紙の本
「発見力」とは「ものが見える力」
2008/07/07 00:01
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの「発見力」とは「ものが見える力」のこと。問題解決能力よりも問題発見能力が必要とされるようになってきた。これは発想力、企画力、創造力と深い関係がある。発見能力があれば「顧客のニーズに応える前にニーズを発見できるようになる」。しかし発見能力の向上のためには問題解決の経験をたくさん積む必要がある、という。そもそも仕事というものは何らかの問題解決をすることだと思っているから、確かに経験を積むことで見えてくることは多いだろう。
経営コンサルタントである著者は「お客様本位か?」という視点、判断基準をもってものを見る習慣がついているそうだ。
本書はその「発見力」を養うための方法についてやさしく解説している。非常に読みやすく、あっという間に読める。ものが見えるようになるには、たくさん勉強し、知識や道具の引き出しを増やすことが必要である。必要なときにその引き出しをいくつ開けられるか、どのように組み合わせて使えるかが見え方を決める。引き出しを増やすには物事に対する関心を持たねばならない。関心があると必要な情報が目に飛び込んできて、自然につながっていく。
最後の章で「人の喜びや悲しみが分かる、見えるということが、人として非常に大事なこと」と言っているように、ビジネス偏重で自分のことで手一杯、他人には無関心、人情味のない行政など世知辛い昨今、日本に必要な力はこちらが「見える」能力のほうではないかと思える。問題をよく見つめ、どうしたら社会全体が幸せになれるかを個々が真剣に考えて手を打たないと、ますます希望が持てない国になっていく。
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最近、「課題設定力」や、「問題発見力」というテーマについて考えることが多かったので、書店で目に付きました。よって購入。
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?関心?疑問?仮説?検証の道筋で考える習慣を付けることで、モノの見方に対する基準を蓄積していくことが大切であると説いている。
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自分の視野を広げるために、意識すべきことをわかりやすく整理してくれている本。普段から意識している内容が多かったので、体系立てて頭を整理するいいきっかけになった。あまり新しい発見がなかったのは残念だけど。。そこは想定している読者が違ったのかもしれない。。本自体は、シンプルな構造でかつわかりやすいし、実践的だと思う。
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勉強になります。
素直であるということを理論的に説明されたような感じがある。
もちろんビジネスのためになり、なおかつすぐに読めるので、仕事の「方法」に悩んだときに、読むことがオススメ。
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これは定期的に読み直す価値のある1冊。
本書は「ビジネスマンのための『発見力』養成講座」と題して、いかに人が自分の思い込みで物事を「見ている」のか、またそのような偏見を捨てて物事の本質をつかむためにはどのようにすればいいのかを平易な具体例で示している。
一読して非常にはっとさせられる部分が多く、自分がいかに見えていないかを痛感させられた。
特に第4・5章は日頃から意識したい視点がかかれており、ここだけでも一読の価値あり。
1050円で新しい視点が手に入るなら安いもの。
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2007.11中旬購入(なんば)
2007.11下旬読破
自分がいかに絞ってものを見てしまっているかということに気づかされた。もっといろんなことに関心を持ち、仮説を立てれるようになりたい。と感じた。
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お勧めです。
セブンイレブンのロゴの最後の文字が、小文字であることを知っていますか?という問いかけから始まります。
そう、実は「7−ELEVEn」なんです。
では、ローソンのロゴマークを思い浮かべてください。どんな形でしたか。真ん中には何の絵がありますか。
最後に、自分の腕時計を見ずに、その形を描いてください。正確に思い出せましたか。
“人は意外と見ていない。見たいものだけチョイスしているのだ。”ということを表すために、豊富な事例を引用していて非常に理解しやすい。
興味深かったのは、コンサルタントは、企業情報を、何も特別なソースから得ているわけではない。大抵は新聞やテレビといった、誰でも手に入る情報を活用しているということ。
たとえば、毎週月曜日の日経新聞に掲載される経済指標統計。ここからなんとサブプライムローン問題を予測していた、という話には驚かされます。
うーむ、なるほどと、ひざをぽんぽんと打ちたくなることばかりでした。
お勧めです。
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仕事の場に限らず、既成概念に捕らわれて、簡単なことに気付かないことが多々ある。 頭の回転の速い人たちは思いもよらない切り口から意見や解決法を考えたりする。 それは「発見力」によるものだと思う。
本書では、言われてみれば当たり前なのだが忘れがちな事を纏めて書いてある。 ページ数も少ないのでとても読みやすい本だと思った。
要は、?関心を持って、?分解して、?ポイントを絞って、物を見る。 その上で?仮説を立てて考える、ということである。
巻末に「ものが見える10の小さなヒント」が纏められてあり、発見力の習慣づけには最適。
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新幹線の改札から出てくる切符、乗車券と特急券どちらが上?など普段見ているはずなのに気づいていないもの、そういった具体例を通じてモノを見る力=発見力とは何か、それをどう養成していくかを分かりやすく書いています。分析力を高めたいけど日常の活動でどう磨けばいいか悩んでいる人にお勧めです。
発見力のポイントは、事象に対してなぜを持ち、それに対して仮説を立て、検証するというオーソドックスなものでしたが具体的に何をするのかが記述されているところが他のこの手の本との大きな違いでしょう。
見えているようで見えてないものの例として時計、コンビニの看板などの事例を出していましたが、確かにと納得させられ、普段いかに関心をもって物事をみていないかを反省してしまいました。とにかく事例が面白い。この事例を通じて論じている視点を吸収するだけでも非常に有益な情報が多いと思います。
日経新聞を満遍なく読むことで関心を広げるという点は共感したので実行しようと思います。
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見えないものを見えるようにする、関心と発見のコツを教えてくれる。すぐ読めて、わかりやすくて良い。何度か読み返したい本。
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意外と見えていませんでした、確かに。同じ物を見ても感じる事のレベルは人それぞれ。そもそも気付かないってことも多い。日常生活では知らぬ存ぜぬで通せても、ビジネスではそうはいかない。ではいかにして発見力を高めていくか。この本にはその答えとなる実践方法が具体的に書いてあります。中でも仮説をたてるというのは、すぐにでも実践したい内容。具体例豊富で、抽象論に逃げてなく、実践向き。良い本でした。
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色んな本に書かれている内容ですが,改めて考えさせてくれる本です.仮説⇒検証の前に広い視野を持ちたいもんです.
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マーケティングや問題解決などに使える考え方が満載です。
本書中に書かれている『よい会社の見分け方』は「なるほど」と思いました。
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「思い込みがあるとものは見えない」
「仮説を立てて検証する」などなど、
周囲の世界を意識的に”見る”ことによって問題が発見できるようになるとのこと。
平易な内容で1時間ほどで読めました。