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みんなのレビュー202件

みんなの評価3.8

評価内訳

202 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

勉強しようという気持ちにさせてくれる本

2010/03/30 00:57

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、ビジネス思考力をつけるために、
その基礎となる能力を7+1の力として定義して整理した
考え方や発想のしかたのテクニック集である。

7+1の力は、ベンジャミン・ブルームが提唱した思考の6段階
(1.知識、2.理解、3.応用、4.分析、5.統合、6.評価)に基づき整理されている。

この6つの段階は、静的なものではなく、動的なもので、
「ふだんから、いかに、知識→理解→応用→分析→統合→評価の
6つのプロセスを回し続けているかどうか」にかかっていると著者はいう。

知識、理解、応用は、学校で既習という判断のもと、
7+1の力は、分析、統合、評価にそれぞれ対応する形で構成されている。

分析:論理思考力、水平思考力

統合:視覚化力、数字力、言語力

評価:知的体力、偶然力

これらの7つの力をフレームワーク力が取り囲み支えている。

文字で書いたためにこの順番になったが、
各章の扉に図が付いていて、
実際は、知識から評価までピラミッド型に積み上がっており、
それぞれの思考段階から矢印が出て、
7+1の力につながっているという構造である。

下の知識が上を支えるような
順番に積み上げていくものなのだということが図で分かる。

著者がいうビジネス思考力には次の5つの要件がある。
1)ビジネスの場を中心として
2)かぎられた情報と限られた時間の中で
3)より適切な推論・判断を行い
4)より適切な行動を起こすことで
5)より高い付加価値を生み出す能力

これらはつなげると一文ではないかと思われるのだが、
1つ1つの要件について15ページに渡り細やかに説明がなされている。

基本的なフレームワークは21個が選択されている。

よく見聞きするものもあれば知らなかったものもあった。

たくさんのビジネス書を読んできた方にとっては、
様々な本で学んできた基本的な知識を
もう一度集約させるような役割の本になるのだろうか。

自身の得意なの能力を伸ばしたり、
苦手な能力を補強したりするために、
ここに書かれている種本からさらに深めてみたりできるだろう。

私自身は、自分の専門分野の知識については深めてきたつもりではあっても、
それはもしかすると狭いものであったのではないか、
職業人としての一般的な能力が足りないのではないのか、
という反省の下に本書を手にしたため、
新鮮な気持ちで読むことになった。

本書では、各項目ごとの種本もみんな明かされており、
またその力がなぜ必要なのかについてもわかりやすく説明されている。

何のためにその知識を学ぶのかという点をわかりやすく示してくれるので、
ただ意味も分からずに覚えたり学んだりしなければならないという気持ちにはならずに
前向きにやってみようという気持ちにさせてくれる。

私自身はというと、大量にビジネス書を読んでいる人が自然に話す用語の数々は、
ここから来ていたのかといまさらのように気づいている・・・というあり様。

でも、今からでも遅くはないよね・・・という気持ちにもさせてくれる。

本書はできたら、社会人になってすぐあたりに読んで、
これからたくさん勉強して自分の力を伸ばしていこうと
希望と共に読むのがふさわしい。

いまからもう一回勉強しよう!
というように気持ちを奮い立たせてはくれるのだが、
やはりできるだけ早くに出会っておくのがよかった本である。

『起きていることはすべて正しい』の書評にも経緯を書いたが、
食わず嫌いをしていたため、私が読むカツマ本は本書が2冊目である。

本書と『起きていることはすべて正しい』は、
半年の差で出版されていることもあり、内容的に重なる部分も多い。

本書では、7つ目の力となっている「偶然力」が、
『起きていることはすべて正しい』では、
「セレンディピティの力」として中心テーマとして
展開されているという関係だ。

『起きていることはすべて正しい』は、
著者のエピソードがより多くなっており、
社会企業家的一面なども見え、
より著者の人間的なところを知るという意味ではおもしろい。

だが、エピソードが増えるということは、
自慢話と思われる事例も増えてしまうということになり、
私自身としては、2冊読み比べた時点では、
個人的なエピソードが少なめで
理論を分かりやすく説明している本書の方が好みであった。

本書は、勉強しようという気持ちに大いにさせてくれる1冊である。

そして、本書の読了はゴールではなく、スタートであるべきである。

そういった意味でも新入社員向けの1冊だろう。

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紙の本

ベストセラーの方程式

2008/11/03 18:13

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 勝間和代さんの最近の活躍はめざましい。怒涛の勢いである。そのいずれの本も本屋さんの平台に山積みされている。
 なぜ、彼女の本が売れるのか、かつて専門取次店で有名だった鈴木書店の名物社員井狩春男氏の『ベストセラーの方程式』にそって考えていきたい。

 井狩氏は売れる本のキーワードとして5+2のキーワードをあげている。
 まず、「身近」。この場合の「身近」とは内容にかぎらず、本屋さんに並んでいることも含まれるという。勝間さんの出版ラッショはそれだけで「身近」にしてしまう効果をもっているということになる。
 次に「明るい」。勝間さんの個性によるところが大きいのだろうが、本書のようなビジネス本であっても、その基本の語り口は「明るい」のである。なんとなく希望がわくというか、自分でもできそうな気分になる「明るさ」をもっている。
 三つめが「短いorどこから」。本書でいえば327頁あるのだが、一つひとつの単元はそれほど長くはない。まして、それぞれがほとんど同じ枠組み(三つのテクニックと四つの実践方法)にまとめられているので読みやすい。実はこのことはすごく大切なことだと思う。思考を容易にする。本書で「フレームワーク力」と書かれているが、この本自体がそのようなフレームワークで作り上げられているのが、勝間さんのうまさだろう。
 四つめが「すべて」。どこまで詳細に書かれているかはあまり問題ではない。この本でいえば「より高い付加価値を生み出す能力」を生み出すための、全体像が敷衍される仕組みになっている。こういう本からまずビジネスの基本形として学生や社会人に学んでもらうのもひとつの方法かもしれない。
 五つ目は「ユニークor初めて」。本書にかぎっていえば、この項目はあてはまらないかもしれない。このように全体像を敷衍した本は初めてかもしれないし、よくあるじゃないという人もいるかもしれない。特にユニークということでもない。むしろオーソドックスともいえる。

 井狩氏はこの5つのキーワードをもっていれば「とりあえず売れる要素を持った本」といえるとしている。さらに2つ。

 ひとつめが「出版社の実力」。私には出版社の実力はよくわからないが本作りをみていると勝間さんの意向がよく反映されていると思う。そして、そのことはすごく大切なことだと思う。つまり、本とは単に書き手だけでなく、編集者、出版社、書店といったチームワーク力だろう。
 最後が「行列症候群」。井狩さんいわく「列に並ばないと遅れをとるような気になる」心理らしい。これこそ、勝間本が売れる大きな理由ではないだろうか。つまり、今勝間さんの本は<買い>なのだ。

 こうやってみていけば、勝間さんの本が売れるのもわかる。
 もちろん本とはそのように機械的に「売れる本」を作るものではないのかもしれないが、本という「商品」である限り、売れないことには話にならない。そのことは実はとても大事なことだ。だから、そのことから目をそむけてはいけない。まずは、売れないことを読者のせいにしないでもらいたい。

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2008/06/14 18:47

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