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

これこそ自己啓発本では

2010/01/20 08:39

25人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:狸パンチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 若いときには色々な思想家にかぶれるものです。年代が上であれば、まずはマルクスかぶれが筆頭でしょう。その後にサルトルかぶれがあり、ニーチェかぶれは3番手くらいでしょうか。年代がくだると、フーコーやデリダといったポストモダン思想にかぶれた人も多いでしょう。

 ニーチェという思想家はほかの思想家にくらべ、微妙なちがいがあります。思想というのは革命にも結び付くように世界や人々の認識を変えようという意思をもっています。しかし、ニーチェは有名な「神は死んだ」という言葉に代表されるように、<否定>の思想です。言葉の難解さもあって、ナチズムの思想的背景になったとは、ニヒリズムを広めたという誤解を受けやすいので、同じ「かぶれ」でもニーチェかぶれはなかなか肩身が狭かったように感じます。
 
 マルクスで革命を起こすのでもなく、サルトルのようにアンガージュマン(参加)で権力に異議申し立てをするものではありません。19世紀まで欧州を支配していたキリスト教倫理がその力を失い、新しい<物語>を激しい思索によって模索したのがニーチェでした。「ツァラトゥストラ」の主人公は「超人」ですが、神が死んだ後に人間はどう生きていくのかを説くニーチェの分身でした。

 さて、この本ですが、はっきりいって面白いです。上に書いたように、ニーチェをニヒリズムや否定の思想ととらえずに、新しい人間観をつかまえようとしたポジティブなものだととらえ、ニーチェの各著作から抜粋をして、「超訳」しています。

 こういうのはいかがでしょう。「自己表現とは自分の力を表すことでもある。その方法は大きく分けると、次の三つになる。贈る。あざける。破壊する。相手に愛やいつくしみを贈るのも、自分の力の表現だ。相手をけなし、いじめ、だめにしてしまうのも、自分の力の表現だ。あなたはどの方法を取っているのか」

 贈る、あざける、破壊する…。なんだかよく分からないのですが、その分からないところに味があります。

 さらに人をポジティブに追い込む、こういう言葉もあります。長くなりますが、面白いのでお許しください。

 「仕事を終えて、じっくりと反省する。一日が終わって、その一日を振り返って反省する。すると、自分や他人のアラが目について、ついにはウツになる。自分のだめさにも怒りを感じ、あいつは憎たらしいと思ったりする。たいていは不快で暗い結果にたどりつく。なぜかというと、冷静に反省したりしたからなどでは決してない、単に疲れているからだ。疲れきったときにする反省など、すべてウツへの落とし穴でしかない。疲れきっているときは反省をしたり、振り返ったり、ましてや日記など書くべきではない。活発に活動しているとき、何かに夢中になて打ち込んでいるとき、楽しんでいるとき、反省したり、振り返って考えたりはしない。だから、自分をだめだと思ったり人に対して憎しみを覚えたりしたときは、疲れている証拠だ。そういうときはさっさと自分を休ませなければいけない」

 「さっさと休め」とは…なんか、本当に偉大な思想家の発言ですか?と言いたくなりますが、もちろん背景には懺悔を中心としたキリスト教倫理への批判があるのですが、いま読むとミナコ・サイトウもびっくりのポジティブシンキングです。

 相田みつをのテーストもあります。「四つの徳を持て 自分自身と友人に対しては、いつも誠実であれ。敵に対しては勇気を持て。敗者に対しては、寛容さを持て。その他あらゆる場合については、常に礼儀を保て」

 はい、分かりました、とつい答えたくなります。これももちろん既成概念とたたかう思想家としての言葉なのですが、いまとなると人生訓ですね。

 極めつけにこういうのはいかがでしょう。「愛する人は成長する。誰かを愛するようになると、自分の欠点やいやな部分を相手に気づかれないようにとはからう。これは虚栄心からではない。愛する人を傷つけまいとしているのだ。そして、相手がいつかそれに気づいて嫌悪感を抱く前に、なんとか自分で欠点を直そうとする。こうして人は、よい人間へと、あたかも神にも似た完全性に近づきつつある人間へと成長していくことができるのだ」

 愛すると神に近づくとは…。すいません、いま腹を抱えて笑っておりますが、ニーチェ氏は大まじめです。あまたある自己啓発本よりも、この超訳本は、あなたの人生を明るくひらいてくれるかもしれません。あくまで「かもしれません」ですよ。

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紙の本

自分にぴたりと合う言葉のかけらを見つけよう

2012/08/19 20:36

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桔梗 - この投稿者のレビュー一覧を見る

楽にかまえて楽しく生きよう そう思ってるのだけど
頭ではわかっていても気持ちがついてこないってこともある
割りきれることにだって 人間 限界ってのがある

自分で選んで今ここにいるはずなのに
でも実は厄介だったりするのかなとか 
本当にここにいていいんだろうかとか 
私は一体どうしたいんだろうとか 考えてしまったり
いったい何にこんなに腹がたつのか 何がこんなに悲しいのか 
溢れる感情のコントロールさえきかなくなり

でもいくら考えたって答えなんか結局出せなくて 
それでも誰にも聞けず ひとりで泣く場所さえなかったりして

そんなときに本を開いてみると
それもひとつの答えかもしれないと思えることがあったりする

たかが本 されど本
たった一つの言葉に救われることだってある

立ち止まって考えて 見つけて進んで きっとそのくり返し

ほんの少し前に進むために 自分の探していた言葉のかけらが
この中に見つかるかもしれません

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電子書籍

超訳ニーチェの言葉

2013/06/14 12:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:へぼ釣り師 - この投稿者のレビュー一覧を見る

心落ち着く面白い本の中の一冊

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2012/01/31 16:46

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2010/01/17 13:03

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2010/02/02 23:16

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2010/03/05 23:22

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